• 2014年3月31日
  • 各位
  • 会社名 株式会社カプコン
    代表者名 代表取締役社長 辻本 春弘
    ( コード番号 : 9697 東証第1部 )
    問合せ先 広報IR室
    TEL: 06-6920-3623

特別損失の計上、業績予想の修正ならびに
個別業績予想および前期実績値との差異に関するお知らせ

当社は本日開催の取締役会におきまして、最近の業績動向等を踏まえ、平成25年5月8日に公表した平成26年3月期(平成25年4月1日~平成26年3月31日)の連結業績予想を下記のとおり修正することを決議いたしましたので、お知らせいたします。

また、個別業績予想について、前期実績と差異が生じる見込みになりましたので、併せてお知らせいたします。

1. 特別損失の発生について

当業界の市場環境が激変する状況下、毎期安定した利益が確保できるよう、経営の根幹をなす開発体制の再編、開発プロセスの改革による収益管理に取り組んでおりますが、現時点ではモバイルコンテンツ等において、成果を生み出すまでには至っておりません。このため、当社の保有する固定資産等について、将来の回収可能性を総合的に検討した結果、事業構造改善費用等の特別損失を連結で約50億円、個別で約43億円計上する見込であります。

2. 平成26年3月期 連結業績予想の修正(平成25年4月1日~平成26年3月31日)

(単位:百万円)

  売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 1株当たり
当期純利益
前回発表予想 (A) 97,000 12,000 11,700 6,800 120円62銭
今回修正予想 (B) 101,500 10,000 10,500 3,300 58円53銭
増減額 (B – A) 4,500 マイナス2,000 マイナス1,200 マイナス3,500
増減率(%) 4.6% マイナス16.7% マイナス10.3% マイナス51.5%
(ご参考)前期実績
(平成25年3月期)
94,075 10,151 10,944 2,973 51円64銭

3. 修正の理由

家庭用ゲームソフトの目玉タイトル「モンスターハンター 4」やパチスロ機の大型商品「モンスターハンター月下雷鳴」などが好調に推移しましたため、売上高は当初予想を上回る見込みであります。利益面では、収益性の高いモバイルコンテンツが軒並み苦戦したことに加え、オンラインゲーム「モンスターハンター フロンティア G」等が軟調に推移したことによる利益率の低下が要因となり、営業利益および経常利益は当初予想を下回る見込みであります。また、当期純利益につきましても、前述のとおり特別損失を計上したことにより当初予想を下回る見込みであります。

この結果、当期連結業績予想を前記のとおり修正いたします。

4. 平成26年3月期 個別業績予想および前期実績値との差異
   (平成25年4月1日~平成26年3月31日)

(単位:百万円)

  売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 1株当たり
当期純利益
前期実績 (A) 74,748 9,349 10,595 2,697 46円84銭
当期予想 (B) 87,700 7,600 8,200 2,200 39円02銭
増減額 (B – A) 12,952 マイナス1,749 マイナス2,395 マイナス497
増減率 (%) 17.3% マイナス18.7% マイナス22.6% マイナス18.4%

5. 差異の理由

売上高は、大型タイトルの投入などにより前期に比べ増加するものの、営業利益、経常利益および当期純利益は、売上原価や販売管理費および一般費の増加により、前期に比べ減少の見込みとなりました。

(注)上記の業績予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績は、今後の様々な要因により予想数値と異なる可能性があります。

以上