カプコンの歴史

価値創造の歴史過去

日本の「カプコン」から世界の「CAPCOM」へ

創成期

1983年、大阪市に株式会社カプコンを創業。同年、「ファミリーコンピュータ」が登場したが、業務用レベルの高品質なコンテンツ開発が困難だったため、カプコンは独自のハイスペック基板「CPシステム」を用い業務用ゲームの開発・販売を中心に事業を展開。

1979 電子応用ゲーム機器の開発および販売を目的として、大阪府松原市にアイ・アール・エム株式会社(資本金1,000万円)を設立。
1983 大阪市平野区に(旧)株式会社カプコン(資本金1,000万円)を設立。
1983 東京都新宿区に東京支店設置。
1985 米国における当社製品の販売を目的として、カリフォルニア州にカプコンU.S.A., INC.を設立。
1989 (旧)株式会社カプコンを吸収合併。商号を株式会社カプコンに変更し、本店を大阪市東区に移転。
1989 英国ロンドンに英国駐在員事務所設置。

作品の歴史

1983

開発第1号機(メダル)『リトルリーグ』を発売。

1984

業務用ビデオゲーム第1弾『バルガス』を発売。

1985

家庭用テレビゲーム第1弾、「ファミリーコンピュータ」向けソフト『1942』を発売。

1987

「ファミリーコンピュータ」向けソフト『ロックマン』を発売。

大ヒットによる事業拡大

90年代に「スーパーファミコン」が登場すると、カプコンも家庭用ソフト開発に本格参入。業務用ゲーム開発のノウハウを活かし多数のヒット作を生み出した。94年には『ストリートファイター』のハリウッド映画化やアニメ映画化など、ワンコンテンツ・マルチユース戦略が本格化。

1990 株式を社団法人日本証券業協会へ店頭銘柄として登録。
1993 東南アジアの販売拠点として、カプコンアジア CO., LTD.を香港に設立。
1993 株式を大阪証券取引所市場第二部に上場。
1993 対戦格闘ゲームを使用したeスポーツの先駆けともいえる「ストリートファイターII ターボチャンピオンシップ’93 IN 国技館」を両国国技館で開催。
1994 本社ビル竣工。本店を大阪市中央区内平野町に移転。
1995 研究開発ビル竣工。
1999 大阪証券取引所市場第一部に指定替え。
1999 執行役員制度を導入。

作品の歴史

1992

「スーパーファミコン」用ソフト『ストリートファイターII』を発売。

1993

「スーパーファミコン」用ソフト『ブレス オブ ファイア』を発売。

1996

「プレイステーション」用ソフト『バイオハザード』を発売。
記録的なロングセラーでサバイバルホラージャンルを確立。

グローバル化

2000年に株式を東京証券取引所市場第一部に上場。2000年代には海外で人気を博すコンテンツが次々と誕生。ハリウッド映画『バイオハザード』が全世界で1億200万米ドルの興行収入を達成し、現在まで6作続くヒットシリーズになるなど、カプコンブランドが海外へ浸透した。

2000 株式を東京証券取引所市場第一部に上場。
2001 社外取締役2名をはじめて招聘。
2002 英国ロンドンにCE・ヨーロッパLTD.を設立。
2002 社外取締役を1名増員し、3名就任。
2002 報酬委員会を設置。
2003 ドイツにCEG・インタラクティブ・エンタテイメントGmbHを設立。
2003 コンプライアンス委員会を設置。
2005 ゲームメーカーの社会的責任(CSR)として、小中学生を対象とした教育支援活動を開始。
2007 韓国にカプコン・エンタテイメント・コリアCO., LTD. を設立。
2008 株式会社エンターライズを子会社化。
2008 株式会社ケーツーを完全子会社化。
2008 フランスにカプコン・エンタテイメント・フランスSASを設立。

作品の歴史

2001

『鬼武者』を発表。
「プレイステーション 2」用ソフトとして、初の国内100万本販売を達成。

「プレイステーション 2」用ソフト『デビル メイ クライ』を発売。

2005

「プレイステーション 2」用ソフト『戦国BASARA』を発売。

2006

「Xbox 360」用ソフト『デッドライジング』を発売。新型ゲーム機での新作としては異例のミリオンセールスに。

多メディア化

スマートフォンやタブレットを用いたゲームアプリ市場が急成長。カプコンも自社コンテンツを活用したタイトルを市場へ投入。一方、ゲーム専用機向けには、技術進化に即応し、VR(バーチャルリアリティ)を用いたゲームを開発。

2010 カナダにカプコン・ゲーム・スタジオ・バンクーバー , INC.を設立。
2011 業務監査委員会を設置。
2012 台湾にカプコン台湾CO., LTD.を設立。
2015 カプコンのキャラクター活用を通して地域活性化等を図る目的で、甲府市と「地域活性化に関する包括協定」を締結。
2016 大阪市に新たに研究開発第2ビル竣工。
2016 監査等委員会設置会社へ移行、社外取締役比率50%。
2016 指名委員会の設置。
2018 eスポーツ統括本部を新設。拡大するeスポーツ市場への本格展開を開始。

作品の歴史

2012

家庭用ゲームソフト『ドラゴンズドグマ』を発売。新作ブランドとしては近年では異例の100万本を突破。

2017

『バイオハザード7 レジデント イービル』を発売。VRへの完全対応が話題に。

2018

『モンスターハンター:ワールド』をグローバル向けに発売。
発売から約1カ月で、カプコン史上最高となる750万本を販売。

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