倉田 雄一郎
総合職(事業)
2020年入社
研修期間終了後、デジタルアナリシス室ゲーム内分析チームに配属。各種コンシューマーゲームにおけるゲーム内のプレイヤーの行動データ分析を担当している。
楽しさを提供する側になりたいという思いが強くあり、就職活動はゲーム業界に絞っていました。中でもカプコンは、「モンスターハンターワールド」のためだけにPS4を購入したほど、自分のゲーム遍歴の中でもとりわけ影響力のある会社でした。そんな強力な世界観を持つゲームを世に送り出しているということ、そこから感じるワクワク感に惹かれカプコンへの入社を決めました。この2020年は新型コロナウイルスの影響で研修はほとんどがオンライン形式でした。そのため、想像していたような社会人としてのスタートダッシュを切るという感じではありませんでしたが、社内のチャットツール等を通じ、コミュニケーションを取り、問題なく業務に取り組んでおりました。最近は多少出社できるようになり、ようやく先輩方に倣って実際の業務に慣れ親しんでいっているところです。
配属されたチームでは、部署名の通りゲーム内でのユーザーの行動を細かくプレイデータとして収集・分析を行っています。ユーザーがゲームの中で、どのモンスターを倒したのか、どんなアイテムを使ったのか、どれだけストーリーを進めたのかなど、あらゆるデータを収集しています。規模が大きいタイトルの場合、データ件数は数億に上ります。迂闊にパソコン上で操作するとフリーズしてしまうため、細心の注意を払いながら作業しています。それらのデータをグラフ化し、わかりやすく整理しダッシュボード(※)にするのが、重要な仕事のひとつ。タイトルごと、国別、ユーザーのプレイ度合別など、複数のダッシュボードを作成し、タイトル開発チームにレポートとして提出します。その情報が、追加コンテンツの内容や、次の販売戦略の検討材料になっていくというわけです。
※ ダッシュボード:グラフなどを用いてさまざまなデータをグラフィカルに整理し、分析をサポートするためのデータ可視化ツール。
仕事をしている中で、データを見ていると「なぜ?」と感じることはしばしばあります。例えば、ある特定の日に急に新規ユーザ数が増えているという情報と、現実の世界で起きた出来事という情報がリンクすることで、謎解きのように答えが閃く瞬間がある。そういう時は、データというもののすごさや、そこから見える物事の奥深さに新鮮な感動を覚えますね。今の部署には分析のプロが集まっているので、自社のゲームに限らず「何がユーザーのモチベーションアップにつながっているのか」という分析的な視点での議論ができるのが、すごく面白い。そういう点も含めて、ちょっと語弊があるかもしれませんが、とても居心地がいい会社・居心地がいい部署だと思います。
10:00〜 | 出社・メールチェック |
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10:30〜 | 週次レポートのテンプレート作成 |
12:30〜 | 昼休憩 |
14:00〜 | 「モンスターハンター」開発側との会議 |
15:00〜 | 会議の議事録作成 |
16:00〜 | 週次レポートのデータチェック |
18:30〜 | 退社 |
今は実務の中で学びを得ている段階です。先輩の書いたSQLのコードなどを見つつ、実務をこなしながらという感じです。憧れていた「モンスターハンター」チームとの会議は、参加メンバー間のやり取りが、さながらアクションゲーム並みの弾丸トークの応酬で圧倒されました。議事録を作成するのも一苦労でしたが(笑)、とにかく「これがプロか。これが社会人か」という迫力がありました。自分もそういう存在にならなくては、と思いましたね。
ゲームに限らず、アニメや映画、マンガなどエンタメは何でも大好物。リアル脱出ゲームが大好きで、あちこちに足を運んでこれまでに200回以上は参加しています。
どんなデータを抽出するかを規定するのは「ログ設計」です。カプコンには、ログ設計に関してもこれまでの豊富なノウハウの蓄積がありますが、将来的には私もログ設計に挑戦してみたいですね。タイトル側からのどんな要求にも対応できる、隙や洩れのないログ設計。さらには無駄のない洗練されたログ設計をして、開発や販売戦略に役立つデータを提供できるようになれればと思っています。
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