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ランクにより、戦士たちの行動範囲は定められており
より遠くの地に赴くためには、
ランクを上げ、制限を解除する必要がある。
バザルタ鉄道の使用もこの条例によって使用できる者が限られている。そのため、
“広い世界を自由に旅してみたい”
そんな浪漫あふれる願いを抱いたとしても、
その願いを叶える道のりは残念ならがとても厳しいとしか言いようがない。ただ、人里を離れた遠くの地であればあるほど、
戦士たちの身に降りかかる危険の度合いは増していく。
手ごわいモンスターが待ち受ける分不相応な場所に戦士たちが踏み込まずに済むなど、
不自由に感じられる条例が敷かれている理由はちゃんとある。

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バザルタ機構設立の礎となった2つの王家のうちの1つ。
二刀を繰る、無双の剣術をきわめた武王、サルバトーレ三世。
彼を中核に作られた、バザルタ機構による世界支配は
強さこそが絶対の価値観の新たな世界だった。しかし、その後のサルバトーレ家は強い戦士を輩出することが
できず、権力の地位を追われる。皮肉にも、彼らの作り出した機構、
強さが全ての世界が、彼らを凋落させたのだった。そして時は流れ…ランカーの間に噂が流れる。
「サルバトーレの技を継ぐ少女が現れたらしい」

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バザルタはランカー達に「修練」という仕事を斡旋する。
その内容は、危険な無法者の討伐、貴重品の探索、
そして世界の調査など、実に多岐にわたり様々だ。それら全てはジグ、そして全てのランカー達にとって、
己を磨き、強くするための「修練」である。

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バザルタがランカー達に発行する「修練」。
その「修練」が貼りだされるの掲示板が、通称「修練板」である。修練板を食い入るように眺めているのは、
小銭稼ぎ目当ての、駆け出しの新人ランカーのことが多いが、
時に、上位ランカー達も無視できないような、
おどろくべき「修練」が掲載されることもある。

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ランクが全ての価値を決めるこの世界では、
行動範囲から寝る場所までもがランクによって定められている。
新入りランカーがそのことに実感を得るのは、
自分の宿舎をあてがわれたときであるだろう。首都ガンドアの下区に位置するランカーの宿舎では
ランクによって住む部屋が決められる。
新入りと低位ランカーは大部屋に押し込まれ、否が応でも集団生活を営むことになる。その環境が気に入らない者はランクを上げればいい――のだが言うは易し行うは難し。
多くの低位ランカーたちは憧れの個室を目指し、ランクアップに励むことになる。「大部屋のベッドからすべてが始まる」と話すベテランランカーがいるが
仰々しく聞こえるその言葉は、実に的を射ているのだ。

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世界人口のほとんど、およそ10万人の戦士が所属する組織、
それが「戦侯機構バザルタ」である。
それがいつ誰によって、何のために作られたのか、知るものはいない。この世界の戦士を順位づけする「戦士ランキング」を支配し、
強力な戦士たちを中枢に抱えた、絶対的な機関である。首都ガンドアの門をくぐると、多くの戦士たちは圧倒される。
眼前遥か遠くの山にそびえたつ巨大なバザルタ機構の城---
それは、まさにこの世界の中心であり、支配者の姿である。

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戦侯機構バザルタに所属する戦士たちを「強さ」をよって順位付け、
その序列を明確にしたものが戦士ランキングだ。ランキング戦にて他のランカーを倒しランクを奪う、
修練の褒章としてランクを得る――
これらランカーたちの活動はすべて戦士ランキングに反映され、日々変化する。昨今、辺境から来た新入りランカーが
95001位からのスタートであったことから、
現状では1位から95001位までのランキングとなる。

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バザルタの戦士たちが、お互いを噂したり呼び合う時に使う仇名のこと。
その戦士の性格や出身などを端的に現してあり、その戦士そのものと言える
ような、的確で個性ある戦名をつけられる者もいる。ある時、戦名がその戦士の秘密とする戦術などを知らしめてしまう例もあり、
「ランキング戦に影響がでる」などバザルタに陳情がもちこまれた事もあっ
たらしい。そのためか、最近は若干ユーモアに偏った表現になってきているようだ。ガンドアの酒場では日がな戦名が話題のタネとなっており、街にやってきた
若者に最初につける戦名を皆で競うように考えているとか。

