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決算短信・説明会資料・動画バックナンバー 2019年3月期

2019年3月期

  • 質疑応答概要

    2020年3月期における『モンスターハンターワールド:アイスボーン(以下MHW:I)』の計画本数の策定方法について、考え方を伺いたい。
    国内の本数は同シリーズにおける過去のいわゆる「G版」の販売実績を、海外については他社の競合タイトルなどを参考に策定しています。今後の予約率の推移やイベントでのユーザーの反応を、他シリーズを含めこれまでに蓄積した予約・販売動向と照らし合わせることで、販売本数の最大化を図ります。
    次の「ストリートファイター」では、eスポーツでの活用を考慮した変化は起こるのか。
    現時点では未定ですが、例えば、プレイヤーごとにキャラクターをアレンジできる要素などを加えれば、ゲームへの没入感を高めることや、プレイヤーへ付加価値を提供することができるでしょう。今後のリーグ運営を通じ得られるデータをもとに検討していきます。
    来たる次世代ハードでのカプコンの強みを伺いたい。
    現世代機では、「RE ENGINE」を活用したゲーム開発が高い評価をいただきました。同エンジンは開発段階から次世代をにらんだ拡張性を意識しており、次世代機でのゲーム開発においても当社の強みとして貢献すると考えています。
    『MHW:I』の発売が『モンスターハンター:ワールド』のリピート販売に与える影響を伺いたい。
    2019年3月期まで、『モンスターハンター:ワールド』はデジタル版およびパッケージ版で順調な販売を継続しています。2020年3月期は、『MHW:I』のプロモーションと連動した販売施策を行うことでさらに伸長できると考えています。
    2020年3月期におけるデジタルコンテンツ事業の営業利益率計画は36%であるが、2021年3月期以降も持続可能な水準なのか。
    昨今、デジタル比率の向上やマーケティングデータの蓄積により、新作と連動したシリーズ過去作のデジタル販売などが効果的に収益貢献しています。今後も市場のデジタル比率は上昇する見通しであり、同水準の収益性を見込むことは可能であると考えています。
    今後の株主還元の方針を伺いたい。
    「連結配当性向30%を基本方針に、安定配当に努める」という方針に変更はありません。2020年3月期の配当予想は年間35円と据え置きましたが、業績の進捗を踏まえながら適切な配当の実施に努めていきます。また、2018年11月にも自己株を取得するなど、過去10年間の平均総還元性向は60%を超えており、今後も株主の皆様への還元に注力していきます。
    「RE ENGINE」を使用したタイトルのパイプラインを伺いたい。
    具体的なタイトル数や投入時期はお伝えできませんが、現在社内で開発しているタイトルの多数において「RE ENGINE」を使用しています。
    『MHW:I』の詳細発表に対するユーザーの反応を伺いたい。
    本日(5月10日)朝発表したばかりであり、今後1週間かけて各拠点を通じ収集・分析を進めます。
    市場におけるユーザーの反応やコメントはどれだけ収集できるものなのか。
    具体的な内容はお伝えできませんが、重要なことはグローバルで集めた情報を、属性ごとに分類・分析する事だと考えています。収集した情報の中に改善要望があれば極力ゲームに反映し、対応できないものについては当社の方針や考え方を誠実に伝え、ユーザーがカプコンのゲームに対し、当社の意図と異なる印象を持つことがないように努めています。
    新規に設立された経営戦略室の役割を伺いたい。
    同部門の主な役割は、次世代に向けた仕組み作りです。今後デジタル比率がさらに向上すると考えられるゲーム市場において、カプコンがどのように対応していくのかなど、中長期的な視点で今後の戦略を立案していきますが、現在は主に情報収集を進めている段階です。
    2020年3月期の大型新作が『MHW:I』1作となった要因を伺いたい。
    世界最先端の水準でのゲーム開発は開発期間が長期化する傾向にあるのが実情です。そのため、タイトルパイプラインの編成によっては大型新作が1作になることもあり得ます。しかしながら、デジタル販売の浸透により販売期間は長期化し、リピート販売を含めた多面的な収益化が実現していることから、デジタルコンテンツ事業の収益性は上昇しています。
    • 個人投資家説明会資料

