入社前と後で違うのは、作ることと同じくらいに伝えることが重要だということです。僕の場合、書いたコードによって何が起こるのかを企画やサウンドデザインの人にしっかり伝えないといけません。
石原さんが言った通り、伝えるためのコミュニケーションは大事ですよね。
自分も企画職って、入社前はとにかく企画書を書くのが仕事だと思っていました。
しかしゲームの実装と実現には、複数の他セクションと連携しながら進める必要があります。それは、「企画=コミュニケーション」とも言われるほど!
自分が待ちの姿勢だと何も進まないのでとにかく積極的にコミュニケーションをとるように取り組んできました。
たしかに!
学生時代と異なりビジネスの場なので、チームで成果を出し、会社に貢献することが大切です。だからこそ、チーム内はもちろん他セクションとのコミュニケーションは本当に大切に感じます。話し方も内容も丁寧に伝えることを心がけています。
入社前は一人でやっていく作業だと思っていたサウンドデザインも実はチーム戦でした。
全工程の最終段階がサウンドデザインなので、待っているだけの姿勢ではダメ。
先輩からも「今のタイミングで関係部門に確認しよう!」などアドバイスを受けながら、常に他セクションの状況を聞いて、準備しておかなければならないことなど学びました。これはチームのいいところだなと日々感じています。
連携を図る上でも、とにかくカプコンでは自分から発信することが大切ですよね。
「やりたいと言ったことを、できるだけやらせる。逆に言わないとやらせられない。」という企業風土を常々感じています。だからこそ、伝えるというコミュニケーションはカプコンでは若手もベテランも重視していると思いますね。
未経験の仕事を取りに行かずにいると「出来ることしかやらへんやん!」っていじられます(笑)。でもそれって、経験値を上げる大切な機会だから教えてくれているんですよね。
自分から伝えることで、やりたい仕事をやらせてもらえる環境が整っているという実感があります。
私は品質管理部門でバグチェックの仕事をしているのですが、実務以外に管理業務へも興味が湧いたため上司へ伝えたところ「班長やってみる?」と、実際に任せてもらえました。発信することってカプコンでは本当に大切です!
やりたいと思っても、もちろん分からないことやできないことが出てきます。そんな時、若手を引き上げ、導く姿勢がカプコンにはあります。
部下の失敗をちゃんと成長につなげられるよう、周りの先輩は見守っていてくれますし、それは全部門共通だと感じています。
私は未経験からの入社でしたが、しっかりとした研修制度の存在は大きかったです。部署に関係なく、約2週間の全体研修を終えてから各部署での研修となります。サウンドデザインは3ヶ月程度の研修で音作りの基礎から学びました。
未経験だった私にはとにかくありがたく、修了時には「1年目であってもプロ」という意識で業務に取り組むことができました。
キャラクターデザインでもフォトショップの研修という基礎の基礎からスタートしました。その後、キャラクターデザインの基礎、MAYAとZbrushの使い方、モデリング…と、キャラクターデザインの実践を行います。
実は教わる側だけではなく教える側にも立つ機会があり、入社2年目からデッサンの講師として研修に参加しています。
各部門新人研修には注力していて、年々プログラムも進化・充実していますね。
入社タイミングでの経験値は当然それぞれで、経験者も学生時代には独自に作っているので、そのクセがどうしても出てしまうなどあります。
どのレベルであってもスムーズにスタートを切られるよう、研修によって全員がゲーム開発の基礎から学べるのがカプコンです。
研修の中には、ローテーション研修という体験入部のようなものもあり、さまざまなチームの中で異なる仕事が体験できます。チームごとで取り組み方や雰囲気が全然違うので、自分自身の興味が確認できるのはもちろん、適性も知ることができます。
これから一緒に仕事をするという点ですり合わせの場としては最適だと思います。
総合職は、研修だけではなくメンターがついて6か月マンツーマンでOJTを行ってもらえるのが特徴です。メンター制度は一人ひとりにあった指導を考えてもらえるため、私の場合は、ゲーム知識を増やす必要があると考えたメンターが月1回の勉強会を開いてくれていました。
私は学生時代からDJの活動をしているのですが、サウンドプロダクション室にはもともとDJやバンドマンだった方がたくさんいます。サウンドといっても、BGMや効果音、モンスターの鳴き声など担当する領域はさまざま。
部署内にある7.1.4chの音質良い環境で一緒にゲームをしながら、サウンドについて目線を合わせたり、検証したりしています。
部署の特徴は出ますよね。
品質管理ではリリース前のゲームをプレイしてバグチェックをしますが、とにかくたくさんゲームをしていて、仕事中はもちろん。帰ってからも自社・他社関係なくゲームをプレイしている研究熱心な社員が多く、私も諸先輩方を見習わねば!と思っています!!
キャラクターデザインは自分の得意なことや好きなものが反映されやすいと思います。なので、デスクを見たら一目瞭然。
僕は筋肉がとにかく好きなので、その表現にはこだわっています。時々、筋肉知識に周囲が引いていますが。
好きなものを持っているって大事ですね。
うちにはお酒が好きなベテランの先輩がいます。時々、誘ってもらって呑みに行っているのですが、歳が離れている人と一緒に仕事以外の時間を過ごせるのも貴重ですね。
先輩はもちろん、同期のコミュニケーションが多いのもカプコンならでは。毎年多くの人材を採用しているので同期の数も多く、仕事のやり方などを聞きやすい存在だし、心の支えになりますね。
カプコンは面白いゲームを作りたい若い人にとって、とてもいい環境だと思います!
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