- 2022年7月26日
- 報道関係者各位
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会社名 株式会社カプコン
代表者名 代表取締役社長 辻本 春弘
( コード番号:9697 東証プライム )
連絡先 広報IR室
電話番号: (06)-6920-3623
2023年3月期第1四半期決算の連結業績は、
通期での10期連続の営業増益に向け順調に進捗
~ 前年同期比では前期大型新作の反動減により減収減益ながら、デジタル・旧作の販売本数は伸長 ~
株式会社カプコンの2023年3月期第1四半期連結業績(2022年4月1日~2022年6月30日)は、売上高は252億32百万円(前年同期比47.9%減)、営業利益は120億61百万円(前年同期比48.9%減)、経常利益は128億3百万円(前年同期比46.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は90億7百万円(前年同期比48.1%減)となりました。
当第1四半期は、中核であるデジタルコンテンツ事業において、主力シリーズの大型新作である『モンスターハンターライズ:サンブレイク』の投入に加え、『モンスターハンターライズ』などシリーズ作を中心としたリピートタイトルの販売など、デジタル販売を積極的に推進したことにより、家庭用ゲームソフトの販売本数は1,170万本と、堅調に推移しました。前年同期比では前期大型新作の反動減により減収減益となったものの、通期計画に対しては順調な進捗であり、下期に予定する大型新作の投入およびデジタル販売の推進に注力していきます。
なお、2023年3月期の業績予想につきましては、2022年5月11日決算発表時の業績予想を変更しておりません。
1. 2023年3月期第1四半期 連結業績
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に 帰属する 四半期純利益 |
1株当たり 四半期純利益 |
|
百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 円 銭 | |
2023年3月期第1四半期 | 25,232 | 12,061 | 12,803 | 9,007 | 42 19 |
2022年3月期第1四半期 | 48,423 | 23,604 | 23,899 | 17,340 | 81 22 |
2. 2023年3月期 連結業績予想
売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 親会社株主に帰属する当期純利益 | 1株当たり 当期純利益 |
|
百万円 | 百万円 | 百万円 | 百万円 | 円 銭 | |
2023年3月期 | 120,000 | 48,000 | 48,000 | 34,500 | 165 21 |
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無: 無
3. 2023年3月期第1四半期 各事業セグメントの概況
(1) デジタルコンテンツ事業
前第1四半期 | 当第1四半期 | 増減率 | |
売上高 | 43,918 | 19,860 | △54.8% |
営業利益 | 24,455 | 12,541 | △48.7% |
営業利益率 | 55.7% | 63.1% | – |
- 1) 当事業におきましては、『モンスターハンターライズ』の超大型有料拡張コンテンツ『モンスターハンターライズ:サンブレイク』(Nintendo Switch、パソコン用)を6月末に発売し、より軽快に進化したアクションや個性あふれるモンスターとフィールドの登場等により、グローバルでの高い評価と安定した人気を集めました。その結果、販売本数200万本を達成するなど好調な滑り出しを見せ、業績に大きく貢献しました。加えて、2021年3月に発売した『モンスターハンターライズ』も、継続的な無料アップデートやパソコン版の発売、『モンスターハンターライズ:サンブレイク』とのセット版の投入といった種々の施策により、全世界での累計販売本数が1,000万本を突破しました。
- 2) また、6月に世界同時配信のデジタルイベント「カプコンショーケース」を開催し、今期の主力タイトルや今後の新規タイトル等の最新情報を紹介するなど、IPの認知拡大と新たなファン層の獲得を図るとともに、セール販売との相乗効果により、シリーズの過去タイトル等を中心としたリピートタイトルの販売拡大が収益を押し上げました。
- 3) この結果、前年同期のデジタルコンテンツ事業における複数の大型タイトル販売により、反動減となりましたものの、売上高は198億60百万円(前年同期比54.8%減)、営業利益は125億41百万円(前年同期比48.7%減)となりました。
(2) アミューズメント施設事業
前第1四半期 | 当第1四半期 | 増減率 | |
売上高 | 2,389 | 3,286 | 37.5% |
営業利益 | △63 | 186 | – |
営業利益率 | – | 5.7% | – |
- 1) 当事業におきましては、今年3月のまん延防止等重点措置の全面解除による来店客数の回復に加え、既存店の効率的な店舗運営や新業態での出店効果などにより収益拡大を図り、前年同期比で増収増益となりました。
- 2) 当第1四半期において、4月に「クレイジーバネット イオンモール常滑店」(愛知県)をオープンしましたので、施設数は43店舗となっております。
- 3) この結果、売上高は32億86百万円(前年同期比37.5%増)、営業利益は1億86百万円(前年同期は営業損失63百万円)となりました。
(3) アミューズメント機器事業
前第1四半期 | 当第1四半期 | 増減率 | |
売上高 | 1,282 | 649 | △49.3% |
営業利益 | 243 | 270 | 11.1% |
営業利益率 | 19.0% | 41.6% | – |
- 1) 当事業におきましては、厳しい市場環境の中、新機種『月華 雅』を4月に発売し、順調に推移しました。また、2021年2月に投入した『バイオハザード7 レジデント イービル』は市場での長期稼働を受け、リピート販売を行いました。
- 2) この結果、売上高は6億49百万円(前年同期比49.3%減)、営業利益は2億70百万円(前年同期比11.1%増)となりました。
(4) その他事業
前第1四半期 | 当第1四半期 | 増減率 | |
売上高 | 832 | 1,435 | 72.5% |
営業利益 | 482 | 818 | 69.7% |
営業利益率 | 57.9% | 57.0% | – |
- 1) その他事業につきましては、当社タイトルのブランド価値向上に向け、引き続き、主力IPを活用した映像化の推進やキャラクターグッズ展開などに注力しました。
- 2) 一方、eスポーツにおいては、グローバル規模でのユーザー層の裾野拡大に向けた施策を推し進め、世界19地域124ヵ国にて開催するオンライン大会「CAPCOM Pro Tour 2022」を5月から実施するなど、熱戦が繰り広げられました。
- 3) この結果、売上高は14億35百万円(前年同期比72.5%増)、営業利益は8億18百万円(前年同期比69.7%増)となりました。
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