• 2017年2月1日
  • 報道関係者各位
  • 会社名 株式会社カプコン
     代表者名 代表取締役社長 辻本 春弘
    ( コード番号 : 9697 東証第1部 )
    連絡先 広報IR室
    電話番号: (06)-6920-3623

2017年3月期第3四半期の連結業績は、
通期での4期連続の営業増益に向け計画通りに進捗
~前年同期比では、売上高6.2%減、営業利益51.7%減ながら、第4四半期に大型タイトルの販売を控える~

株式会社カプコンの2017年3月期第3四半期連結業績(2016年4月1日~2016年12月31日)は、売上高535億7百万円(前年同期比6.2%減)となりました。利益面では営業利益51億19百万円(前年同期比51.7%減)、経常利益41億47百万円(前年同期比61.0%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益27億62百万円(前年同期比60.6%減)となりました。

当第3四半期連結累計期間は、主力となるデジタルコンテンツ事業において、『デッドライジング4』が堅調な出足を示したほか『モンスターハンタークロス』のリピート販売や「バイオハザード」シリーズの現行機移植版などが、海外を中心に健闘しました。また、アミューズメント機器事業において、『モンスターハンター 狂竜戦線』が家庭用ゲームとの好循環により大ヒットとなるものの、前年同期におけるヒット作の反動減により減収減益となりました。

この結果、売上高は535億7百万円、営業利益51億19百万円となりました。また、上期での円高による為替差損7億16百万円を計上した結果、経常利益は41億47百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は27億62百万円となりました。

2017年3月期の業績予想につきましては、デジタルコンテンツ事業において主力タイトル『バイオハザード7 レジデント イービル』および『モンスターハンターダブルクロス』など大型タイトルの販売に注力し、攻勢をかけることから、2016年5月9日決算発表時の業績予想を変更しておりません。

1. 2017年3月期第3四半期 連結業績

  売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する四半期純利益
  百万円 百万円 百万円 百万円
2017年3月期第3四半期 53,507 5,119 4,147 2,762
2016年3月期第3四半期 57,060 10,604 10,640 7,006

2. 2017年3月期 連結業績予想

  売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する当期純利益 1株当たり
当期純利益
  百万円 百万円 百万円 百万円 円  銭
2017年3月期 85,000 13,600 13,300 9,000 162  53

3. 2017年3月期 第3四半期 各事業セグメントの概況

(1) デジタルコンテンツ事業
( 単位: 百万円 )
  前第3四半期 当第3四半期 増減率
売上高 36,080 28,428 マイナス21.2%
営業利益 9,706 1,461 マイナス84.9%
営業利益率 26.9% 5.1% 該当データはありません
  • 1) 当事業におきましては、昨年12月発売の『デッドライジング4』(Xbox One、パソコン用)が堅調な出足を示しましたが、低年齢者向けに投入した『モンスターハンターストーリーズ』(ニンテンドー3DSシリーズ用)は軟調に推移いたしました。
  • 2) 一方で、人気タイトルの移植版『バイオハザード5』(プレイステーション4、Xbox One用)および『バイオハザード4』(プレイステーション4、Xbox One用)が安定したユーザーに支えられ健闘いたしました。加えて、海外向け『モンスターハンタークロス』(ニンテンドー3DSシリーズ用)も定着したブランド力により底堅い売行きを示しました。
  • 3) また、オンラインゲームやモバイルコンテンツは、局面打開に向けて開発体制や運営方法の見直しを進める中、女性スタッフが中心となって開発したスマートフォン向け恋愛ゲーム『囚われのパルマ』(アンドロイド、iOS用)が配信開始日にアップストア有料ランキング1位となるなど、新境地を開きました。
  • 4) この結果、売上高は284億28百万円(前年同期比21.2%減)、営業利益14億61百万円(前年同期比84.9%減)となりました。
  • 5) なお、第4四半期は当期の二枚看板タイトル『バイオハザード7 レジデント イービル』(プレイステーション4、Xbox One、パソコン用)および『モンスターハンターダブルクロス』(ニンテンドー3DSシリーズ用)の投入により本格的な攻勢をかけてまいります。
(2) アミューズメント施設事業
( 単位: 百万円 )
  前第3四半期 当第3四半期 増減率
売上高 6,578 7,069 7.5%
営業利益 459 611 33.1%
営業利益率 7.0% 8.6% 該当データはありません
  • 1) 当事業におきましては、風適法(風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律)の改正が昨年の6月に施行されたことにより、夜間の入店規制が緩和された環境のもと、「地域一番店」を旗印に各種イベントの開催や快適な店舗運営など、地域密着型の集客展開によりリピーターの確保、中高年齢者や親子連れのファミリー等、幅広い客層の取り込みに努めてまいりました。
  • 2) また、新たなビジネスチャンスを切り開くため、キャラクターグッズ等の販売を目的とする新業態の「キャラカプ」を店舗に併設するなど、新機軸事業を推し進めてまいりました。
  • 3) 当該期間は、山口県に1店舗出店しましたので、施設数は35店舗となっております。
  • 4) この結果、売上高は70億69百万円(前年同期比7.5%増)、営業利益6億11百万円(前年同期比33.1%増)となりました。
(3) アミューズメント機器事業
( 単位: 百万円 )
  前第3四半期 当第3四半期 増減率
売上高 13,091 16,591 26.7%
営業利益 2,895 5,422 87.3%
営業利益率 22.1% 32.7% 該当データはありません
  • 1) パチスロ機部門は、目玉機種の『モンスターハンター 狂竜戦線』が家庭用ゲームとの好循環により大ヒットを放つとともに、販売拡大のけん引役を果たしました。
  • 2) また、業務用機器部門につきましては、『マリオパーティ ふしぎのチャレンジワールド』を発売したほか、既存商品のリピート販売に注力しました。
  • 3) この結果、売上高は165億91百万円(前年同期比26.7%増)、営業利益54億22百万円(前年同期比87.3%増)となりました。
(4) その他事業
( 単位: 百万円 )
  前第3四半期 当第3四半期 増減率
売上高 1,310 1,418 8.3%
営業利益 354 562 58.8%
営業利益率 27.0% 39.6% 該当データはありません

その他事業につきましては、主なものはライセンス許諾によるロイヤリティ収入やキャラクターグッズなどの物品販売で、売上高は14億18百万円(前年同期比8.3%増)、営業利益5億62百万円(前年同期比58.8%増)となりました。