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カプコンのCSR

S: 社会への取り組み

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カプコンでは社会から信頼される良き企業市民として、従業員のダイバーシティ推進やスキルアップのほか、人気ゲームキャラクターを活用した地域活性化や治安向上に貢献しています。

お客様への責任

青少年の健全な育成のために

CEROレーティング制度のルール遵守

ゲームソフトの年齢別レーティングを実施する特定非営利活動法人コンピュータエンターテインメントレーティング機構(略称CERO)の会員としてレーティング制度のルールを遵守しています。

CEROレーティングについて

青少年の健全な育成を目的として、性的、暴力的な表現などを含む家庭用ゲームソフトが、相応しくない年齢の青少年の手に渡らないよう、ゲームの内容や販売方法について自主規制する取り組みです。
年齢別レーティングとは、以下の5種類のマークを表示し、購買者に情報提供することです。

「全年齢対象(A区分)」、「12歳以上対象(B区分)」、「15歳以上対象(C区分)」、「17歳以上対象(D区分)」、「18歳以上のみ対象(Z区分)」

CERO会員は、「Z区分」のゲームソフトを18歳未満の青少年に販売することを自主的に禁止しており、販売店の99.6%が区分陳列や身分証提示による年齢確認を実施しています

また、現在発売中の最新の家庭用ゲーム機では、レーティングに対応したゲームの使用やオンライン購入を保護者が制限できるペアレンタルコントロール機能が搭載されています。

※「CERO年齢別レーティング制度の第4回実態調査結果について」より。

有料ガチャに関する新ガイドラインへの賛同

近年注目が集まっているソーシャルゲームの課金問題に対しては、2016年より「ネットワークゲームにおけるランダム型アイテム提供方式運営ガイドライン」(一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)より発表)に賛同し、スマートフォンからインターネットを介して提供されるゲーム分野で広く用いられている有料ランダム型アイテム提供方式(有料ガチャ)において、原則、取得できる全てのアイテムとそれらの提供割合を表示するなど、ユーザーの皆様が容易に理解できる環境を提供することを決定しました。

取引先への責任

取引の基本方針

各種規定に基づいた公正な取引を推進

当社では、自由な競争および公正な取引の実現のため「購買取引管理規定」や「外注取引管理規定」を定め、能力・コスト等の諸条件を公正に評価し、購入先および開発委託先を選定しています。また、子会社等の特定関係者との取引においては通常の条件と比較し、当社に不利益を与える取引、または特定関係者に不当に利益を与える取引を行いません。

従業員への責任

ダイバーシティの推進

女性の就業環境改善、男女共同参画の推進、外国人の積極採用などの取り組み

当社では現在、女性の就業環境改善、男女共同参画の推進、外国人の積極採用に取り組んでいます。

女性の就業環境改善

(1)休暇・時短勤務制度の導入

産前産後休暇・育児休暇や時短勤務制度を導入、取得促進に取り組んでいます。
2015年度の育児休暇取得者は以下になります。

育児休暇取得者数・復帰率

  2015年度 2014年度
育児休暇取得者 24名
※女性の取得率:100%
21名
※女性の取得率:100%
育児休暇後の復帰率
※継続中を除く
94.4%(17名)
94.4%(17名)

女性社員比率・女性管理職数の推移

女性社員比率・女性管理職数の推移(集計範囲;当社単体)

これらの結果、一般的に「男性社会」と言われる日本のゲーム業界において、当社は開発社員の約16%を女性が占め、女性の管理職は24名(当社管理職に占める割合は10.3%)となっています。

(2)一般事業主行動計画の策定

更に、2016年には、女性活躍推進法に基づき、2021年度までの5年間の目標として「一般事業主行動計画」を策定しました。

一般事業主行動計画の内容

(1)定期採用者に占める女性比率20%以上

(2)女性の管理職率15%以上

(3)保育施設の設置

また、女性活用を一層積極化するために、2016年度中に保育施設の設置を進めています。

女性の就業環境改善へのこうした取り組みが評価され、2012年以来、厚生労働省から「子育てサポート企業」であることを示す「くるみん」マークの使用を認められています。

