開発ブログ

ゲームエフェクトのお仕事

  • 2016年6月2日(木)

はじめまして。
『逆転裁判6』でエフェクトを担当しました秋月と申します。

みなさんはゲームのエフェクトと言われてパッと思いつくものは何ですか??
魔法や爆発、火炎、水柱、稲妻などでしょうか??

逆転裁判6でのエフェクトのお仕事は、

山から野菜や果物を取ってきて、一人暮らしの若者や野菜不足のメンバーに分け与え、
枯渇化したお菓子置き場に毎週毎週大量のお菓子を投入することです!
一番人気はお饅頭と塩気のきいたお煎餅!!

ウソです。
(でもほぼホントです)

…本題に戻りますね。

エフェクトの多くはなにかの動機があって発生するものの結果、またその動機によって起こった目に見えない結果をデザインし視覚化したもののことだと私は捉えています。

みなさんはもう体験版で遊んでくださいましたか??

今作では「クライン王国」という霊媒が日常生活に密着した文化を持つ国が登場します。
この国の裁判では、姫巫女が奉納舞を踊り、死者が死の直前に感じた感覚を水鏡に映し出す
「御魂の託宣」(新システム「霊媒ビジョン」)が行われます。

今回はこの「霊媒ビジョン」を例にエフェクトのお話ができればと思います。

「水鏡に映し出す」というシステムが出来上がるまでに、いろんなデザインがありました。
人形に憑依させたり、大きな香炉からでる煙に投影させたり、煙で殺人現場を再現(!)などもあり、
どれも神秘的で怖そうなものばかりでした。

イメージ イメージ

ただゲームとして成り立たせなくてはいけないという大前提であるので、
遊んでいて面白くないものは当然ボツ!です。
そうしてたくさんのデザインのなかから選ばれた「水鏡に映し出す」というデザインを基にエフェクトの作業が本格化します。

「霊媒ビジョン」でエフェクトセクションに与えられた課題は逆転裁判の世界に合った、
神秘的で霊媒というオカルト要素を持った水鏡をデザインすることでした。

ビジョンが映っている時は「水」でもあり「鏡」でもあり、さらに感覚を文字で浮き上がらせるためにある程度の視認性も必要…とゲームとして遊べる画面を考慮しつつ、海やプールや池や湖の動画や写真を見まくり、逆転裁判のタッチに落とし込むため何度も作っては壊しを繰り返し、出来上がったのがこちらです。

ちょこっとだけですが水鏡をみていただけましたでしょうか??
(0:39前後に映っています)

その水鏡を特別に別角度から…。
普段はおとなしい水鏡(左図)ですが、霊媒の力を込めた(エフェクトを載せた)ときはこのように(右図)!

イメージ イメージ

いかがでしょうか??
このように通常は目に見えない不思議な力を可視化し、ディレクターやアートディレクターが伝えたい世界観を作る一端を担っています。

ほかにも…

イメージ

このようにいろんなシーンでエフェクトによって演出を強化しているところがたくさんあります。
また逆転裁判ならではなのでしょうか…
「え!?これもエフェクトで作るの!!??」というものまで作っています。
逆に「え!?これエフェクトで作らないの!!??」というものもあります。

その辺については、またどこかでお話できる機会がありましたら…。

そんな逆転裁判6のエフェクト。
プレイ中に気に留めてみていただけるとうれしいです。
さて、次回はミステリー大好きシナリオ担当の福田の登場です!!
シナリオ制作における本邦初公開のお話を用意しているそうですよ!

それでは、次回の開発ブログもよろしくお願いいたしま~す!

Page Top