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開発者インタビュー2011

06. CS開発統括 編成部プロデューサー / 川田 将央

様々な壁を乗り越え、海外デベロッパーとの共同開発という挑戦。

―   今回の『バイオハザード オペレーション・ラクーンシティ』は、海外の開発会社に開発を委託していますよね。
川田  はい、これもシリーズでは初の試みとなります。カナダのSlant Six Games社という開発会社と提携して制作していますが、同社が持つノウハウを作品に活かせただけでなく、カプコンの開発スタッフ側にも良い刺激を与えてもらえたと感じています。
―   Slant Six Games社との提携を決めた理由は何だったのでしょうか?
川田  北米市場ではシューティングジャンルが主流ですので、大型タイトルが多数生まれる本場であり、同社はそのジャンルで確かな実績を上げていました。カプコンとしては、今後グローバル市場で戦っていくための開発ノウハウを積極的に吸収したいという思いが強く、今回の提携を通して現地のクリエイターならではの感覚を直接ゲーム開発に活かしたかったのです。
―   共同開発を進めるうえで、苦労された点はありますか。
川田  日本との文化の違いを痛感しますね。日本だと仕事中心の生活が社会的にも認められていて場合によっては美徳とされたりします。しかしカナダに限らず海外では日常生活と巧くバランスを取ることが重要なのです。その為に効率的な仕事の仕方を重視しており、そこを尊重しないと一緒に仕事をするのは難しいかもしれません。
―   進捗管理はどのように行っていたのでしょうか。
川田  定例のテレビ会議以外に、月に1度は直接現地へ足を運び、グラフィックやシナリオなど各制作チームとの面談も行うなど、かなり綿密にコミュニケーションを取りました。実際に顔を合わせることで、開発スタッフだけでなく、マーケティング部門や、営業部門との信頼関係も築くことができたと思います。
―   言葉の壁も大きいのではないでしょうか。
川田  そうですね。ただ今回は、英語でのコミュニケーションがスムーズに進められるよう、ゲームの知識も備えている通訳者をカプコン側とSlant Six Games社側で同席させたうえで、会議を重ねました。単に通訳者を挟むだけでは、細かなニュアンスが伝えきれないこともあります。
―   企画部分などで意見の相違もあったのではないですか。
川田  シナリオの大枠はカプコン側から提案しますが、ゲームに落とし込む段階で現場から代替案が生まれ、変更することはあります。その時は具体的な仕様を提出してもらい、カプコン側での判断と先方の提案を充分に吟味したうえで、結論を出します。両社の意見を融合することで新しい発見もありますが、「バイオハザード」の世界観から大きく外れないように注意しています。
―   Slant Six Games社からは具体的にどのような提案があったのでしょうか。
川田  本作ではキャラクターデザインも同社が担当しましたが、これまでのカプコンではあまり出てこなかったデザインが提案されたことは新鮮でした。例えば、日本のゲームではあまり見られませんが、髭を生やした体格のよい中年キャラクターがプレイヤーキャラクターの一人に含まれていたのは、非常に興味深かったです。
―   国によって好まれるキャラクター像は違うものなのですね。
川田  やはり日本では、ルックスの良いキャラクターがプレイヤーとして好まれる傾向にありますので、改めて文化の違いを実感しましたね。
―   海外開発会社の開発体制は、カプコンと異なるのでしょうか。
川田  Slant Six Games社と提携して感じたのは、制作過程が非常に効率化されているということです。日本では素材1つにも非常にこだわりますが、海外では制作期間において、力を入れる部分と割り切る部分が明確に分かれていますので、特にプロダクトマネージメントの面では日本でも学ぶべき点はあると感じました。
―   今後もこのような開発の提携は増えるのでしょうか。
川田  「バイオハザード」シリーズに限らず、現在カプコンではこういった海外の開発会社との提携を積極的に行っています。
制作過程で得られるノウハウや経験そのものがカプコンの今後の資産になるという意味でも、良い事例になったと思います。
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  1. 08. 取締役専務執行役員 コンシューマゲーム事業管掌  / 一井 克彦
  2. 07. CS開発統括 技術研究部 副部長 / 伊集院 勝
  3. 06. CS開発統括 編成部プロデューサー / 川田 将央
  4. 05. CS開発統括 副統括 / 小林 裕幸
  5. 04. CS開発統括 副統括 / 小野 義徳
  6. 03. 常務執行役員 P&S事業統括 江川 陽一
  7. 02. 株式会社 ビーライン・インタラクティブ・ジャパン 代表取締役社長 /  世古 学
  8. 01. CS開発統括 大阪制作部 MC制作室 室長 / 手塚 武

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