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2018年7月10日

『ロックマン30周年記念ライブ』レポート!

「ロックマン30周年記念ライブ」に行ってきました!!

7/7-7/8と東京中野ZEROホールにて「ロックマン30周年記念ライブ」に行ってきましたので、「ロックマンエックスアニバーサリーコレクション(以下RXAC)」のサウンドディレクター辻野が勝手にレポートします!感想から述べますと!純粋にめちゃくちゃ楽しかったです!最高!

※写真は今回のレポーターを務める、
「RXAC」のサウンドディレクター辻野泰之。


初めての中野にドキドキ。会場に入ると、「ロックマン11」と我らが「RXAC」のPVが交互に流れておりまして、気分ブチ上げてくれていました!!最近のコンサートは、オーケストラ編成が多いのに対して本イベントは「バンド」!ロックマンの音楽って元々バンド編成を意識して作られていたそうです。バンドのイメージで8ビットBGMを、そのBGMを今回バンドアレンジで。当時の作曲を担当された大先輩である松前さんが興奮気味にそう話していたことが印象的でした。

バンド編成は、

岩垂徳行さん(Arrange ,Manipulate&etc.)
宮崎大介さん(Guitar)
榎本 敦さん(BASS)
上倉紀行さん(Kyeboards,Guitar&Arrange)
山内 優さん(Drums)
MARIさん(Violin)
Mos の皆さん
Enaさん(Trombone).Remiさん(Trumpet)
AIRさん(Trumpet).MAUさん(Baritone Sax)
AMIさん(Alto Sax).Lottaさん(Tenor Sax)


凄腕プレイヤーですねぇ!安定の演奏は当然ながら、皆楽しそうに演奏されてたのがとても印象的でした。

やっぱりホーンが入ると一気にパンチが効きますねー!ホーン隊の「MOS」の皆さん!安定したピッチは当然ですが、演奏以外でも会場を盛り上げてましたね!バイオリンの「MARI」さん。きっちり主旋律をとった上での、アドリブアレンジがセンス抜群でした!

MC楪望さんと我らがウッチーさん!ウッチーさん面白すぎ!プロ顔負けのトークと、微妙なギャグと、汗ネタで暴れてました!面白い!

もうね…ロックマンはリアルタイムでプレイしてましたから、ググっときましたね!「ロックマン11」の「ヒューズマンステージ曲」!大阪に帰ってきた今でも頭の中でぐるぐるフレーズが回っております。本当に耳に残る、口ずさんでしまう!ライブのアレンジもきっちりシンセの音色は残しつつメロディ重視のアレンジでした。シンセで低音域を補強すると「クラブ感」がでてとても気持ちよかったです。ロックマンの音ってシンセの音色のセンスですよね。この曲は辻野的にツボです!


エックスからは、メドレー後に「GIVE IT A SHOT」の演奏が!「RXAC」の目玉でもある「Xチャレンジのテーマ曲」ですね!再現度高い!ギターがカプコンサウンドの「TAISUKE」以上にピロピロしてました(笑)ピロピロピロー!重たいフレーズに速弾き!ベースの超絶チョッパーサウンド! 今時チョッパー奏法?と思うでしょ。これもエックスの醍醐味なんです!ホント…ライブ仕様の「GIVE IT A SHOT」とてもかっこよかったです!

※写真は二代目「ROCK-MEN」をマジで狙っている!?
カプコンサウンドのギタリスト!?「TAISUKE」こと藤澤鯛介。

と…すみません…。ライブの感想書くと「すごかった!」「楽しかった!」とか作文レベルの文章になってしまいますので、全楽曲の感想は割愛させてもらいましてサウンド視点に戻しますね(笑)

こういったライブや、オーケストラコンサートを行うにあたって、アレンジャーの方に楽曲はもちろん、譜面や、パラデータ、MIDIデータをカプコンサウンド側からお渡しするんです。どういった構成で楽曲が成り立ってるかだけでなく、聴かせどころはどこなのかなど作曲者の意図を感じてもらうこと更にはゲームのイメージも崩さないように、アレンジメントして下さるんです。非常に高いレベルで。特に岩垂さんはロックマン好きということでアレンジや選曲に愛を感じましたね!我々はゲームを作る側ですから、楽曲や効果音は繰り返し聴きますし、その楽曲が作られる初期段階から当然ながら関わるわけです。となると、思い入れや、イメージが付くわけですね。そのうえで我々も納得させられる演奏アレンジをされるわけです。プロですねぇ!どれもこれも、どの楽曲も「ロックマン」でした!

今回「ロックマン11」のサウンドディレクターである吉井氏と同席で鑑賞しました。「ロックマン11」と「RXAC」って音の方向性や考え方が少し違うんですよ。「ロックマン11」は、短いフレーズを繰り返し、耳に残るメロディを、「RXAC」はギターサウンドと長めのフレーズでの、耳に残るメロディをこれは、勝手に思っていることですが、ロックマンがファミコンから、ロックマンXがスーパーファミコンから。というところが原点になっていると思います。サウンドに割り当てられたメモリの量がスーパーファミコンの方が大きかったため、長いフレーズをつくることができた、またスーパーファミコンの内蔵音源により、ギターサウンドを再現しやすくなった点があると思います。もちろん「どっちがいい」という話ではありませんよ! 両方ちゃんと「ロックマン」なんです。

そういったことを、今回のライブで感じることができました。「ロックマン11」のプロデューサーの土屋さんも檀上で話していましたが。ロックマンもエックスも、ゼロも、エグゼも、DASHもゼクスも流星も!今回のライブにおいても!みんな「一つのロックマン」なんですね。そういったことを肌で本当に大きく感じたライブでした!

カプコンサウンドの大先輩である、松前さん、青木さん、立石さん、海田さんのお話も聞けたしMCU氏のロックマン愛もすごかった!「KICK THE CAN CREW」聴き直そうっと!(実はCD結構持ってます)

今後もこのライブが続けていけるよう、サウンドチームも精一杯頑張ります!これからも我らがヒーロー!ロックマンをよろしくおねがいします。

ありがとうございました!

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