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各事業の状況

家庭用ゲームのコンテンツを活用する2つのビジネスを展開しています。パチンコ&パチスロ(P&S)事業では、遊技機筐体および液晶表示基板、ソフトウェアを開発・製造・販売しています。業務用機器販売事業では、アミューズメント施設向けに業務用ゲーム機器を開発・製造・販売しており、事業間のシナジー効果を創出しています。

2014年3月期 売上高構成比22.7%

当期の概況

売上高23,160百万円、営業利益率30.8%、前期比38.0%増

  • P&Sでは自社パチスロ機『モンスターハンター月下雷鳴』が約4万6千台、『DEVIL MAY CRY4』が2万5千台を販売して収益寄与し、前期比で大幅に伸長
  • 業務用機器販売では、新規メダルゲーム機『モンスターハンター メダルハンティング コンパクト』などの販売が堅調

画像:パチスロ機『モンスターハンター月下雷鳴』

パチスロ機『モンスターハンター月下雷鳴』
「モンスターハンター」の強力なブランド力や映像技術、ユーザーを魅了する演出などが奏功し、好調な販売台数を記録。自社筐体ビジネス参入以来、蓄積してきたノウハウが結実。

市場の動向

  • 遊技機市場ではパチンコ機市場が縮小する一方、パチスロ機市場の成長により総じて安定的に推移
  • 業務用ゲーム機市場はアミューズメント施設市場の漸減や新製品販売サイクルの端境期などにより微減
  • 消費税増税に伴い、施設オペレーターは利益確保のため、投資を絞り込むことから市場は軟調に推移する見通し

グラフ:遊技機(パチンコ機・パチスロ機)市場規模推移

カプコンの強みと戦略

  • 自社で保有する豊富なコンテンツを活用し、新たな収益源を確保
  • P&S事業では、コンシューマタイトル向けに制作した高精細なビジュアルなどの開発資源を活用した機種開発が可能
  • 業務用機器販売事業では、コンシューマ事業で培った開発力を活かし、市場ニーズの高いメダルゲーム機などの人気コンテンツを投入

次期の展望

  • P&Sにおける前期ヒット作の反動減を見込む
  • 高クオリティのビジュアルや人気コンテンツへの需要拡大により、パチスロ機の安定的なニーズが見込まれる
  • 業務用機器販売では新規メダルゲーム機の安定供給

グラフ:売上高・営業利益率

SWOT分析表

市場の動向

好調なパチスロ機により遊技機市場は前年並みで推移  業務用ゲーム機は端境期により3.6%減と縮小

アミューズメント機器事業は、家庭用ゲームで生み出したコンテンツを展開する2つのビジネス、パチンコ&パチスロ(P&S)および業務用機器販売で構成されています。

前期(2013年3月期)のP&S市場は1兆2,029億円(前期比0.1%増)と前期並みの規模を維持しました。これは、市場の過半数を占めるパチンコ機市場が3期連続で縮小(前期比6.5%減)を続けた一方、3期連続で拡大するパチスロ機の成長(前期比14.7%増)が市場を下支えしたことによるものです。

グラフ:遊技機市場規模(新台販売額)の推移

当期(2014年3月期)においては、引き続きパチスロ機市場が堅調に推移するとともに、新規出店数が東日本大震災の発生以前の水準まで回復傾向にあることや、設置台数1,000台以上の大型店舗の増加に伴う1店舗当たりの売上規模が拡大していることにより、市場は底堅く推移しています。

しかしながら、今後の見通しとしては、パチンコ機市場の低迷が続くことに加え、パチスロ機市場の需要も概ね一巡したとの見方もあり、市場は転換期を迎えるものと思われます。

