INTERVIEW, TOPICS

2023年3月28日

『カプコンサウンドチーム』若手インタビュー!

こんにちは、タンタンです!
カプコンサウンドチームでは、毎年新たなメンバーを募集しています。
今回は若手クリエイターの二人に、カプコンサウンドの雰囲気をインタビューしてみたいと思います。
ゲームサウンドのお仕事がどんな感じか知りたい方、必見です!

▲今回インタビューをした岐部(左)、池田(右)

まずは自己紹介!

タンタン
まずは自己紹介からお願いします!
池田
はい、コンポーザーの池田 航大です!
2021年度入社の2年目で、出身は京都府です!
学生時代は電子オルガンを演奏しており、コンサートやコンクール、演奏指導などに力を入れていました!
他にも、ドラムやピアノといった演奏活動も行っていましたね。
岐部
サウンドデザイナーの岐部 滉太です!
池田くんと同じく、2021年度入社の2年目です。
出身は三重県ですが、育ったのはカプコン本社のある大阪府です! 学生時代はバンド活動に力を入れており、ベースを担当していました。
タンタン
ありがとうございます。お二人とも学生時代からサウンドに関してゆかりがあったんですね!

普段お仕事している環境は?

タンタン
普段の業務環境はどんな雰囲気でしょうか?
池田
同じフロアにはコンポーザーだけではなく、サウンドデザイナーやサウンドプログラマーといった、他の職種の人たちが多くおります。
世代の近い先輩からベテランの大先輩まで、職種を問わず気兼ねなく質問しに行けるのはとても安心感があります。
岐部
自席には5.1chサラウンドシステム(5つの通常スピーカーと1つの低音専用のスピーカーで、臨場感や迫力を出せる仕組み)が構成されております。
そのため、現在のゲームサウンドでは不可欠なサラウンドでのサウンド制作や確認が自席で行えます。
また、業務をこなす上で必要になった機材やプラグインなどは、都度申請することで準備してもらえます。

一日のスケジュール例

タンタン
次は、一日のスケジュールについて訊かせてください!
日によって業務内容が変わるとは思いますが、普段どんな一日を送っているのか、ある日のスケジュールを切り出して教えてください!
池田
コンポーザーの一日のスケジュールは、まず10:00に出社してから業務の洗い出しや確認などを行い、チームの朝礼に参加します。
そして、現在開発しているタイトルのゲーム内で使用する楽曲のスケッチを行い、12:30にはお昼休憩に入ります。
池田
昼休憩が終わりましたら、午前にスケッチした楽曲を実際に編曲していきます。
完成した楽曲については、サウンドディレクターやプロデューサー、企画チームなどに確認してもらいます。
もらったフィードバックを反映したら、完成した楽曲のデータをゲームに組み込み、音のバランスや動作に問題がないか、実際にゲームをプレイしながら確認していきます。
18:30になりましたら、明日の作業する項目をピックアップしておき、退勤するといった流れです!
岐部
次にサウンドデザイナーの普段のスケジュールです!
コンポーザーと同様10:00に出社してから、業務の現状把握と進行具合の確認を行い、所属チームの全体の朝礼に参加します。
その後はゲームの効果音制作作業や、波形の編集作業などを行います。
岐部
お昼休憩が明けてからは、午前制作した効果音を開発中のゲームへ組み込む作業を行っていきます。
以降は効果音の制作とゲームへの音の組み込みとを並行して行っていきます。
一日の終わりに、翌営業日の作業内容を確認した上で、18:30に退勤しています!
タンタン
同じサウンドでも、職種によって差がありますね!
時期によっては忙しくなることもあると思いますが、その場合はどんなスケジュールになるのでしょう?
池田
出社時間やチームの朝礼への参加までは通常時と同様ですが、それらが終わってからは、楽曲のスケッチと並行してアレンジやミキシングといった作業も並行して行っていきます。
池田
お昼休憩を挟みつつ、引き続き楽曲のスケッチ、アレンジ、ミキシングを行います。
社内にはハイスペックな環境でサウンドの確認ができるスタジオが複数ありますので、適宜スタジオでのチェックを行いながら修正を行っていきます。
通常時と同様、サウンドディレクターや他セクションによる楽曲のチェックや、それに対する修正作業なども行います。
ゲームに組み込んだ楽曲の調整についても、スタジオで行うことができます。
スタジオでチェックプレイをすることで、自席では気づきにくい細かいバランスなどの、より入念な調整が可能となります。
翌日の作業項目をピックアップし、この日は21時に退勤しました。
岐部
サウンドデザイナーの繁忙期のスケジュールにつきましても、業務の進捗状況の把握や朝礼への出席は通常時と同様行います。
多忙な時期は、自分自身で制作した効果音だけではなく、他のメンバーや外部協力会社さんから納品されたデータの確認や、ゲームへの組み込みを行うこともあります。
岐部
昼休み明けからは、午前に制作した効果音をゲームに組み込む作業や、組み込んだ音の挙動確認などを自席で行います。
もしうまく挙動していなかったり、意図していた鳴り方と異なる場合は、原因の究明やバランスの調整をしていきます。
17:00頃、この日は発注していたサウンド制作やミキシングの進捗確認を、スタジオで行いました。
18:30以降、その日中に進めたい業務がある場合は定時を超えて、効果音の制作や整音作業などを行います。
最後は通常時と同様、翌営業日行う仕事内容の確認を行い、退勤しています!