くるみんマーク

外国人の積極採用

外国人の積極採用については、英語版の採用ホームページを作るなど、海外展開力の強化を図るため注力しており、現在、外国人従業員は91名(当社従業員に占める割合4.0%)となっています。今後も、キャリアアップ支援や管理職への登用など、モチベーションを向上させる体制整備を推進し、外国人比率の向上を図ります。

従業員のキャリア形成や就業環境向上のために

全社研修や階層別研修を実施

当社では、従業員のキャリア形成や就業環境向上のため、以下のような研修を実施しています。

主な研修制度

階層別研修 ファーストキャリア
  • 新入社員研修
  • メンター制度
  • フォローアップ研修
中堅向け
  • 管理職候補者研修
管理職層
  • MBO(目標設定/評価者)研修
全社研修 必須型
  • メンタルヘルス研修
  • コンプライアンス研修
  • 個人情報研修
任意型
  • 英語研修

コーポレート・ガバナンスとCSRのために

行動規準とコンプライアンスに関する従業員教育

行動規準とコンプライアンスは、コーポレート・ガバナンスの根幹であるとともに、CSRを果たすための基礎でもあります。当社では、以下の取組みによりこれを全役員・従業員に浸透させ、定着させることに努めています。

行動規範ハンドブックを全従業員に配布

当社では「自由な競争および公正な取引」、「人権・人格の尊重、差別の禁止」、「環境保全・保護」などの「株式会社カプコンの行動規準」を定めており、これを具体的に理解できるよう、イラストを多用して事例をQ&Aでわかりやすく説明した「カプコングループ行動規準ハンドブック」を作成し、全従業員に配布しています。

カプコングループ 行動規準ハンドブック
カプコングループ 行動規準ハンドブック

eラーニングを全従業員に向けて実施

社内イントラネットを活用した「e-learningコンプライアンス教育カリキュラム」と「e-learning個人情報保護教育カリキュラム」を全従業員に向けて実施しています。

労働安全衛生

安全衛生委員会を毎月開催

当社では、労働者代表およびオブザーバー、会社代表が出席する安全衛生委員会を毎月開催し、従業員の「働きやすい」環境づくりを進めています。

  • 従業員の超過勤務や業務量の適正化に向けた実績を分析、要因や改善策の議論
  • 労働災害の発生状況や各事業所の労働環境の報告
健康管理の促進

従業員の健康管理を促進する活動を行っています。

  • 健康診断・再検査の受診促進による従業員の健康状態の把握
  • 保健医や産業医による、流行中の病気やゲームクリエイターがかかりやすい疾患などへの定期的な注意喚起

この結果、従業員の健康診断受診率および再検査の診断書提出率は年々向上しています。

一般社会への責任

地方創生への貢献

人気ゲームの集客力・認知度を活用した支援活動

当社はコンテンツの持つ人を引き付ける力を利用し、4つの地方創生活動を行っています。

  • (1) 観光産業の振興を支援する経済振興
  • (2) 郷土の歴史・文化の啓蒙を支援する文化振興
  • (3) 警察との連携による治安向上
  • (4) 選挙管理委員会と連携した選挙の投票啓発
2015年の活動事例

【山梨県甲府市】

「地域活性化に関する包括協定」を結んだ山梨県甲府市にて「こうふ観光PRおうえん団長」となる「こうふバサラ信玄くん」のデザイン提供やプレミアム商品券へのキャラクター提供など、2019年までの地域振興の一環として産業振興を支援する様々な企画を実施しています。

※「地域活性化に関する包括協定」についての詳細は別冊「最新開発レポート (PDF:8.92MB)」 P.9 参照

【埼玉県】

埼玉県立歴史と民俗の博物館では「戦国BASARA」に登場する有名武将ゆかりの武具甲冑の特別展を共催し、歴史・文化の啓蒙を支援しました。

図:「特別展 戦国図鑑 -Cool Basara Style-」オープニングイベントの様子

「特別展 戦国図鑑 -Cool Basara Style-」
オープニングイベントの様子

図:展示風景

展示風景

【高知県】

11月に公示された高知県知事選挙では、「戦国BASARA」に登場する長曾我部元親を選挙啓発イメージキャラクターに提供し、県知事選挙の周知活動に協力しました。

「高知県知事選挙」CM

「高知県知事選挙」CM

図:選挙ポスター

選挙ポスター

ゲーム会社としての教育支援

子供達を対象にした「企業訪問」受け入れ/「出前授業」の実施

当社はゲームソフトメーカーの社会的責任(CSR)として、ゲームに対する社会的理解を促したいとの考えから、小中学生を中心に会社訪問の受け入れや出前授業を積極的に実施しています。

