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開発者インタビュー2013

06. 取締役専務執行役員 コンシューマゲーム事業管掌  一井 克彦 / マーケティング統括を経て、2006年に常務執行役員に就任。2011年4月よりコンシューマエンターテインメント事業統括本部長およびCS開発統括を務め、開発組織改革とグローバル展開に注力。2011年6月より現職。

激変するゲーム市場    拡大するプラットフォームへの対応戦略とは

    ゲーム市場は2013年も激変が続きましたが、現在の市場環境について教えてください。
一井:    そうですね、ユーザーの皆さんがゲームをする環境というのが、グローバルに大きく変化していると感じてます。一方、全体として、市場そのものの規模はより大きくなっているのではないでしょうか。
    具体的にはどのような変化が起きているのでしょうか。
一井:    例えば1年半くらい前は、モバイル市場で「ソーシャルゲーム」が1つのキーワードであり、ブラウザーベースのソーシャルゲームが市場を席巻していました。現在では、ネイティブアプリへのシフトが鮮明です。PCでは新たなオンラインゲームやブラウザゲームの普及も進んでおり、さらにゲーム専用機市場では、満を持してPlayStation®4、Xbox One®といった次世代機が海外市場で登場し、想定以上の売れ行きのようです。このように選択肢が多様化している市場において、我々がどのようにビジネスを展開していくのか、大きなポイントになると思います。
    家庭用ゲーム市場に限ってはいかがでしょうか。
一井:    海外ではここ数年、大型(AAA)のタイトルが販売本数を伸ばす一方、ミドルクラスのタイトルが苦戦する寡占化の流れにあります。そのトレンドの中で次世代機にシフトしていくということは、当社にとっても大きな転換点だと思います。
    カプコンとしては、次世代機向けにどのような対応をしているのでしょうか。
一井:    まず、次世代機向けのゲーム開発エンジンとして、「Panta Rhei」の実用化を進めていて、第1弾タイトルとして、PlayStation4向けの『deep down』が進行中です。またXbox One向けには『デッドライジング3』をローンチタイトルとして発売しました。他にも、未発表ですが、「Panta Rhei」を活用したタイトルの開発が進行中です。
    現行機や携帯型ゲーム機についての戦略はいかがですか。
一井:    過去の例からも、次世代機への移行には一定の期間がかかりますので、当然現行機でも引き続きタイトルを発売します。また、地域による嗜好の違いも考慮しなければなりません。例えば、北米では据え置き型のゲームが主流ですが、日本は携帯ゲーム機のシェアが高い。各地域で支持されているハードに効率的且つバランスよく対応していきたいと思っています。
    なるほど。ダウンロードコンテンツ(DLC)についてはいかがでしょうか。
一井:    そうですね。北米では、ダウンロード販売のウェイトが全体の約30%を占めるとも言われています。日本でも既に、ダウンロード販売の比率が随分大きくなってきていると感じます。大局としては、ゲームの在り方、ビジネスモデルの過渡期にあると言えます。PCやモバイルゲームに限らず、ゲーム専用機でもディスクで売って「はい、終わりました」というビジネスモデルから、アップデートや追加コンテンツを配信し、長期化するビジネスが確立しつつあります。
    今後のカプコンの戦略を聞かせてください。
一井:     DLC、継続ビジネスへの対応は、間違いなく今後の戦略の軸になると思います。当社では既に、モバイルやPCオンラインゲームの開発を通じて様々なノウハウを蓄積しています。そして今、その経験値をゲーム専用機とも共有すべく、化学反応を起こしているところです。その成果はすぐには見えないかもしれませんが、近年中に実を結ぶと考えています。
    共有というのは、具体的にはどのような事例なのでしょうか。
一井:     例えば、『モンスターハンター フロンティアG』やソーシャルゲームを担当している東京の第二開発部と、家庭用ゲーム開発を担当する大阪の開発部とが、連携してタイトルを開発しています。あるいは、PCオンラインゲームの開発経験を持つ韓国の開発チームと日本の開発部との連携等も進めています。また、『デッドライジング3』の開発を担当したバンクーバーの子会社との協力体制も始めようとしています。各々の拠点が交流し、知識と技術の結集を図って、総合力を高めていくことが必要だと思っています。
    今後は、これらの交流を踏まえて全てのプラットフォームに対応していくのでしょうか。
一井:     そうですね。従来からずっと推進してきた戦略ですが、「マルチプラットフォーム」化の幅がより広くなると思います。コンテンツプロバイダーとして、ユーザーがいる分野にゲームを提供することが我々のミッションなので、意味のあるチャレンジを積極的に行いたいと思います。変化は非常に激しいですから、何年後にはこのプラットフォームだと言い切るのは難しい。その中で、可能な限り多くのフィールドでコンテンツを提供していきたいと思います。

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  1. 05. 執行役員 CS開発統括 副統括 /小野 義徳
  2. 06. 取締役常務執行役員 コンシューマゲーム事業管掌 /一井 克彦
  3. 03. CS開発統括 技術開発部 技術統制室 室長/  伊集院 勝
  4. 04. CS開発統括 第二開発部 部長  杉浦 一徳
  5. 01. CS 開発統括 第三開発部 部長プロデューサー/ 辻本 良三
  6. 02. P&S 事業統括 P&S制作部 プロデュース室 室長/ 小野 健太郎

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