2012年4月5日
ファミコンジングル解体新書 その3
皆さんこんにちは!
いよいよ最終回となりました「ファミコンジングル解体新書」。
ところで、この記事楽しんでいただけてますか~?
よろしければ、前回、前々回の記事も再度ご覧ください!続けて読むと、楽しさ倍増かも!?
★前々回の記事はこちら!
★前回の記事はこちら!
さてさて、前回はとりあえず形になったところまででしたね。
コード・ベース・ドラムを落とし込んだのはいいけども、何だか物足らない。。。
同時発音数は4音に達しているし、どどどうしよう!?
そう、発音数は上限まで来ていますので、やれることはひとつ!
「隙間を埋めていく」です!
空いてる箇所を新たな音で埋めていくことにします。隙間産業です。
これはとても重要な作業となります。
どう埋めていくのかは、これはもう空想するしかありません!
曲調に合わせてフレーズを空想していきます。
それに加え、細かい音符を使ってたくさん鳴っているように聴こえる工夫もします。
もちろんたくさん鳴っているように聴こえるだけではダメで、
コード感(響き)なども考慮して音を並べていきます。
で、これが足したフレーズです♪
えーっと、「何のこっちゃ?」ですね(笑)
でも、これがうまく隙間を埋めてくれるハズ、、、なんです!
それでは、最後に全部合わせて聴いてみましょう!
いかがでしょうか??
全ての要素が合わさって曲になっている、というのがわかりますね!
ちなみに、これがシーケンス(音符)です。
ちょっと分かりずらいかも知れませんが、一番明るい赤がコード音(矩形波)、
薄い朱色が隙間産業音(矩形波)、薄い紫がベース音(三角波)となってます。
前半は、流れ落ちていくような速いフレーズが特徴のアレンジ、
逆に後半は、下からグイっと上がってくる歯切れの良いサウンドが特徴のアレンジにして、
短い中にもメリハリを付けてみました!
もっと色んなノウハウがあるのですが、今のDAWでお手軽に再現できるのはこんなところでしょうか。
昔は、各社サウンドドライバーを自前で作ったりして、
特殊な鳴らし方や音色で個性を打ち出していましたねぇ。。。
このノスタルジーな世界、皆さんも飛び込んでみませんか?
もし好評なら、また企画考えますのでお便りくださいね☆
それでは、お付き合いいただきありがとうございました~!