開発部ブログ

新しい表現への挑戦

アートディレクター:布施

更新日時:2013年06月27日

みなさん、こんにちは。
山崎シナリオディレクターよりご紹介にあずかりました、
『逆転裁判5』アートディレクターの布施と申します。

よろしくお願いいたします。

私からは3DSで新しく生まれ変わったグラフィックや、
キャラクターデザインなどに関わる情報をお届けできたらと思います。

それでは、少しの間お付き合いいただければ幸いです。

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って「ダレやねん!」と言いたい人がいると思いますので、
簡単に自己紹介をさせていただきます。

これまではデザイナーとして、『ゴーストトリック』や『逆転検事2』、
『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3(アルカプ3)』などに携わってきました。

そうそう、
『アルカプ3』ではアメコミのヒーロー達と互角に渡り合う
成歩堂 龍一にも関わったりしていました。

これは運命かもしれません。

さて、本題に入りたいと思います。

まず私がチームに入り最初に課せられたのは…
“従来のドット絵に見紛うような3Dモデル制作”というものでした。

もちろん立体視付きで!

開発現場は、まずは数人のデザイナーで、
今回のビジュアルイメージを固めるべく試作PVを作っていきました。

その初期段階の3D成歩堂 龍一がコレです。

イメージ
…今見ると、甘酸っぱい気持ちになります。

しかし!
この段階があったからこそ、今があるわけです。

チームスタッフ全員の力を借りながら、
3Dモデルの成歩堂 龍一はどんどん進化していきました。

もちろん、逆転裁判で一番のキモである“動き”についても、
“2Dドット絵のメリハリのある動き”を目指しました。

さらに、2Dドット絵の頃ではできなかったような
“3Dモデルの滑らかな動きやカメラワーク”などを入れることで、
ハイブリッドな成歩堂 龍一が誕生しました。

イメージ

すでにニンテンドーe ショップからダウンロードできる“ダウンロード体験版”や、
店頭にて遊べる“店頭体験版”でプレイできますので、
ぜひ3D立体視をONにして見ていただけると嬉しいです。

結局、制作の途中経過をほとんどかっ飛ばしてしまいましたが、
そのへんのお話は、今後も開発現場の3Dモデルや背景の担当から
制作秘話や、オモシロ話が聞けると思いますので、乞うご期待!

ここからは、キャラクターデザインについてお話ししたいと思います。

初回ということもありますので、
『逆転裁判5』新キャラクターの代表として希月 心音から。

いつもプレイヤーの隣りにいる“ヒロイン”ポジションでありながら、
弁護士として“自力で戦う女性”でもあるという、今までにないキャラクターです。

これを両立させるため、日夜不眠不休でもんどり打って考えました。
その混迷ぶりときたら、一時期、頭がこんな形になるくらい。

イメージ

こんなトンデモない頭のヒロインを至って真剣に考えていたのだから、
私の頭が一番トンデモないことになっていたのでしょう。

そして最終的にデザインされたココネの髪型はご存知の通り。

イメージ

ココネはパートナーとして、成歩堂や王泥喜の左隣に立つわけですが、
そのアングルのときに見栄えが良く、感情豊かな彼女の動きに合わせて
元気良くなびくように、このような髪型となりました。

前髪がはげしくトガっているのは、
成歩堂なんでも事務所の所長や先輩の髪がトガっているのを見て、
ココネ自らトガらせるべきと判断したのかもしれません…ウソです。

イメージ
↑これはデザイン後に描いた3Dモデルやアニメ用の三面図。

次は、ココネが胸に下げているモニ太というマシンについてお話しします。

イメージ

このモニ太は、彼女の心理分析という力を“ココロスコープ”として、
ビジュアル化するために誕生しました。

そして、心理分析を本人以外にも目で見えるものにしようというところから、
まず映像として出力するコトが決まっていきます。

とは言うものの、
本来カタチのない心理分析をビジュアル化するのは非常に難しく…。
広大な宇宙をモチーフに、小型プラネタリウムを持たせた時期もありました。

ちなみに、ココロスコープはPCの1アプリケーションという設定で、
普段はブラウザとして書類などを見るために使っているときもあったりします。

イメージイメージ

ココロスコープの起動画面やゲーム中にでる顔アイコンは、
心理分析を分かりやすく人の感情表現に分けて表現したものです。

イメージ
↑そして、ついに完成したココロスコープの画面!

ビジュアルやBGMに宇宙を感じさせる部分が残っていたりしますので、
これを知った上でゲームをプレイしてみると面白いかもしれません。

…それでは、本日はこの辺で終わりたいと思います。

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次回は、サウンドディレクターの堀山さんの登場です。
逆転裁判シリーズといえば、ステキなBGMや印象的な効果音ですよね!

『逆転裁判5』ではどのように“音”に対して取り組んでいたのか、
いろいろ聞くことができるかもしれません。

それでは、楽しみにお待ち下さい!

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