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世界の片隅に打ち捨てられた太古の建造物…
ガンドアから北方に伸びる鉄道の先を行くと
人の訪れることのない荒野が広がっている。そこに隠された真実、捨てられた歴史は
バザルタの起源をさかのぼり、それよりはるか昔---
この世界そのものの謎を紐解く鍵となるだろう。

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「戦侯機構バザルタ」との関わりをたち、独自の文化、
思想にもとづいいて辺境で暮らす放浪の民族。主人公ジグ、そしてファズもこの民族の一員として暮らしていた。
その二人がお互い違う道を歩くことになったきっかけは、
いったいどんなものだったのだろうか。

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戦士ランキング1位から7位に名を連ねる、
戦侯機構バザルタの頂点、それが「七騎士」だ。「強き者が正義」を理念とする機構を体現した存在であり、
立法、裁判、治安維持――それらを司り、世界を治める。
すべては、七騎士によって決められている。10万もの戦士たちが目指すべき理想。
その輝かしき頂に到達するために
彼らはどれほどの戦いに勝利してきたのであろうか。今、七騎士の席には一つの空きが存在する。
その席を埋める、新たな戦士が現れるのはいつの日のことか。

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山を越え、谷を越え、
ガンドアと、ガンドアから遠く離れた土地への道をつなぐバザルタ鉄道。ランカーの旅を多いに助ける鉄道だが、
機構が定めた「移動区域制限条例」により
誰もがその恩恵を受けられるわけではない。鉄道に乗車するためには「乗車許可」を必要とし、
その許可は一定のランクを越えたランカーにしか与えられていない。
そのため、低位ランカーが列車を利用するのは、
許可を持つ高位ランカーに頼むしか方法はないのだ。

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戦士たちは戦いを日常とするだけに、身体から傷や怪我の絶える日はない。
そのため、戦士たちの拠点であるガンドアの病院では
病気よりも怪我で訪れる者が
圧倒的に多いのはガンドアにおいて周知の事実である。強くなることを推奨する機構において武器を振るい、
ランカーやモンスターと戦わなければならない
戦士たちの事情を医師たちは十分に理解している。
そのため、最大限の手助けをしてくれる医師たち。
だが、あまりに怪我ばかりする戦士には命を助ける立場にある医師として
「お小言」を言いたくなる……そんな心境に陥る者もいるようだ。

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鶏の声よりはやく、ガンドアの街人を眠りから覚ますのはたいてい、戦士達の剣戟の音である。
それは、ガンドアの街では当たり前の朝であり、当たり前の光景だ。
戦士たちがお互いのランクを競い、日夜戦いをくりひろげる。
それは布団の中でも、街の中でも変わらない。「いらっしゃい!」
武器屋の店員が大きく声をかけてくる。
さあ、武器を買おうか、それとも、その店員と戦おうか・・・!ガンドアの、いつもの光景だ。

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1つ、他の戦士を打ち破り、そのランクを奪うこと
1つ、バザルタの修練をのりこえ、褒賞としてランクを与えられること
ランクアップはそのどちらかで行われる。腕自慢の荒くれ者は、手当たり次第にランキング戦をいどむことが多い。
が、中には、着実に修練だけでランクアップを狙うものもいる。
そういった輩は、ある意味荒くれ者よりタチが悪いかもしれない。戦いの実力はさておき…修練を達成するために、他のランカーを退け、
だしぬく。その蛇のような手腕といったら…!この世界にはさまざまなランカーが存在する。
ジグのランクアップの旅路は、決して容易なものではないだろう。

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日常にくりかえされる、もっとも非日常な戦い、それがランキング戦である。
バザルタに認定されたランキングをめぐって、戦士たちが互いに戦い、
勝者が敗者のランクを奪うことができるという戦い。正々堂々と、相手をいたずらに殺生することなく…とは機構の言い分では
あるが、その裏に多くの人間の血や涙が流されていることは想像に難くない。ラストランカーの物語を彩るのは、輝かしい覇道を歩くものだけではない。
目をこらし、耳をかたむければ、ガンドアの影に住む、光を浴びることがかなわなかった者達を見つけることができるだろう。この物語の半分を支えるのはそんな彼らなのかもしれない。































