ミステリークイズ

2018/05/24

[成歩堂龍ノ介のミステリークイズ] 第20回:「酒乱の死」

ホームズ「いやいや、すまないね、ミスター・ナルホドー。大探偵の手にも余る量の荷物だったのでどうしようか思案していたところだったのだよ」

外を散歩していたとき、たまたま両手に荷物を持ったホームズさんに出会った。

成歩堂「いえ、大丈夫ですよ。ぼくももう帰るところでしたし。それより、こんなに大量のお酒を買ってパーティでもするのですか‥‥?」
ホームズ「足が早いものでもないからね。偶然、破格の値段で売っていたのを見つけてしまってね。いわゆるまとめ買いというヤツだ。大探偵は買い物上手なのさ」
成歩堂「(大探偵は関係ないのでは‥‥)って、あそこ、なんだか人だかりができてますね、なにかあったのでしょうか?」
ホームズ「手に余っていた荷物もいまやほとんどが、キミが持っていることだし、どうだい? 少し見物していこうじゃないか」

――こうして、ぼくとホームズさんは人だかりのできている場所に足を運んだ。

成歩堂「あれ、グレグソン刑事じゃないですか」
グレグソン「なんだ、またアンタか。何しに来たんだ? 今は見ての通り捜査中なんだ、用がないなら帰ってくれ」
成歩堂「捜査って‥‥なにかあったのですか?」
ホームズ「どうやら重大事件のようだね」
グレグソン「こ、今度は貴様か!! なんでアンタら2人がこんなとこにいるんだっ!!!」
成歩堂「たまたまですよ‥‥」
ホームズ「おおかた、大酒呑みで、酒乱の気がある男が毒殺された、と‥‥。おそらく容疑者は同席した4人に絞られるようだね」
グレグソン「なんでそこまで‥‥」
ホームズ「まぁ、大探偵の手にかかれば、このぐらいのスイリは‥‥」
グレグソン「って、貴様、それは捜査情報を書いたオレの手帳じゃないか! 勝手にみるなあああぁぁぁ!!!!」
ホームズ「読んじまったものは仕方がないだろう? それにもう内容は覚えたから返すとしよう。さあ、さっそく事件を解決しようじゃないか!!」

――被害者は大酒呑みで、酔うとすぐに暴れてしまう男性。事件前も、いつものメンバーで集まっていたが、酔って暴れそうになっていたのをみんなで諫めた。現場にはふたつの酒瓶があり、片方は手つかずで、量がかなり減っている酒瓶からのみ毒が検出されている。5人が使っていたコップからも毒は検出されていない。



●容疑者A
「お酒を用意したのは僕です。アイツ、普段はいいヤツなんですけど、酒が入ると毎回酒瓶を振りかざして大暴れするんですよ。今日だって高い酒なのに‥‥。こぼさないように、振りかざす直前にあわてて蓋を締め直したんですから‥‥って、僕は犯人じゃないですよ。第一、僕がお酒に毒を仕込んだとしたら、同じものを飲んでいた全員が死んじゃいますよ!」

●容疑者B
「アイツ、今日もまた大暴れしやがって‥‥、とんだ迷惑野郎だったな。ん? ああ、つまみを用意したのは俺だよ。酒を飲むにはつまみは必須だろ? まさかお前、俺を疑ってんのか? 毒は酒瓶から発見されたんだろ? だったら俺は犯人じゃねえよ。」

●容疑者C
「お皿とアイスペールの氷を用意したのは僕です。ここは僕の家なので‥‥。このメンバーで集まるときはたいてい僕の家で飲むんです。自宅で暴れられるから困ってたんですよ。え? いやいや、僕は犯人じゃないですよ、酒癖が悪いくらいで殺すわけないじゃないですか」

●容疑者D
「ああ、彼にお酒をついだのは自分ッス。つがないと彼、すぐに怒るッスから。氷の量がどうとか、とにかくうるさいんッスよ。といっても、自分がついだのは最初の数杯ですけどね‥‥、彼が倒れる前は、散々酒瓶を振り回したあと、コップにつがずにラッパ飲みしてましたから。でも、自分は犯人じゃないッスよ」

成歩堂「うーん、なんでみんな同じお酒を飲んだのに死んでしまったのは1人だけなんでしょう?」
ホームズ「おや、ミスター・ナルホドー、キミにはこのトリックがわからないのかい?」

毒はどこに仕込まれていた?

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