CAPCOM

Profile

佐々木 裕則
総合職(管理)
2012年入社

現在までのMain Project

入社後、プロモーションチームに配属。国内でのプロモーションと市場調査を7年間にわたり担当。その後、グローバルマーケティング部門を経て、経営企画部に着任。経営判断に資するマーケットデータの分析を幅広く行っている。

国内プロモーションの現場で駆け抜けた7年間

入社後、7年間はプロモーションチームで「モンスターハンター」や「ロックマン」シリーズを中心に、国内のプロモーションを担当していました。タイトルごとに、広告予算の適切な配分を考えながら、WEB広告や雑誌広告、イベントや各種プロモーション施策を展開していました。初めて一人でメイン担当として扱ったのが「ロックマン クラシックス コレクション」。もともと「ロックマン」シリーズの大ファンだったので、ぜひやりたい!と自ら手を挙げました。希望が叶って「ロックマン」の30周年プロジェクトを担当できたことは、カプコンに入社以来、最高の経験のひとつでした。

マクロな視点でマーケットを捉える

現在は経営企画部に異動になり、販売実績データや市場全体の動向データをさまざまな切り口で取りまとめ、分析する業務を行っています。もう少し具体的に言うと、各タイトルの過去10年間の売り上げの推移を海外の地域別に見ていきながら、どの地域で特に人気があるのか、自社タイトルの販売データだけではなく、その地域の人口や年齢分布などのデータをもとに、マーケットとしての規模や成長率を俯瞰的に考察していきます。取りまとめたデータは役員会議などでも経営戦略策定の検討材料として使用していただいています。7年間携わってきたプロモーションチームでは、どちらかというとプレイヤー的な立ち位置で、現場での戦術的な領域の業務でしたが、今はマクロな視点で戦略を構築していくマーケットアナリストのような働きが求められていると感じます。

データから「次のアクション」に繋げたい

データをもとに分析し資料を作成する上で、私が大切にしているのは「この資料が次のアクションに繋がるか?」ということ。単に数字を整理してきれいにまとめられただけの資料ではなく、「今後はこの地域で、このブランドに積極的に注力するべき」、「この地域での、このタイトルの販売促進にはもっとプロモーション予算を投下するべき」というように、データから読み取った情報をアクションとして提言できるかどうかが、本当に価値のある資料かどうかの分かれ目だと思っています。プロモーション担当の時とは違い、今は個別のタイトルと深く関わることがあまりないので、そこが少しもどかしさを感じるところではあります。将来的には、戦略的なデータを現場の戦術により具体的に活かしていくための橋渡し役のようなことができれば、と思っています。

ある1日のスケジュール

8:00〜 出社・メールチェック
午後の打ち合わせに向けた資料作成
13:00〜 取りまとめたデータに関して執行役員との打ち合わせ
14:00〜 打ち合わせを受けての資料更新・修正
17:00〜 修正版資料にて再度執行役員と打ち合わせ、資料提出
19:00〜 退社

この日の仕事のポイント

日々の業務の中で、資料作りに割く時間はかなり多いです。「やるからにはちょっといいものをめざす」が、私のポリシー。資料作りにおいても、求められているデータを単に整理するだけではなく、関連する情報を追加したり、データ分析の切り口を増やしてみるなど、オーダー以上の付加価値を付けるように心がけています。どんなに有用なデータでも、資料が分かりにくくては意味がないので、レイアウトも極力見やすいように色々と工夫しています。

休日の過ごし方

休日は完全に仕事のスイッチをオフにして気分転換しています。日中は1歳の息子の相手をしつつ、寝静まった隙をついて寸暇を惜しんでゲームを楽しんでいます(笑)。

My Possibility 〜私の感じる無限の可能性〜

カプコンの最大の強みは、とにかく自社のオリジナルIPが豊富にあることだと思います。自社IPだからこそ、さまざまなコラボレーションや多角的なメディア展開を、高い自由度で展開できる。まさにワンコンテンツ・マルチユースで、これは圧倒的な強みだと感じています。また、カプコンのIPは海外でも人気が高いというのも、マーケットの規模を考えれば、将来的には大きな可能性を秘めています。世界に向けて自分が思い描くゲーム作りをしたい人や、自分が面白いと感じるものを世界に広めていきたいと考える人にとって、カプコンという会社は最高のステージになるんじゃないでしょうか。