そこでは、以下のようなプログラムを展開し、教育現場から一定の評価を獲得しています。
詳細は「カプコンの教育支援」にてご紹介しています。

出前授業の様子

出前授業の様子

図:選挙ポスター

実施プログラム

「キャリア教育支援」 ゲームソフト会社の仕事内容とそのやりがいや難しさをするプログラム
「ゲームリテラシー教育支援」 自分の判断でゲームと上手に付き合えるようになるためのプログラム
「カプコン お仕事×算数・数学授業」 昨今問題とされている子供の算数・数学離れを防ぐ一助となるべく、小中学生を対象としたプログラム

出前授業の感想紹介

上記の出前授業や企業訪問の受け入れ実施に対し、様々な感想をいただいています。

  • 自分がゲームをやりすぎていることに気が付きました。今後は時間を決めて遊びたいと思いました。(小学生)
  • 今の勉強が将来役に立つと聞いて、これからもがんばろうと思いました。(中学生)
  • 小学4年生には少し難しい部分もありましたが、授業後に生徒同士で話すなど、興味を持った様子でした。(小学校教員)
  • ゲーム業界の情報は入手方法が限られるため、キャリア教育の観点から高校生にも有効であると感じました。(中高一貫校の中学校教員)

シニア世代のコミュニティづくり支援

定期的にゲームセンター体験ツアーを実施

アミューズメント施設いわゆるゲームセンターは現在、仕事を退職したシニアの方々にとって、人とコミュニケーションが取れる場所として人気を集めています。カプコンでは、より多くの方々に施設を活用していただけるように、2012年より大型連休や敬老の日などに、メダルゲームやクレーンゲームなどを体験できるシニア向けのゲームセンター無料体験ツアーを実施しています。

また、安心して過ごせる店舗づくりの一環として、2012年よりサービス介助士の資格取得を推進し、現在では27名のスタッフが資格を取得しています。

株主・投資家の皆様への責任

株主総会への取り組み

株主総会の活性化と議決権行使の円滑化

当社では、株主総会の活性化を図るため、株主総会の開催日を集中日より10日前後早い日に設定し、多くの株主が参加できるよう努めています。

また、パソコンやスマートフォン、携帯電話などのインターネットからの議決権の行使を可能としています。更に議決権電子行使プラットフォームに参加し、機関投資家は招集通知発送日の当日から議案検討に十分な期間を確保しています。ホームページ上では英文での招集通知を掲載し、国内外の株主の議決権行使の促進を図っています。

IR活動の基本方針

ディスクロージャーの基本方針

当社では、株主や投資家の皆様に適時適切な情報開示および説明責任を十分果たすことは上場企業の責務であり、コーポレート・ガバナンスの観点からも不可欠と考えています。

したがいまして、当社は、(1)責任あるIR体制の確立、(2)充実した情報開示の徹底、(3)適時開示体制の確立、を基本姿勢にIR活動を推進することにより、透明性の高い経営を行っています。
詳しくは「ディスクロージャーポリシー」をご覧ください。

当社IR活動の外部評価

積極的なIRの取り組みへの好評価

適時適切な情報公開を積極的に推進してきたこれまでの活動が認められ、当社IR活動および各種IRツールを対象として、外部評価機関より様々な表彰を受けています。

2015年度外部評価実績

統合報告書 第18回 日経アニュアルリポートアウォード 特別賞
LACP(League of American CommunicationsProfessionals)
2014 ビジョン・アワード (アニュアルレポートコンテスト)
テクノロジー‐ソフトウェア部門 ブロンズ賞
IRサイト 大和インベスター・リレーションズ株式会社
2015年「インターネットIR表彰」 最優秀賞
モーニングスター株式会社 ゴメス・コンサルティング事業部
「Gomez IRサイトランキング2015」 総合ランキング 第4位
日興アイ・アール株式会社「2015年度 全上場企業ホームページ充実度ランキング」 総合ランキング第2位

