• 2021年7月29日
  • 報道関係者各位
  • 会社名 株式会社カプコン
     代表者名 代表取締役社長 辻本 春弘
    ( コード番号 : 9697 東証第1部 )
    連絡先 広報IR室
    電話番号: (06)-6920-3623

2022年3月期第1四半期決算の連結業績は、前年同期比で売上高104.1%増、営業利益120.4%増と増収増益
~ 大型新作投入およびデジタル販売の貢献により、売上高および全ての利益項目で過去最高を達成 ~

株式会社カプコンの2022年3月期第1四半期連結業績(2021年4月1日~2021年6月30日)は、売上高は484億23百万円(前年同期比104.1%増)、営業利益は236億4百万円(前年同期比120.4%増)、経常利益は238億99百万円(前年同期比125.0%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は173億40百万円(前年同期比121.9%増)となりました。

当第1四半期は、中核であるデジタルコンテンツ事業が、主力シリーズの大型新作である『バイオハザード ヴィレッジ』の投入に加え、前期末に発売の『モンスターハンターライズ』や過去のシリーズ作などを中心としたリピートタイトルの販売など、積極的に推進しているデジタル販売が好調に推移したことにより、業績向上のけん引役を果たしました。また、家庭用ゲームソフトの販売本数は1,330万本(前年同期比44.6%増)となりました。この結果、第1四半期決算として、売上高および全ての利益項目で過去最高を達成しました。

なお、2022年3月期の業績予想につきましては、2021年5月10日決算発表時の業績予想を変更しておりません。

1. 2022年3月期 第1四半期 連結業績

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  売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に
帰属する
四半期純利益
1株当たり
四半期純利益
  百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
2022年3月期
第1四半期
48,423 23,604 23,899 17,340 81 22
2021年3月期
第1四半期
23,722 10,711 10,619 7,815  36 60

(注)2021年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。したがいまして、前連結会計年度の期首に当該株式分割が行われたと仮定して、「1株当たり四半期純利益」を算定しております。

2. 2022年3月期 連結業績予想

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  売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益 1株当たり
当期純利益
  百万円 百万円 百万円 百万円 円  銭
2022年3月期 100,000 42,000 42,000 30,000 140 52

(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無: 無

3. 2022年3月期 第1四半期 各事業セグメントの概況

(1) デジタルコンテンツ事業
( 百万円 )
  前第1四半期 当第1四半期 増減率
売上高 21,476 43,918 104.5%
営業利益 11,804 24,455 107.2%
営業利益率 55.0% 55.7%
  • 1) 当事業におきましては、「バイオハザード」シリーズの最新作『バイオハザード ヴィレッジ』(プレイステーション 5、プレイステーション 4、Xbox Series X|S、Xbox One、パソコン用)を5月に発売し、美しいグラフィックと恐怖の相乗効果が生む没入感が評価され、安定した人気により全世界で450万本を出荷するなど順調に推移しました。加えて、前期末に新作としてNintendo Switch向けに発売した『モンスターハンターライズ』も、引き続き根強い人気により販売本数を伸ばしました。
  • 2) また、6月にオンラインイベントとして開催された「E3 2021」において、今期の主力タイトルやeスポーツへの取組みなどを紹介し、IPの認知拡大と新たなファン層の獲得を図りました。さらに、上記タイトルの投入なども誘因となり、過去のシリーズ作などを中心としたリピートタイトルの販売が好調に推移しました。これにより、採算性の高いデジタル販売本数が大幅に増加し、総販売本数は1,330万本と前年同期920万本を大きく上回り、収益向上のけん引役を果たしました。
  • 3) モバイルコンテンツにおいては、当社主力IPを用いたライセンス収益が利益に貢献しました。
  • 4) この結果、売上高は439億18百万円(前年同期比104.5%増)、営業利益は244億55百万円(前年同期比107.2%増)となりました。
(2) アミューズメント施設事業
( 百万円 )
  前第1四半期 当第1四半期 増減率
売上高 1,184 2,389 101.7%
営業利益 マイナス554 マイナス63
営業利益率
  • 1) 当事業におきましては、国内での3度目の緊急事態宣言に伴い、一部店舗において休業および時短営業を余儀なくされたものの、集客が回復したことにより、前年同期比で増収となりました。また、最新のキャラクターグッズなどのカプセルトイを含めた新しい集客展開を図りました。
  • 2) 当第1四半期において、6月に「プラサカプコン ミッテン府中店」(東京都)をオープンするとともに、5月に1店舗を閉鎖しましたので、施設数は前期末と同じく41店舗となっております。
  • 3) この結果、売上高は23億89百万円(前年同期比101.7%増)、営業損失は63百万円(前年同期は営業損失5億54百万円)となりました。
(3) アミューズメント機器事業
( 百万円 )
  前第1四半期 当第1四半期 増減率
売上高 181 1,282 606.1%
営業利益 71 243 242.2%
営業利益率 39.2%  19.0%
  • 1) 当事業におきましては、今後、新規則の適用による新台入替の需要の喚起が期待される環境の中、新機種『百花繚乱 サムライガールズ』を発売するとともに、前期に投入した『バイオハザード7 レジデント イービル』のリピート販売が収益を下支えしました。
  • 2) この結果、売上高は12億82百万円(前年同期比606.1%増)、営業利益は2億43百万円(前年同期比242.2%増)となりました。
(4) その他事業
( 百万円 )
  前第1四半期 当第1四半期 増減率
売上高 879 832 マイナス5.4%
営業利益 511 482 マイナス5.6%
営業利益率 58.1% 57.9%
  • 1) その他事業につきましては、当社タイトルのブランド価値向上に向け、グローバルでの主力IPを活用したキャラクターグッズなどの販売拡大に注力しました。
  • 2) また、eスポーツにおいては、「CAPCOM Pro Tour Online 2021」について4月の日本大会を皮切りに、世界19地域を対象にオンラインで実施するほか、「インテル・ワールド・オープン」において『ストリートファイターⅤ』の予選大会が6月より開始、決勝大会は7月に開催されるなど、グローバル規模でのユーザー層の裾野拡大に向けた施策を推し進めました。
  • 3) この結果、売上高は8億32百万円(前年同期比5.4%減)、営業利益は4億82百万円(前年同期比5.6%減)となりました。