ESGハイライト

財務・ESGハイライト現在

ESGハイライト

当社は、事業活動を通じて、世界で活躍できる人材の育成や先端技術による新たな市場創出などの社会課題を解決し、ゲームメーカーならではの視点からステークホルダーとの健全な関係を構築すると同時に、社会的・経済的価値をもたらすことが、持続的な成長に繋がると考えています。上記に対応するため、ESGにおいて4つのマテリアリティ(重要課題)を選びました。

「持続可能な開発目標」(SDGs)の「すべての文化・文明は持続可能な開発に貢献する」という考えと、当社の企業理念にある「ゲームというエンターテインメントを通じて遊文化をクリエイトし、人々に感動を与える」という考えは近しい理念であると考えてい ます。

したがって、当社としては、成長戦略を推進し、これらのマテリアリティへ確実に対応していくことで、持続可能な社会づくりへ貢献していきます。

ESGの取り組みと課題一覧

取り組み 事業・経営への寄与 今後の課題
E:環境
  • LED照明への切り替えによるCO2削減
  • 環境に配慮した新ビル建設
  • 同業他社との物流ネットワーク共有による資源および排出ガスの削減
  • 説明書の電子化による紙資源の削減
  • コスト削減(電気使用量低下、物流費用の削減)
  • リノベーションによる既存建物の省エネ化
  • アミューズメント施設運営における更なる省エネ化
S:社会

従業員との関係

  • 外国人の積極採用
  • 女性管理職の増加
  • 安全衛生委員会の開催
  • 社員研修の実施
  • 裁量労働制の導入
  • 多様な価値観を基にしたゲーム作りにより、グローバルでの支持拡大
  • 優秀なクリエイターの確保
  • クリエイターの生産性の向上
  • 遵法精神の醸成
  • 女性管理職比率の増加
  • グローバルでの人材強化

お客様との関係

  • CEROレーティングの遵守
  • 業界団体によるガイドラインの制定
  • 安心して遊べる環境づくりによる顧客満足度の向上
  • ゲームによる社会的リスクを低減
  • メーカー、ユーザー、消費者団体、行政等への啓蒙

地域社会との関係

  • 子供達を対象にした「企業訪問」受け入れ/「出前授業」の実施
  • 自社コンテンツを活用した地方創生
  • ゲームセンター体験ツアーの実施など、シニア世代のコミュニティ形成を支援
  • 企業およびIPの知名度向上による収益機会の拡大
  • 自社コンテンツを活用した地域創生の更なる推進
G:コーポレート・ガバナンス
  • 株主との対話の増加
  • 監査等委員会設置会社への移行
  • 社外取締役比率の向上
  • 指名委員会(任意)の設置
  • 財務・非財務両面での適正な企業価値評価
  • 経営監視機能の強化による経営判断リスクの回避
  • 多様な意見を取締役会に反映することによる成長戦略の妥当性確保
  • 創業者が持つ経営ノウハウの継承
  • 開発責任者による市場との対話の機会増加
  • 監査等委員会設置会社制度の有効な運用
  • 取締役会の実効性評価と活用
  • 中長期の持続的成長に向けた、開発者の報酬設定

重要課題(1) 人材の確保・育成 [KPI]コンテンツ開発者数(名)・内作比率(%)

当社では、「世界一面白いゲームを作る」という理念のもと優秀な開発者の確保・育成に努めており、この10年間で開発者数は約3倍の規模に伸長しています。新卒を3年で一人前にする育成の仕組みや、若手・中堅の重要タイトルへの抜擢、作りたいものを作らせる環境の確保など、社員の開発スキルやモチベーションの向上を図っています。

重要課題(2) ダイバーシティの推進 [KPI]女性社員比率・外国人従業員比率(%)

世界トップクラスのゲームを開発するには、多種多様な思考を持った人材を揃えることが重要な要素の一つです。そのため、当社ではダイバーシティの推進、とりわけ女性の活躍する環境整備や外国人の積極採用に取り組んでおり、これまで当社になかった新規IPの創出や異色のコラボレーションの成功に繋がっています。

重要課題(3) 社会との健全な関係構築 [KPI] 出前授業(教育支援)実施回数(回)

当社ではゲームに対する社会的理解を促したいとの考えから、小中学校を中心に「ゲーム会社の仕事」についての紹介や、その「仕事の多様さ、面白さ、難しさ、そして大切さ」を伝える「キャリア教育」に加え、「ゲームとの上手な付き合い方」を提案する出前授業や、生徒による会社訪問の受け入れを積極的に展開しています。

重要課題(4) コーポレート・ガバナンスの充実 [KPI]社外取締役比率(%)

一般的にオーナー企業は、迅速な意思決定や柔軟性に優れる一方、次代への継承が懸念点として挙げられます。そこで当社では、「経営の透明化・見える化」を目指し、諸種のガバナンス改革を実施してきました。社外取締役を積極的に登用しており、現在、全取締役に占める社外比率は45.5%となっています。

持続可能な開発目標(SDGs)に対する当社の取り組み

SDGsとは、2015年9月にニューヨーク国連本部において、「国連持続可能な開発サミット」が開催され、150を超える国連加盟国によって採択された、貧困を撲滅し、持続可能な世界を実現するため、世界で優先的に解決すべき17の目標です。

SUSTAINABLE DVELOPMENT GOALS 世界を変えるための17の目標

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