過去の受賞実績については、「IR実績」をご覧ください。

当社は今後も説明責任の重要性を自覚し、投資家の皆様の信頼を得るべく不断の努力を重ね、適時開示体制を実現していきます。

株主・投資家の皆様からの意見の活用

投資家やアナリストとの対話の成果を経営に反映

当社のIR部門では、株式市場との面談を通じて、経営方針や戦略、将来の見通し等に関して、投資家やアナリストの理解促進を図っています。

また、株式市場の意見を集約して経営陣にフィードバックすることで、今後の企業経営に活用しています。なお、当期は、国内外の投資家への訪問、受け入れ、電話会議を含め370件の面談を行いました。

2015年度のIR対応件数一覧

種別 回数
取材受け入れ 186
国内投資家訪問等 99
海外投資家訪問 85
合計 370

IR実施イベント

イベント 詳細
CEOスモールミーティング スピーカー 代表取締役会長CEO 辻本憲三
COOスモールミーティング スピーカー 代表取締役社長COO 辻本春弘
社外取締役
スモールミーティング
スピーカー 社外取締役 守永孝之
決算補足説明事務方
カンファレンスコール
決算発表直後、決算説明会前に業績数値について説明するカンファレンスコールを実施
最新技術体験会 最新のVR技術のデモ体験会を実施し、当社の開発技術について理解促進を図る
決算説明会での開発者インタビュー上映 市場の関心の高い最新タイトルの開発状況について、開発者がビデオ映像にて説明
パーセプション・ギャップ・スタディの実施 国内外の投資家・アナリストに当社の経営目標や戦略、IR活動などの評価調査を実施し、経営へフィードバック

図:株主との議論の様子

株主との議論の様子

図:決算説明会の様子

決算説明会の様子

買収防衛策への理解促進

買収防衛策の内容に関して総務部門と連携し、国内外の株主と内容の妥当性について数次の議論を重ね、所要の変更を行うとともに、本策の必要性について理解促進に努めました。

社外取締役と投資家のスモールミーティングを設定

社外取締役と投資家のスモールミーティングを設定し、ガバナンスに関して忌憚のないディスカッションを行いました。

その他、経営トップが投資家と直接意見交換を行う機会を設けたほか、バーチャルリアリティの最新技術に関する体験会を実施しました。決算説明会では、投資家からの注目作の開発者インタビューを上映するなど、株式市場からの意見・要望をもとに様々な新しい取り組みを始めています。

アンケートを実施し市場の意見を経営の判断材料に活用

当社では、国内外の投資家やアナリストを対象に毎年パーセプション・ギャップ・スタディを実施しています。経営目標や事業戦略、株主還元などに関して、投資家との認識ギャップを把握することで、企業経営やIR活動にフィードバックしています。

パーセプション・ギャップ・スタディでの投資家の皆様からの声(抜粋)

  • 有力なIPを保持しながら、モバイルで結果が出ていない。外注を含め、更なる強化に向けた策を多く講じていない印象である。
  • 「人気シリーズタイトルの短期化」戦略は、「モンスターハンター」以外のラインナップが出ていないので、進捗を危惧している。
  • 長期間金庫株をバランスシートに寝かせているのは問題である。M&Aなどに向けた保管も理解できるが、基本は消却すべきである。
  • 開発体制の実態が知りたいので、開発者とのミーティングを実施してほしい。
  • 長期ユーザーの継続プレイを評価する資料として、リピート販売率を開示してはどうか。

また、年間2回の決算説明会や個人投資家説明会でもアンケートを実施するなど、株式市場の意見を経営の判断材料の1つとして積極的に活用しています。

具体的な取り組み事例として、以下が挙げられます。

  • 中期経営目標の見直し
  • 事業戦略の強化
  • 情報開示の内容や時期の見直し
  • 経営者層とのグループミーティングの実施

IR活動体制

専従スタッフが幅広く活動

代表取締役会長および代表取締役社長、担当役員を中心に、5名の専従スタッフが国内外の株主や投資家の皆様へ積極的なIR活動を行っています。決算等のIR情報に関するご質問は以下までお問い合わせください。


IR担当者(専従・兼任)

広報IR室
電話番号:06-6920-3623
メール:ir@capcom.co.jp
※受付時間 : 9時から12時、13時から17時半
(土曜・日曜・祝日除く)