財務・非財務ハイライト

非財務ハイライト

知的資本

累計ミリオンタイトル数(作品)79作品 8作品UP

累計ミリオンタイトル数グラフ

当社の誇る世界有数の開発力は、コンテンツ(知的財産)の数に現れています。これまで販売本数100万本を超えるタイトルは累計79作品にのぼり、全世界で人気のコンテンツを多数保有しています。自社で創り出したこれらの知的資本を、PCオンラインやモバイル、パチスロ機、映画、玩具など幅広く各方面に展開するワンコンテンツ・マルチユース戦略を推進し、ブランド価値と収益性の向上を図っています。

TOPICS

「バイオハザード」シリーズのファン層拡大

「バイオハザード」シリーズは、絶望的な状況から、武器やアイテムを駆使し生還を図る、当社を代表する人気コンテンツです。最新作『バイオハザード7 レジデント イービル』は、従来の三人称視点から一人称視点へ変更したほか、「RE ENGINE」を用いた実写映画に匹敵する映像表現により、全世界で350万本を販売しました。近年では過去作の高解像度化や現行機への移植など、幅広い年代へ訴求することで、シリーズファンの拡大を図っています。

 

ハード別ソフト出荷本数(千本)Sony向け:4,850千本 1,050千本UP/ Nintendo向け:3,200千本 1,000千本DOWN/ Microsoft向け:2,100千本/ 1,450千本UP

ード別ソフト出荷本数グラフ

当社は、デジタルコンテンツ事業において複数のゲームプラットフォーム(ハード)にコンテンツを供給する「マルチプラットフォーム戦略」を基本戦略として、各ハードで安定的にソフトを販売しています。2005年3月期以降はハードの多様化が進み、各ハードの普及の速度や地域も多様化しました。そこで当社は、ハードの特性や普及台数を踏まえてタイトルを供給することで、販売機会を最大化しています。

TOPICS

高品質かつ高効率な開発ツール「RE ENGINE」

当社はこれまで、「MT Framework」などの自社エンジンを活用してきましたが、現行のハード向けにリアルな世界観を実現するために『バイオハザード7 レジデント イービル』から、新たに「RE ENGINE」の運用を開始しました。これにより、オブジェクトの質感から空気中にただよう埃など、実写映画に匹敵するほどの表現を可能にしただけでなく、プログラム変更の検証時間を10分の1にするなど、より高品質かつ高効率なゲーム開発を可能にしました。

 

人的資本

コンテンツ開発者数(名)1,994名 58名DOWN

コンテンツ開発者数グラフ

コンテンツの創出に携わる開発者は、競争力の源泉であり、連結従業員の70%を占めています。「世界一面白いゲームを作る」という理念のもと優秀な開発者の確保・育成に努めており、この10年間で約3倍の規模になりました。とりわけ、2012年3月期以降は開発強化と開発効率化のため内作重視の体制に切り替えたことで、毎年100名以上の新卒社員を採用しています。2017年3月期は、海外開発組織の再編等により若干減少しました。

TOPICS

女性が働きやすい職場から誕生したゲーム

当社では、女性の就業環境改善に取り組み、産前産後休暇・育児休暇や時短勤務制度の導入や取得を促進した結果、女性が社員の約20%を占めています。このような環境において、2017年3月期は女性スタッフを中心に開発した女性向け恋愛ゲーム『囚われのパルマ』を配信しました。同作には随所に女性ならではの発想が盛り込まれ、有料アプリランキングで1位を獲得するなど、当社の新規IPとして多くのユーザーから支持されています。

 

製造資本

アミューズメント施設事業店舗数(店舗)36店舗 2店舗UP

アミューズメント施設事業店舗数グラフ

国内でアミューズメント施設「プラサカプコン」等を運営しています。主に大型複合商業施設に出店し、スクラップ&ビルドの徹底による効率的な店舗運営を実践しています。市場の停滞により、2009年3月期以降は新規出店数を抑制し、既存店の収益改善に集中していましたが、近年は集客力の高い立地への新規出店を進め、新たな収益源の確保を図っています

TOPICS

これまでにないアトラクション展開で新たな客層を開拓

VR元年と呼ばれた2017年3月期は、プラサカプコン吉祥寺店にて「特撮体感VR 大怪獣カプドン」をはじめ、VRを用いた新たなアトラクションを展開しました。また、2017年3月には、18年ぶりに北海道で、カラオケ併設の新店舗「ゲームランド 新さっぽろ店」を出店するなど、新たな収益機会の創出と集客拡大を図りました。

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