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開発者インタビュー2014

05. 執行役員 CS第二開発統括 小野 義徳/ 未開のアジアオンライン市場に向け10年先を見据えチャレンジを続ける

中国オンライン市場の覇者 テンセント社と進める中国戦略

― 『モンスターハンターオンライン』について、テンセント社と提携した狙いを教えてください。
一言でいえば、やはり現地の市場で成功している企業と組むことです。カプコンとしては、中国市場での初めてのオンラインゲームの展開になりますので、やはり成功体験のあり、信頼できる提携先でなければなりません。また、テンセント社は中国市場でのシェアも高く、現地の流行や運営のノウハウを少しでも習得できればと考えています。
― なるほど。ゲーム制作はどのような体制で進めているのですか。
ゲームの肝となるデザイン部分や世界観の監修は日本の『モンスターハンター フロンティア オンライン』のスタッフ数名がディレクションしていますが、基本的にはテンセント社での開発になります。

― 異なる国同士での開発は大変ではないですか?
大変です。なかなかお互いの言いたいことが伝わらなかったり、納得してもらえなかったり。ただ、我々の目標は自分達の思い通りに開発することではなく、彼らのノウハウを活かしつつ、中国で成功するタイトルを作ることです。ですので、ある程度「餅は餅屋」という認識で、カプコン側から全て細かく指示を出すことはしていません。
― テンセント社での開発進捗はいかがでしょうか。
順調にクオリティの高いものに仕上がってきていると思います。テンセント社は高い開発技術力がありますので、日本の企画力や発想力と合わせて、とても面白いものが出来ると感じています。
― 日本の『モンスターハンター フロンティア』でも楽しめるものでしょうか。
難しいですね。ゲーム自体は「モンスターハンター」シリーズを踏襲していますが、遊び方や課金についての感覚は中国人と日本人とで異なると思います。これは『モンスターハンターオンライン』に限った話ではなく、中国でヒットしているタイトルでも、「何故こんなにヒットしてるのか」と疑問に思う作品は多くあります。これは別にゲームの内容の面白さ云々ではなく、おそらく現地の文化に根づいた趣味嗜好の違いに起因していると思います。
― 「面白さ」の感覚が違うんですね。
これはオンラインゲームに限らず、コンシューマやモバイル含め、エンターテインメント全般に言えることだと思います。日本で売れるものが北米・欧州やアジア、全ての地域で同じように売れる訳じゃないですよね。

― 現地ではどのようなジャンルのゲームが好まれているのですか。
ジャンル自体は日本と変わりません。中国でも、シューティングやRPGが人気です。モバイルではパズルゲームのようなジャンルがランキングの上位に挙がっています。
― 「面白さ」の感覚は違っても、人気のジャンルは同じなのですね。
ですからやはり、同じ作品でも「運営」の力がポイントになるんです。例えば『鬼武者Soul』は、日本で制作し、日本の戦国時代をモチーフにしたゲームですが、運営が軌道に乗った結果、台湾でも成功することができました。その点で、『モンスターハンターオンライン』についても、テンセント社との提携による運営は大きな意味を持つと思っています。
― では、『モンスターハンターオンライン』以降の中国での戦略はありますか。
このタイトルで今後の対応方法が確立されるはずなので、次回作はより短いスパンで展開したいとは考えています。また、モバイルなどのカジュアル向けタイトルは、カプコン台湾を通じて中国本土向けに展開することも可能ですので、随時投入したいと考えています。
画像:アニュアルレポート2014

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  1. 05.執行役員 CS第二開発統括 / 小野 義徳
  2. 04.CS第二開発統括第二開発部 部長/ 杉浦 一徳
  3. 03. S第二開発統括 第二開発部 第二プロデュース室 室長/宮下 輝樹
  4. 02. アミューズメント事業統括 OP運営開発部 部長/ 青木 純也
  5. 01. CS開発統括 第三開発部 プロジェクト企画室 ディレクター/ 藤岡 要

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