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CFOが語る財務戦略

安定した財務基盤を構築し効率的な開発投資を行います。

就任にあたって

このたび、2016年6月開催の取締役会の総意を得て、最高財務責任者(CFO)に就任しました。

私はこれまで、財務・経理部門の統括として筋肉質な財務基盤を形成するとともに、成長のための投資資金の確保を実現するため、「ネットキャッシュの改善」と「資本効率性の向上」の2つに取り組んできました。現在、当社は中長期的な企業価値の向上を目指す成長戦略を遂行しており、中核となるデジタルコンテンツ事業において開発環境の拡充とタイトルラインナップの整備を推し進めるため、開発投資を増強しています。投下資本の選択と集中を更に精査するとともに、原価・販管費などのコストを徹底的に見直すことで収益体質を改善し、成長戦略の完遂を資金面から支えていきます。

取締役専務執行役員
最高財務責任者(CFO)

野村 謙吉

資本効率の向上

当社は、資本効率性の指標としてROE(株主資本利益率)の目標値を以下の通り掲げています。

実績(2013年3月期~2015年3月期平均) 6.7%
目標(2015年3月期~2017年3月期平均) 8~10%

現在の進捗は2期平均で10.2%と順調に推移しています。目標達成のために最優先すべき項目は、(1)当期純利益率の向上です。成長戦略に基づき各事業でタイトルラインナップを拡充することで、更なる向上を目指します。また、(2)総資産回転率、(3)財務レバレッジの向上についても今後の検討課題と認識しており、この取り組みの一環として、資金調達はコミットメントラインを中心としたデットファイナンスを主軸に据えています

ROEの3要素 2013/3 2014/3 2015/3 2016/3
当期純利益率(%) 3.2 3.4 10.3 10.1
総資産回転率(%) 90.1 105.8 63.8 68.1
財務レバレッジ(倍) 1.66 1.51 1.41 1.50

ネットキャッシュの確保とリスクマネジメント

当社は、ネットキャッシュを効率的に創出するため、キャッシュを生み出すプロセス管理を重視した2つの管理手法を採用しています。

1つ目は、「投資回収管理の徹底」として、タイトル別投資回収状況(ROI)をデータベースで管理し、各プロジェクトの投資収益性を把握・分析しています。

2つ目は、「運転資本効率の徹底」として、回転日数や回転率など更なる可視化の仕組みの構築に取り組んでいます。なお、当期のネットキャッシュは158億円と、2期連続減少しました。これは、ラインナップ拡充に伴う開発投資の増加によるものであり、次期からは回収期に入りプラスに転じると見込んでいます。

ネットキャッシュの推移(億円)

図表:ネットキャッシュの推移

資金調達

コンシューマゲームソフトの開発費用は、高性能かつ多機能な現行機の登場に伴い増加傾向にあります。また、主力タイトルの開発期間は2年以上を要することに加え、追加DLCも開発するため、投資を回収するまでの期間が長期化しています。更に、オンラインゲームにおいても発売後の定期的なバージョンアップおよびネットワークインフラの維持に継続的な投資が発生するため、ある程度の現預金を保有しておく必要があります。

このような資金調達面での課題を解決するため、当社は投資計画とリスク対応の留保分を考慮して保有しておくべき現預金水準を設定し、これを手元現金284億29百万円とコミットメントライン未実行残高267億円(契約総額267億円)で補完し、適正レンジで維持しています。

手元流動性 (百万円)

図表:手元流動性

投資戦略

当社は中長期的に安定した成長を遂げるため、オリジナルコンテンツを生み出す源泉となるデジタルコンテンツ事業への十分な投資額を確保することが必要不可欠と認識しています。具体的には、次世代に向けたハードの基礎研究やVRなど新たな技術への対応に加え、開発者の増員や開発環境の整備への投資が必要です。したがって、2017年3月期は当社の経営資源(開発投資額および設備投資額を合わせた金額345億円)の約80%に相当する○億円(前期比○%増)をこれらに投資していきます。

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