次に、前期(2013年3月期)の業務用ゲーム機器の国内製品販売市場は、アミューズメント施設市場の縮小や新製品販売サイクルの端境期などにより、1,675億円(前期比3.6%減)の微減となりました。ジャンル別の動向では、ネットワーク機能を搭載した機器のコンテンツ課金売上は239億円(前期比30.6%増)となり、大きく存在感を増す一方、売上比率の高いメダルゲーム機(構成比20.8%)が349億円(前期比3.6%減)と減少に転じました。

グラフ:業務用ゲーム機器販売事業 市場規模推移

当期(2014年3月期)においては、メダルゲームで大型製品が多数発売されたことに加え、投資負担の少ないネットワークゲーム機のバージョンアップ版の販売増加により、市場は順調に推移しました。

今後の見通しとしては、消費税増税に伴い施設市場は落ち込み、施設オペレーターは利益確保のため、新規出店や設備投資を絞り込むことから、市場は軟調に推移するものと思われます。

当期の概況

自社パチスロ機『モンスターハンター月下雷鳴』の大ヒットが収益に貢献。業務用機器ではメダルゲーム機が堅調  売上高38.0%増、営業利益45.8%増

当事業における当社の強みは、自社で保有する豊富な知的財産(コンテンツ)を多面的に活用し、新たな収益を確保できる点にあります。

P&Sは、家庭用ゲームソフト事業で培った高精細な画像処理技術などの開発力を駆使し、自社・他社コンテンツを活用した魅力ある遊技機向けソフトウェアを開発できることが強みです。当期(2014年3月期)のP&Sは、自社パチスロ機『モンスターハンター月下雷鳴』が約4万6千台、『DEVIL MAY CRY 4』が約2万5千台の販売を達成するなど予想を上回る売行きにより収益に大きく寄与したほか、受託ビジネスも順調に推移しました。

一方、業務用ゲーム機販売は、自社コンテンツの高い認知度を活かして、市場ニーズが高く安定的な販売が見込めるメダルゲーム機を開発できる点が強みです。当期(2014年3月期)の業務用ゲーム機販売は、新規メダルゲーム機『モンスターハンター メダルハンティング コンパクト』や『マリオパーティ ふしぎのコロコロキャッチャー2』が堅調に推移しました。この結果、売上高は231億60百万円(前期比38.0%増)、営業利益は71億31百万円(前期比45.8%増)と増収増益となりました。

  • 画像:『DEVIL MAY CRY 4』
    『DEVIL MAY CRY 4』
  • 画像:『バイオハザード5』
    『バイオハザード5』
  • 画像:『モンスターハンター月下雷鳴』
    『モンスターハンター月下雷鳴』
  • 画像:『モンスターハンター メダルハンティング コンパクト』
    『モンスターハンター
    メダルハンティング コンパクト』

画像:『マリオパーティ ふしぎのコロコロキャッチャー2』
『マリオパーティ ふしぎのコロコロキャッチャー2』
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次期の展望

P&Sおよび業務用ゲーム機ともに、前期ヒット作の反動減などにより売上高24.4%減、営業利益29.9%減を計画

次期(2015年3月期)の事業展開としては、P&Sでは、更なる高クオリティビジュアルや人気コンテンツに対する需要拡大に伴い、パチスロ機の安定的なニーズが見込まれる一方で、ハードの高性能化やホールの投資機会の峻別により企業間競争は更に激化するものと思われます。そのため当社では、(1)安定収益の見込める受託ビジネスの強化、(2)大手販売会社であるフィールズ株式会社との提携による開発クオリティの改善および強力な販売網の確保、(3)家庭用ゲームの大型人気コンテンツの導入による販売台数の確保を目指します。

また業務用ゲーム機販売では、消費税増税に伴う施設オペレーターの投資意欲は減退すると思われます。当社では知名度の高い人気コンテンツを活用したメダルゲーム機の開発に集中し、他社製品との差別化を図っていきます。

しかしながら、P&Sおよび業務用ゲーム機におけるヒット作の反動減などにより、次期の業績は売上高175億円、営業利益50億円と減収減益を見込んでいます。

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