2020年1月22日
第二回 カプコン効果音検定!
第二回 カプコン効果音検定!
こんにちは、タンタンです!
前回の「第一回 効果音検定」では、
男性二人のバトル中の音作りを見ていきましたね!
今回はRPGゲームに出てきそうな、
氷魔法の音作りについて紐解いていきましょう!
この魔法の音、どうやって作るの?
まずはTwitterにも掲載した、こちらの画をご覧ください!
▲氷魔法の音
さて、一体どんな音が鳴っていたでしょう?
今回は下記のモノを使って音作りをしましたが…実は使っていないものが紛れています!
どれが仲間ハズレかわかりますか??
事前に行ったTwitterアンケートの集計結果は以下の通りでした!
今回はクイズ形式!
以下のモノのうち、「氷魔法音の制作に使われていないモノ」は何でしょう?
答えは回答期限終了後に記事にて公開予定です!— カプコンサウンド公式|CAP'STONE (@CAPCOM_SOUND) 2020年1月21日
どれも回答が拮抗していますが…僅差で「たらい」が1位でした!
さあ、答えを見ていきましょう!
1 魔法が発動する音
まずは魔法が発動する部分にフォーカスして、よーく聴いてみましょう!
この部分、どんな音がなっているかわかりましたか?
収録最中の風景を見てみましょう!
氷のように透き通っていた音は剣の音だったんですね!
キラキラしている音が植木鉢の破片だったのは意外だったのではないでしょうか?
2 余韻の音
お次は余韻部分の音をよく聴いてみましょう!
魔法自体の余韻だけではなく、「ピキピキッ」という氷がひび割れる音も入っていますね。
この音、何を使っていると思いますか…?
なんと、「ピキピキッ」音の正体は吸水ポリマーとペットボトルとアルミホイルだったんですね!
吸水ポリマーを握っているときの「ギシギシ」という音と、ペットボトルを擦り付けているときの「ギュルギュル」という音と、アルミホイルを開くときの「キラキラ」という音を要素として取り出し、混ぜることで、あのサウンドをデザインしたというワケです。
魔法そのものの余韻はグラスハープ(水を入れたグラスの淵を摩擦することで、共鳴させて演奏する楽器)を使っていましたね。
日常でよく使っているモノでも、よく耳を傾けてみるといい音が鳴っていたりします。
常日頃から身の回りの音を気にしてみると、意外な発見があるかもしれませんよ?
3 足りない音は…?
ここまでの音を合わせて、一回聴いてみましょう!
何か物足りなくないですか…?
元の動画の音と比べて、何が足りないでしょうか?
そうこれ!魔法が発動する手前で鳴っている、予兆の音です!
これがあるかないかで、魔法を撃たれたときの衝撃感が全然違いますよね。
さて、この音は何でできていると思いますか…?
「えっ、本当にこの音?」と思われた方もいますよね!
これを逆再生すると…。
どうでしょう!予兆の音になりましたよね!
日常の音に耳を傾けるというお話をしましたが、そこに対してさらに応用を効かせることで、効果音制作の幅は大きく広がるのです。
2 答えは…
全ての音が出そろいましたね!
それでは、ここまでの音を合わせて聴いてみましょう!
はい!今回のお題の音になりましたよね!
というわけで、最初の写真の中で使われていなかったモノは……
タワシでした!!
皆さん、わかりましたでしょうか??
今回の効果音検定はいかがでしたでしょうか!
皆さんも気になる効果音があったらよく聴いてみて、
どのように音を作っているのか想像してみてくださいね。
それでは、次回もお楽しみに~!
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