- 2013年7月31日
- 報道関係者各位
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会社名 株式会社カプコン
代表者名 代表取締役社長 辻本 春弘
( コード番号 : 9697 東証 第1部 )
連絡先 広報IR室
( 電話番号: 06-6920-3623 )
2014年3月期第1四半期の連結業績は、前年同期に比べ
売上高6.2%減、営業利益72.9%減と減収減益
~ 大型商材に欠くものの、概ね計画通りの堅調な滑り出し ~
株式会社カプコンの2014年3月期第1四半期連結業績(2013年4月1日~2013年6月30日)は、売上高174億57百万円(前年同期比6.2%減)、営業利益7億23百万円(前年同期比72.9%減)、経常利益11億51百万円(前年同期比47.9%減)、四半期純利益は8億28百万円(前年同期比37.3%減)となりました。
当第1四半期は、主力となるデジタルコンテンツ事業において、『バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション』が概ね計画通りに推移したほか、『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』も底堅い売れ行きを示しました。他方、オンラインゲームの『モンスターハンター フロンティアG』が健闘したことに加え、台湾にて配信を開始した『鬼武者Soul』が順調な滑り出しを示しました。
また、アミューズメント機器事業では、前期発売したパチスロ機『バイオハザード5』のリピート販売が好調に推移し、業績を下支えしました。
しかしながら、デジタルコンテンツ事業におけるパッケージソフトの販売単価の低下、およびモバイルコンテンツでの有力タイトルの不在などにより、売上高および全ての利益項目において、前年同期比で減少しました。
なお、2014年3月期の業績予想につきましては、2013年5月8日決算発表時の業績予想を変更しておりません。
1.2014年3月期第1四半期 連結業績
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 四半期純利益 | |
百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | |
2014年3月期第1四半期 | 17,457 | 723 | 1,151 | 828 |
2013年3月期第1四半期 | 18,620 | 2,669 | 2,209 | 1,320 |
2.2014年3月期 連結業績予想
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期純利益 | 1株当たり 当期純利益 |
|
百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 円 銭 | |
2014年3月期 | 97,000 | 12,000 | 11,700 | 6,800 | 120 61 |
3.2014年3月期第1四半期 各事業セグメントの概況
(1) デジタルコンテンツ事業
前第1四半期 | 当第1四半期 | 増減率 | |
売上高 | 13,740 | 12,454 | 9.4% |
営業利益 | 2,401 | 423 | 82.4% |
営業利益率 | 17.5% | 3.4% |
- 1) 当事業におきましては、『バイオハザード リベレーションズ アンベールド エディション』(プレイステーション 3、Xbox 360、Wii U、パソコン用)がおおむね計画どおり推移したほか、『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』(プレイステーション 3、Xbox 360用)も底堅い売行きを示しましたが、販売拡大のけん引役を果すまでには至りませんでした。
- 2) 他方、オンラインゲームの『モンスターハンター フロンティアG』(パソコン、Xbox 360用)が健闘したことに加え、事業領域の拡大を図るため、台湾においてブラウザゲーム『鬼武者Soul』の配信を開始したところ、人気ランキング1位となるなど光彩を放ち、順調な滑り出しを示しました。
- 3) また、ビーラインブランドの旗艦タイトルである『スマーフ・ビレッジ』が息の長い人気により安定した収入を得ることができました。
- 4) しかしながら、モバイルコンテンツは有力タイトルの不在もあって精彩を欠き、軟調に終始いたしました。
- 5) この結果、売上高は124億54百万円(前年同期比9.4%減)、営業利益4億23百万円(前年同期比82.4%減)となりました。
(2) アミューズメント施設事業
前第1四半期 | 当第1四半期 | 増減率 | |
売上高 | 2,575 | 2,484 | 3.5% |
営業利益 | 386 | 366 | 5.1% |
営業利益率 | 15.0% | 14.7% |
- 1) 当事業におきましては、市場が停滞気味のもと、「地域一番店」を旗印に各種イベントの開催等、趣向を凝らした地域密着型の集客展開によりコアユーザーの獲得、リピーターの確保やファミリー層の取り込みなど、広範な客層の囲い込みや需要の掘り起こしに努めてまいりました。
- 2) しかしながら、けん引機種の不足や競合娯楽との競争激化に加え、天候不順も重なって客足が伸び悩みました。
- 3) 当期は、静岡市に「マークイズ静岡店」を出店しましたので、当該期末の施設数は35店舗となっております。
- 4) この結果、売上高は24億84百万円(前年同期比3.5%減)、営業利益3億66百万円(前年同期比5.1%減)となりました。
(3) アミューズメント機器事業
前第1四半期 | 当第1四半期 | 増減率 | |
売上高 | 1,711 | 2,042 | 19.4% |
営業利益 | 691 | 659 | 4.7% |
営業利益率 | 40.4% | 32.3% |
- 1) パチスロ機部門は、新商品の投入はありませんでしたので、リピート販売や受託ビジネス中心の事業展開となりました。
- 2) また、業務用機器部門につきましては、新型メダルゲーム機『マリオパーティふしぎのコロコロキャッチャー2』が堅調に推移いたしました。
- 3) この結果、売上高は20億42百万円(前年同期比19.4%増)、営業利益6億59百万円(前年同期比4.7%減)となりました。
(4) その他事業
前第1四半期 | 当第1四半期 | 増減率 | |
売上高 | 593 | 476 | 19.7% |
営業利益 | 230 | 224 | 2.6% |
営業利益率 | 38.8% | 47.1% |
その他事業につきましては、主なものはゲームガイドブック等の出版やキャラクターグッズなどの物品販売で、売上高は4億76百万円(前年同期比19.7%減)、営業利益2億24百万円(前年同期比2.6%減)となりました。