ミステリークイズ

2014/06/26

[成歩堂龍一のミステリークイズ] 第22回:「残された靴跡」

弁護士の成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)と、部下の王泥喜 法介(おどろき ほうすけ)が一緒にランチに行こうと街を歩いていると、妙な人だかりができていた。
人ごみを押し分けて進んでいくと、中には一人の警察官がいた。どうやら新人らしく、急なトラブルにかなりあわてている様子だ。

ケーサツカン「ダメダメ! ここは立ち入り禁止です! ボクは現場を野次馬たちから守らなきゃいけないんだ!」
ナルホド「どうしたんですか?」
ケーサツカン「殺人事件ですよ! 現場に入ってはダメです!」
ナルホドオドロキ「さ、殺人事件?」

ふたりは思わず顔を見合わせた。

オドロキ「‥‥成歩堂さん、勉強のために彼から事件の詳細を聞いてみましょうよ。」
ナルホド「オドロキくん、ぼくたちは警察関係者じゃないんだから‥‥。」
オドロキ「おまわりさん! オレたちは弁護士です! 詳しい状況を教えてください!」
ナルホド「(ぜんぜん聞いてないや‥‥)」

王泥喜が、新人警察官を言いくるめて聞きだした状況は以下のとおり。
・事件現場は被害者の自宅。帰宅したときに刺殺されたらしく、被害者は玄関で靴を脱いだ状態で倒れていた。玄関の扉が開け放たれた状態だったため、路上から死体を見つけた通行人が通報した
・死亡推定時刻は現在のところ不明
・先ほど降った急な夕立で、家の周囲の地面はぬかるんでいた。地面についていた足跡は、捜査関係者の靴跡を除けば、被害者自身が家に向かったと思われる靴跡のみ。その靴跡は、被害者の死体の近くに乱雑に脱ぎ捨てられていた、被害者の靴底と一致した



オドロキ「被害者が家に向かった靴跡しかないとすると、ハンニンはまだ家の中にいるってことですね!」
ケーサツカン「そんなわけないでしょう! 天井裏から床下まできっちり調べましたが、ネズミ1匹いませんでしたよ。」
ナルホド「じゃあ、ぬかるんでいない所を歩けば‥‥。」
ケーサツカン「残念ながら、家の周囲はスミからスミまできっちりぬかるんでまして。足跡をつけずに、道路まで出ることは不可能です。」
ナルホド「そんな‥‥。ハンニンは空を飛んだとでも?」
オドロキ「成歩堂さん‥‥。玄関から道路までは直線距離で10メートルくらい離れています。いくら助走をつけたって、周囲の土に靴跡をつけずに道路まで飛ぶことは不可能ですよ。」
ナルホド「(うう。所長としての威厳が‥‥)」
ケーサツカン「それにしても被害者は、何かよほどあわてていたんでしょうね。普段は几帳面に靴をそろえる人だったという証言があるのに、あんなに脱ぎ散らかしていたんですから。」
ナルホド「‥‥そうか、ハンニンの逃走手段がわかったぞ。」
オドロキ「おそらくですが‥‥オレにもわかりましたよ。」

ハンニンはどうやって逃走した?

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