2018年12月27日
[成歩堂龍一のミステリークイズ] 第55回:「強要された自殺」
イトノコ「自分の名前は糸鋸圭介‥‥刑事をやってるッス。日々発生する凶悪な事件を追いかけて奮闘しているッス。今回ここに書き記すのは、とある殺人事件を解き明かした、スゴ腕刑事の“名推理”ッス」

――〇月△日の未明。事件はとあるマンションの一室で発生した。被害者の名は内木生来(ないきせいき)。
始業時間になっても出社しない同氏を心配した会社の同僚が、自宅を訪れて死体を発見した。死因は青酸カリによる中毒死で書斎の机の上には遺書と思われる手書きの文章も残されていた。

警官「遺書も残されていますし、自殺でしょうか‥‥?」
イトノコ「(‥‥‥‥何かがおかしい。刑事のカンがそう言ってるッス‥‥)念のため、付近の聞き込みをするッス!」

――聞き込みの結果、重大な事実が判明した。死亡時刻と思われる深夜に、部屋の中から男の怒鳴る声が聞こえたというのだ。しかも、その内容は自殺を強要するようなもので、強引に毒物を服用させられた可能性が浮上してきた。

警官「糸鋸刑事! 容疑者が現れました。氏名は同勝ゆする、36歳。恐喝などで前科があります。被害者も脅されていたようで、たびたび会社や自宅に訪れていたようです。すぐに任意同行を求めます!」

同勝「刑事さん、あんまり時間がないんで、手短にお願いしますよ」
イトノコ「昨日の深夜、被害者の自宅に居たのはお前だな!」
同勝「まわりくどいのはやめましょうや。確かにアイツの自宅には行きましたよ。でもね、ありゃ自殺でしょ。何でも遺書まで残ってるって話じゃないですか?」
イトノコ「近所の聞き込みで、被害者を脅すような声が聞こえたという証言があるッス。遺書の筆跡は確かに被害者のものだったッスが、それもアンタが脅して書かせたに違いないッス!!!」
同勝「ハッ! オレが書かせた証拠はないでしょう。筆跡もアイツのもの、それにアイツの指紋が付いたペンとかも見つかってるんでしょ?」
イトノコ「あくまで自殺と言い張るッスか。遺書に書いてあることがすべてだと‥‥‥‥」
同勝「あぁ、その通りだ。アイツは気の弱い男でしたからね。軽く脅したことは認めるが、殺したのは俺じゃねぇ!! 遺書に書いてあることが真実なんですよ‥‥刑事さん!」
イトノコ「‥‥なるほど。やっぱり真相はヒトツ、みたいッスね‥‥」

今回の事件の真相は?

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