ミステリークイズ

2016/03/24

[成歩堂龍一のミステリークイズ] 第37回:「慌てすぎた犯人」

ある休日、検事の御剣怜侍(みつるぎれいじ)は、有名な美術館を訪れるため、その美術館の最寄駅に降り立ち、キョロキョロと周りをうかがっていた。

ミツルギ「‥‥(だれもいないようだな)」
イトノコ「あーーー!!!」
ミツルギ「!!!」
イトノコ「御剣検事じゃないッスか!!」
ミツルギ「な、なんでイトノコギリ刑事がこんなところにいるのだ‥‥」
イトノコ「今日は1日限定で、あそこの美術館でトノサマン展をやってるッス。タダ券をもらったので、自分は今から美術館に行くとこッス。御剣検事もトノサマン展ッスか?」
ミツルギ「‥‥うぐ。私がそのようなところへ行くわけが‥‥」
イトノコ「そうッスよね! じゃあ、御剣検事はこんなところで何をしてたんスか?」
ミツルギ「そ、それは‥‥ん? 見たまえ、美術館にパトカーが向かっているようだ」
イトノコ「え? あ、ほんとッス。何かあったんスかね」

二人が美術館に向かうと、多くの警官がそこにいた。

ミツルギ「何があったのだ?」
ケーサツカン「あー、ダメダメ、そういうのは言えないの」
ミツルギ「私は検事だ。何かあったのなら力を貸せると思うが」
ケーサツカン「け、検事殿でありましたか! これは失礼しました! 実はこの美術館で、窃盗事件がありまして!」
ミツルギ「な、なんだと! そ、それはまさか、ト、トノサ‥‥」
ケーサツカン「Bホールで展示されていました時価数億円にのぼる宝石数点が何者かによって盗まれたのであります!」
イトノコ「そういえば、隣のホールでは宝石展が開催されてるって聞いたッス」
ミツルギ「そ、そうか‥‥。しかし、それでは今日、美術館には‥‥?」
ケーサツカン「は! ハンニンが美術館内に宝石を隠しているという可能性もありますので、館内捜索が終わるまでは立ち入り禁止であります!」
イトノコ「ト、トノサマン展はどうなるッスか?」
ケーサツカン「‥‥残念ですが、中止、でしょうね。ハンニンが見つかれば開催されるでしょうが」
ミツルギ「‥‥私も協力しよう。この事件、一刻も早く解決せねば! できれば、閉館時間前に!」

御剣が聞き出した情報は次の通り

・犯行は前日の夜と見られる
・宝石はまとめて金庫にしまわれていた
・警備の都合上、単独犯とは考えられない
・金庫は無理やり何かでこじあけられていた
・ハンニンはよほど焦っていたらしく、現場に大量の遺留品を残していた
・現場には細めの懐中電灯、片方の手袋、バール、ポケットティッシュ、十数本タバコが入った箱が落ちている
・犯人は現場に落ちていた手袋をして犯行に及んだようでそのほかの遺留品、室内から指紋などは検出できなかった



イトノコ「わかったッス! ハンニンは花粉症持ちで裕福な医者ッス!」
ミツルギ「‥‥一応、聞いておこう? なぜだ?」
イトノコ「簡単ッス! この手袋はビニール製ッス! こんな手袋をするのは手術をする医者しかいないッス! あ! ということはハンニンは医者は医者でも外科医ッスね! しかもこのタバコ! まだ中身がこんなにあるのに捨てていったということは、裕福な人間に違いないッス! 医者はたいてい裕福ッス! 正直、ねたましいッス! さらにこのポケットティッシュ! こんなものを持ち歩くのは花粉症の人間しかいないッス! 以上のことからハンニンは花粉症持ちで裕福な医者であるということがわかるッス!」
ミツルギ「‥‥イトノコギリ刑事」
イトノコ「はいッス!!」
ミツルギ「来月の給与査定を楽しみにしておくことだ」
イトノコ「‥‥うう。間違いだったッスか‥‥」
ミツルギ「‥‥君」
ケーサツカン「は!」
ミツルギ「この慌てようだと、ハンニンは重要な証拠を残していったようだ。この遺留品をもっとよく調べてみるがいい」

詳しく調べるべき遺留品は?

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