英国現代奴隷法(“奴隷法”)に関する表明(2017年度)
当社は、英国で施行されたUK Modern Slavery Act 2015に対し、同国においてもビジネスを展開する事業者として、2017年度の表明をしています。
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英国現代奴隷法(「奴隷法」)に関する表明(2017年度)(英文)
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仮訳(和文)
本表明は、サプライチェーンにおける奴隷及び人身売買を撲滅する努力の透明化を事業体に要求する奴隷法に関して、日本企業である株式会社カプコン(「カプコン」)と英国企業である CE・ヨーロッパLTD.(「CEE」)を含むその関係会社(総称して「カプコン・グループ」)を代表してなされたものである。
私たち、カプコン・グループは、日本の大阪に本社を持つゲームソフト開発企業であり、コンテンツの開発・提供、例えば家庭用ビデオゲーム、オンラインゲーム、モバイルゲーム及びアーケードゲームの企画、開発、製造、販売及び流通、並びに、アミューズメント施設の運営等を行っている。さらなる詳細な情報については、 https://www.capcom.co.jp/ir/company/info.htmlで見ることができる。これらの事業を行うにあたり、私たちが各サプライチェーンから供給を受けているのは、主にゲームソフトを構成する素材(プログラム、CG、イラスト、音楽等)やゲームソフト開発に必要なソフトウェアである。
私たちは、現代における奴隷が密かに蔓延する世界的な問題であると認識し、その社会的責任を果たし、奴隷及び人身売買について一切容認しない。私たちは、奴隷法54条「サプライチェーンの透明化」に対して、注意深く配慮する。
私たちは、2018年3月31日を決算日とする会計年度において、以下の事項を実施し確認することによって、奴隷法に関する法令遵守体制を確かなものにしている。
- 私たちは人権保護と強制労働の防止を求める社内規定を定めている。
- 私たちにはすべての法令を順守するように供給者に求める条項を定めた契約書がある。
- 私たちは、CJ並びにCEEの管理職及びその従業員を含む社員に、奴隷法に関して周知を行った。
- 私たちは、奴隷労働及び奴隷法に関する認識を深めるために、研究活動を継続的に実施している。
- CEE従業員に対してアンケートを実施した結果、奴隷労働、人身売買、強制労働は、カプコンおよびカプコンのサプライチェーンでは発生していないとの認識がなされていることを確認した。
- 私たちは、内部通報窓口への奴隷労働及び人身売買に関する情報の提供も受け付けている。
- 私たちは、サプライチェーンに対して奴隷法に違反する供給を行わないように求め、サプライチェーンより奴隷労働を行わない旨、確約する文書の提出を受けた。
今後も、私たちは、サプライチェーンにおける奴隷労働や人身売買を防止するため必要な取組みを継続的に実施する。上記施策の継続を含め、奴隷法を遵守するために必要な取組みを検討し実施することにより、奴隷法の遵守を徹底していく。
2018年8月1日
辻本 春弘
代表取締役社長
株式会社カプコン