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COOからのメッセージ

デジタル戦略のさらなる強化とワンコンテンツ・マルチユース戦略への注力によりゲームを超えたデジタルコンテンツ企業を目指します 代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘

新型コロナウイルス感染症は、ワクチン接種の前進を背景として改善の兆しが生まれつつあるものの、未だ予断を許さない状況です。2020年来、世界経済および当業界にも大きな影響を与えており、当社の事業執行においても、まず第一には従業員とその家族、そしてステークホルダーの皆様の健康と安全を優先しているところです。そして同時に、成長戦略の実現に向けても、市場環境の変化を踏まえた様々な創意工夫に取り組んでいます。

まず、当社がこの10年来成長戦略の柱として推し進めてきたコンシューマ分野におけるデジタル戦略では、新作でのデジタル販売の普及が進捗するとともに、旧作販売全般において、新作発売との連動やシーズン特性などの検証に基づいた価格施策を積極的に実施した結果、販売本数の増加のみならず、将来に向けたデータと経験の蓄積が進展しています。2021年に発売した新作大型タイトルについても、各国・各地域のユーザーニーズを綿密に分析し、作品への期待感を多くの方に持っていただけたことで、発売後の高評価ならびに販売の順調な立ち上がりにつながっています。今後、長期販売に向け、追加ダウンロードコンテンツなどを活用した施策を継続的に講じていきます。

自社保有コンテンツを映像やグッズなどさまざまな分野に展開し、ブランド収益の最大化を図るワンコンテンツ・マルチユース戦略も、デジタル販売の成長に伴うユーザー母数の拡大を飛躍の足掛かりにしていきます。2021年3月に発売した『モンスターハンターライズ』では、ゲームの発売タイミングと連動した、ハリウッド実写映画の国内公開やライセンス商品の展開などをしっかりと実現し、大きな相乗効果を生み出しました。このように、デジタルとリアルを掛け合わせ、「小売」の心でユーザーニーズに寄り添いムーブメントを生み出すことが、当社ブランドをゲームの枠を超えブレイクスルーさせる原動力になると考え、注力しているところです。

その一翼を担うeスポーツ事業は、イベント自体がオンラインに代替可能であることが大きな利点です。2020年度は、カプコンプロツアーなど自社主催イベントのオンライン化の運営実績を重ねつつ、初心者層の開拓や魅力の発信に努めてきました。加えて2021年は、スポンサー企業の参画や、通信キャリアの協力を得て、8チームオーナー制へのリーグ戦の進化を発表することができました。当社は、この新時代のスポーツエンターテイメントが世界で楽しんでいただけるよう、中長期の視点で振興に取り組んでいきます。

これらデジタル戦略、およびワンコンテンツ・マルチユース戦略が結実し、当社コンテンツがゲームを超えたブランドとして支持され、世界をリードするデジタルコンテンツ企業となる。私は当社の将来像として、そのような姿を描いています。

2021年度は、さらなる挑戦の年です。開発や事業の推進に加え、管理部門や業務インフラの強化もグローバルで精力的に進めていきます。コロナの「先」の視界はまだおぼろですが、デジタルへの変革は止まることなく進展しています。デジタルとリアルに跨る嗜好品の世界において、当社のゲームコンテンツをさらに広く展開し、長期にわたる安定的な成長を実現するべく努めてまいります。

ステークホルダーの皆様には、今後とも一層のご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申しあげます。

2021年8月

代表取締役社長
最高執行責任者(COO)
辻本 春弘

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