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    • 広報IR室長 黒澤 真 説明要旨

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    • 質疑応答概要

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    • 説明会動画

      外部サイト (45分)(配信終了)
  • 質疑応答概要

    PSにおいて、ユニバーサル社との協業に基本合意した経緯を伺いたい。
    数あるパチスロ関連企業の中でもトップクラスの技術力および販売力を有していることに加え、当社の強みであるコンテンツ開発力と補完関係にあり、競争力の高い機種開発が可能と考えたからです。なお基本合意には至りましたが、協業範囲については現在協議中です。
    『バイオハザード RE:2』の状況を伺いたい。
    発売3日(2019年1月28日時点)で300万本を販売しており、現時点では順調に推移しています。今期の計画本数を上回ることができるよう、引き続き拡販に注力していきます。
    『デビル メイ クライ 5』の受注状況など、現時点での感触を伺いたい。
    発売1ヵ月前となり営業・販促活動に努めておりますが、現時点では社内想定から大きなかい離はなく、計画達成に向け順調な出足となるであろうと考えています。
    市場で噂になっている次世代ハードへの対応を伺いたい。
    次世代ハードに関して、現時点でお伝えできることはありません。ソフトメーカーである当社としては、ハードの更新サイクルを意識しつつ、どの様なハードが発売されたとしても、各ハードの特性やターゲットとなるユーザーへ合わせた楽しさを提供できるゲーム開発に努めたいと考えています。
    5G(第5世代移動通信システム)への対応について伺いたい。
    モバイル部門において、次世代規格へ積極的に対応していくという方針に変更はありません。通信規格が5G、6Gへと進化することには高い関心を持っており、社内でも対応について協議しています。
    2019年第3四半期(10月~12月)における『モンスターハンター:ワールド』の販売本数に関して、ハードおよび地域の内訳を伺いたい。
    同期間での販売本数120万本の内、大半が海外のPC版です。
    2019年第3四半期(10月~12月)において『バイオハザード7 レジデント イービル』のリピート販売が伸長した要因を伺いたい。
    『バイオハザード RE:2』との関連プロモーションや年末商戦など、潜在的な需要を喚起できたことが要因であると分析しています。
    中小型タイトルの状況を伺いたい。
    2019年第3四半期累計(4月~12月)で『ロックマンX アニバーサリーコレクション』関連タイトルが92万本、『ロックマン11 運命の歯車!!』が87万本、『ストリートファイター30th アニバーサリーコレクション インターナショナル』が80万本とそれぞれ順調に進捗しています。なお、『鬼武者』(リマスター版)は第3四半期時点では国内のみの販売ですが、堅調な出足となりました。
  • 質疑応答概要

    『モンスターハンター:ワールド(以下MHW)』および下期投入予定の大型タイトルに関するプロモーションプランを伺いたい。
    『MHW』に関しては、今後もアップデートを行い、既存ユーザーのリテンションを図ると共に、価格戦略を並行して行うことで新規ユーザーの獲得を目指します。また、海外でも日本同様にリアルイベントを実施し、ユーザーコミュニティの醸成を進めます。『バイオハザード RE:2』などの大型タイトルについては、従来のプロモーションに加え、予約状況や売上推移といった販売データを一元管理し、「SNSのコメント」や「年齢分布」「継続購入率」などの項目を分析することで拡販につなげるデジタルマーケティングの強化にも注力していきます。
    PSにおける下期計画の考え方および上期の減損について詳細を伺いたい。
    現状の市場環境を踏まえると、修正計画が保守的とは認識していません。また、市場環境だけでなく、当社の開発体制にも改善の余地があるため、体制を強化し、来期以降の投入機種の開発を行っていきます。また、上期において、下期投入予定機種の評価減を行い、売上原価に計上しました。なお、金額は具体的にお伝えしていません。
    『MHW』の今後の伸びしろを伺いたい。
    当社は、大型タイトルは2-3年かけて販売する計画を立てており、『MHW』の2年目に関しても、1年目の790万本に対して、応分の数を計画しています。下期以降は、PC版を中心に更なる拡販に努めます。
    来期のタイトルポートフォリオについての考え方を伺いたい。
    当社はこれまで同様に、60ヵ月マップを用い5年先までのタイトルを管理・開発しています。来期についても、過去作の活用を含め、中期目標である持続的成長を達成するべくタイトルの準備を進めています。
    第2四半期に伸長したカタログタイトルを伺いたい。
    『MHW』の他には、『モンスターハンターダブルクロス』、『バイオハザード7 レジデント イービル』、『大神 絶景版』等です。
    『MHW』の足元の状況について伺いたい。
    2018年9月末時点で累計1,070万本販売しており、累計で約70%が海外での販売です。なお、日本では当社の想定以上に10代のユーザーが増加しています。
    中国のネット規制による影響を伺いたい。
    当社の中国展開は、基本的にテンセント社経由で実施しているため、当社はコメントをする立場にはありません。巨大な中国市場に対しては今後も積極的に対応していきますが、カントリーリスクもあるため、状況を把握しながら少しずつ進めていきたいと考えています。
    その他事業におけるeスポーツの投資額の精査とは具体的に何を行ったのか?
    期初計画時には、eスポーツ事業の立ち上げ段階だったため、投資額を多めに予算計上していましたが、具体的な施策を立案する中で、精度の高い投資計画に見直しました。これは当社のeスポーツへの熱意が衰えたわけではなく、今後も積極的にeスポーツ市場の拡大に向け施策を推進していきます。
    モバイルの通期計画において、売上を20億円下方修正しているが、上期と下期の修正割合を伺いたい。
    既存タイトルの進捗が当社の想定より弱く、上期、下期共に下方修正していますが、若干下期の金額が大きいです。
    クラウド対応に関する足元の状況と今後の見通しを伺いたい。
    上期に一部タイトルのクラウド対応を行いましたが、技術検証の意味合いが強く、収益に大きな影響はありませんでした。検証結果をもとに、今後のクラウド展開を社内で検討していきます。
    PSの機種がユーザー目線でなかったことについて詳しく伺いたい。
    発売後のホールでの稼働を分析したところ、当社の想定に満たない期間で撤去されていることがわかりました。今後は、「長い時間楽しめるパチスロ」という当社のコンセプトを実現すべく、社内の開発体制を変更しながら対応していきます。
    モバイル市場の環境変化に伴い、基本戦略の変更などはあるのか?
    市場環境を踏まえ、タイトルラインナップの見直しは行いましたが、根本的な戦略転換は有りません。
    パチスロ6号機の開発進捗を伺いたい。また、カプコンの6号機への評価を伺いたい。
    現時点で詳細は申しあげられませんが、市場でも5.9号機より6号機にポジティブな評価が集まっており、当社も6号機の開発準備を進めています。今後の開発は基本的に6号機対応となり、2020年3月期以降の投入を目指します。
  • 質疑応答概要