ズバリ!お昼ごはん事情は?!

タンタン
ちなみに…お昼ご飯はどうしているんでしょうか…!
池田
私はよく、社内にある社員食堂に食べに行きます!
毎月11日は「カプコンの日」といって、様々なカプコンのゲームタイトルをテーマにしたスペシャルメニューが出るので、毎月楽しみにしています(笑)。
岐部
僕も社員食堂に行ったり、あとは会社近辺のお店で食べたりすることが多いです!
特にカプコンサウンドチームにはグルメな先輩が多いので、おすすめのお店をたまに訊いたりしています。
タンタン
カプコンの日のメニュー、気になりますね!
会社の近くにも美味しいお店がたくさんあるとのことで、逆に悩んでしまいそうですね~!

入社してから最初の壁

タンタン
再び真面目モードに戻ります!
学生から社会人となり、日々仕事をこなしていく中で立ちはだかる『壁』はありましたか?
岐部
僕は…学生のときとは違う生活リズムに壁を感じましたね…(笑)。
でも、日々会社で過ごしていくうちに慣れていくことができました!
池田
私も社会人と学生との自覚の違いというのは、ひとつの壁としてありました。
ただ、私はこれまでゲーム開発を経験したことが全くなかったので、新たに覚える作業が多かったというのが、個人的には最大の壁だったかなと思います。
先程の通り先輩方にアドバイスをもらいやすい環境なので、ひとつひとつ丁寧に教えてもらいながら、作業を覚えていくことができました!

入社前後のギャップ

タンタン
入社する直前までは学生でしたもんね(笑)。
それを踏まえて質問ですが、学生時代と入社してからとで、思い描いていたカプコンサウンドのイメージにギャップはありましたか?
岐部
「きっと入社直後は難しいことを要求されて苦労するだろう…。」と思っていましたが、実際に入社してからは研修や業務の中で丁寧に指導してもらうことができ、また最初からクリエイティブな環境で仕事をさせてもらえて、入社直後から働きやすかったというのはギャップのひとつかなと思います。
池田
入社前後でギャップがなかった、というのが個人的には一番のギャップでした。
就職活動については身構えていた部分がたくさんあったのですが、カプコンサウンドは嫌な重さが一切なく、一貫したアットホームな雰囲気を入社してからも感じています。
タンタン
最後に、ゲーム業界を目指す今の就活生に向けて一言お願いします!
岐部
ゲーム内で聞こえる、音楽以外の音は全てサウンドデザイナーが携わっています。
細かい音の1つ1つまで鳴らす「仕組み」があり、時にはサウンドプログラマーと相談して作り上げることで全ての音が鳴っているんです。
ぜひ僕たちと一緒にゲームの世界を音で創造しましょう!
大変な時期かと思いますが、皆さんがご入社されることを楽しみにしております!
池田
この業界に入ってから、日々先輩からもらう指導や他社のゲームを遊ぶ中で、改めて「ゲーム音楽っていいな!」と強く感じました。
ぜひこの感動をともに分かち合いたいなと思っております。
最初は色々難しいこともあるかとは思いますが、一緒に楽しんでいきましょう!
タンタン
お二人ともありがとうございました!
これを機に興味を持たれた方は、ぜひカプコンサウンドの門を叩いてみてください!

カプコンサウンドは、あなたのセンスとやる気をお待ちしております!