DISCOGRAPHY
2015年11月22日
E.X.TROOPERS – END OF CONVERSATION
INTRODUCTION 作品紹介
「解放レゾナンス」のアレンジを含む、新しいエクストルーパーズの世界に浸れる6曲を収録
マンガチック爽快アクション『エクストルーパーズ』{ニンテンドー3DS専用、PlayStation(R)3用ソフト}より、ゲーム音楽を担当した北川保昌によるアレンジミニアルバム「E.X.TROOPERS – END OF CONVERSATION」が登場!
タイトル発売から3年経った今もなお、ファンから熱い支持を受けているマンガチック爽快アクション『エクストルーパーズ』{ニンテンドー3DS専用、PlayStation(R)3用ソフト}。
この度、発売3周年を記念し、サウンドトラック完全版「E.X.TROOPERS – ORIGINAL SOUNDTRACK」と合わせて、音楽を担当した北川保昌本人によるアレンジミニアルバム「E.X.TROOPERS – END OF CONVERSATION」が同時リリース。ティキ(CV:早見沙織)が歌う「解放レゾナンス」のアレンジバージョンや書き下ろしの新曲を含む全6曲は、ストーリー仕立ての構成により『エクストルーパーズ』の新しい世界に浸ることができる。
さらにジャケットは、キャラクターデザイン担当の実田千聖がこのアルバムのために描き下した特別デザイン。ヒロイン・ティキが描かれており、サウンドトラック完全版に描かれた主人公・ブレンと対になる仕掛けが見どころです。
REVIEWスタッフからのレビュー
北川 保昌コンポーザー (開発スタッフ)
発売3周年を祝し、6曲のEPを心を込めてお届けいたします。
エクストルーパーズの音楽を担当しました北川保昌です。アレンジミニアルバム「END OF CONVERSATION」を解説させていただきます。
1. Nothing is Impossible
このミニアルバムのイントロダクション的役割を持たせた、オリジナル曲です。ただオリジナル曲と言っても、エクストルーパーズのキーフレーズや良く使ったコード進行等を詰め込んだ、ゲーム内で流れていてもおかしくない内容となっています。この曲でミニアルバムのゲートが開き、勢い良く2曲目に突入するイメージです。
2. The Last Shooting Star
最初のギンギラ空中戦で流れた曲のアレンジバージョンです。メロディを原曲の「ラララ」で行くか、新しく歌詞を付けて歌を新録するかで大分迷いましたが、最終的に「ラララ」を使うことにしました。この「ラララ」のメロディ、原曲制作時に全て完成していて、全てのメロディを公開するのは今回が初めてとなります。
3. Extreme Condition Rebirth
生まれ変わった「Extreme Condition」です。原曲にあるミニマルな足回りはそのままに、色々な遊びの要素を入れてみました。音色も比較的今風のものをチョイスして、その分耳触りが変わっていると思いますが、原曲とはまた違った面白い色味が出てきて、意外と奥深い曲なのかもしれないと感じています。
4. All Over the Base
ゲーム内に存在した3つのベース、それぞれのイメージをミックスして仕上げた曲なのですが、結果的に「4つ目のベース」みたいな感じになってしまったかもしれません。1:00辺りから、左・真ん中・右の3つの音の掛け合いが始まるのですが、これはW.I.Z三姉妹を表現しています。どの音がどのW.I.Zか、想像してみてくださいね。
5. 解放レゾナンス The Soar
ゲームクリア後の「解放レゾナンス」ってどんなだろう?というところから始まったアレンジです。曲名の通り、Soarなコード進行を用いて原曲の攻撃的な部分をマイルドにし、対極的な曲調へと変身を遂げました。ここまでアレンジが変わっても違和感のない早見さんの声、そのキャパシティの広さに脱帽してしまいます。
6. End of Conversation
タイトルチューンにもなっているこの曲は、文字通りこれまでの「Conversation」に終わりを告げるものです。1曲目で開かれたゲートを閉じるに相応しいものを目指して作りました。暖かくてちょっぴり切ないコード進行は、最後のエピソードのマンガデモに使っていたもので、「Starry Conversation」のメロディをしっかり受け止めてくれました。
新しいエクストルーパーズの音楽、いかがだったでしょうか?あれから3年が経ち、ちょっとだけ大人になった「今のエクストルーパーズ」を感じていただければ嬉しいです。実田さん描き下ろしの、こちらもちょっとだけ大人になったティキを眺めながらお楽しみください。