    『モンスターハンター:ワールド』(以下『MHW』)が、PC版発売のタイミングでコンシューマ版の値下げを発表したが、これは計画通りの施策か。また、PC版の受注状況を伺いたい。
    PC版の発売時期およびコンシューマ版の価格改定は計画通りです。PC版の予約状況については、様々な情報を入手しており分析を進めていますが、最終の実売につなげるため、今後プロモーション施策を進めていきます。
    第2四半期以降のパチスロ部門の見通しを伺いたい。
    市場環境は依然厳しく、今後の展開は予断を許さない状況であると考えています。通期計画について、引き続き精査を進めます。
    第1四半期の実績は計画に対し順調とのことだが、上振れた要因を伺いたい。
    主因としては、『MHW』が価格を維持しながらリピートの販売本数を伸長したことや、『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション』が比較的安価な開発費ながら計画以上の出荷を記録したこと、過年度に発売したリピートタイトルの積み上げによる貢献があげられます。
    モバイルコンテンツの進捗を伺いたい。
    新作の投入時期など、現時点で明確にお伝えできることはありませんが、案件は順調に進行しています。現在は協業先との話し合いのうえ、発表タイミングを精査しています。なお、協業タイトルは今期中の投入を予定していますが、寄与する期間が限定されるため、今期計画では大きな貢献を見込んでいません。
    『バイオハザード RE:2』の発売が発表されたが、販売本数計画を伺いたい。また、今後は他のタイトルもリメイクしていくのか。
    ミリオン以上を見込んでおり、コンシューマにおける今期の主力タイトルと位置付けています。E3での評判も高く、実際の販売に結び付けるべく、プロモーション施策を練っていきます。また、過去作のリメイクや移植については、IP資産の活用という一連の戦略に基づき、様々なIPでの展開を想定しています。
    『バイオハザード RE:2』はリメイクにあたると思われるが、開発費や収益性を伺いたい。
    ベースとなる設定はあるものの、内容については最新の開発環境を駆使し再構築しており、グローバルに展開する「バイオハザード」として相応の開発費をかけて制作しています。
    PCその他が黒字化したとのことだが、今後もこの水準の利益率を維持できるのか。
    前期末に既存タイトルの初期開発費用の償却を完了したため、今四半期より黒字化しました。既存タイトルが今後も現状の売上を維持できれば、概ね同水準の利益率を維持できる見込みです。
    2年以上前に発売したタイトルのリピートが好調に伸長したとのことだが、具体的なタイトルを伺いたい。
    個別のタイトルが単独で販売を伸ばしたわけではなく、複数のタイトルの積み上げにより伸長しました。
    『デビル メイ クライ5』や『バイオハザード RE:2』などの新作発表に合わせて、シリーズの旧作の動きに変化はあるのか。
    『DmC Devil May Cry』をはじめ、シリーズの旧作を購入する兆候が出ています。今後も、シリーズファンの拡大につなげるため、旧作の購入を喚起する様々なマーケティング施策を展開していきます。

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