『MHW』に関しては、今後もアップデートを行い、既存ユーザーのリテンションを図ると共に、価格戦略を並行して行うことで新規ユーザーの獲得を目指します。また、海外でも日本同様にリアルイベントを実施し、ユーザーコミュニティの醸成を進めます。『バイオハザード RE:2』などの大型タイトルについては、従来のプロモーションに加え、予約状況や売上推移といった販売データを一元管理し、「SNSのコメント」や「年齢分布」「継続購入率」などの項目を分析することで拡販につなげるデジタルマーケティングの強化にも注力していきます。
現状の市場環境を踏まえると、修正計画が保守的とは認識していません。また、市場環境だけでなく、当社の開発体制にも改善の余地があるため、体制を強化し、来期以降の投入機種の開発を行っていきます。また、上期において、下期投入予定機種の評価減を行い、売上原価に計上しました。なお、金額は具体的にお伝えしていません。
当社は、大型タイトルは2-3年かけて販売する計画を立てており、『MHW』の2年目に関しても、1年目の790万本に対して、応分の数を計画しています。下期以降は、PC版を中心に更なる拡販に努めます。
当社はこれまで同様に、60ヵ月マップを用い5年先までのタイトルを管理・開発しています。来期についても、過去作の活用を含め、中期目標である持続的成長を達成するべくタイトルの準備を進めています。
『MHW』の他には、『モンスターハンターダブルクロス』、『バイオハザード7 レジデント イービル』、『大神 絶景版』等です。
2018年9月末時点で累計1,070万本販売しており、累計で約70%が海外での販売です。なお、日本では当社の想定以上に10代のユーザーが増加しています。
当社の中国展開は、基本的にテンセント社経由で実施しているため、当社はコメントをする立場にはありません。巨大な中国市場に対しては今後も積極的に対応していきますが、カントリーリスクもあるため、状況を把握しながら少しずつ進めていきたいと考えています。
期初計画時には、eスポーツ事業の立ち上げ段階だったため、投資額を多めに予算計上していましたが、具体的な施策を立案する中で、精度の高い投資計画に見直しました。これは当社のeスポーツへの熱意が衰えたわけではなく、今後も積極的にeスポーツ市場の拡大に向け施策を推進していきます。
既存タイトルの進捗が当社の想定より弱く、上期、下期共に下方修正していますが、若干下期の金額が大きいです。
上期に一部タイトルのクラウド対応を行いましたが、技術検証の意味合いが強く、収益に大きな影響はありませんでした。検証結果をもとに、今後のクラウド展開を社内で検討していきます。
発売後のホールでの稼働を分析したところ、当社の想定に満たない期間で撤去されていることがわかりました。今後は、「長い時間楽しめるパチスロ」という当社のコンセプトを実現すべく、社内の開発体制を変更しながら対応していきます。
市場環境を踏まえ、タイトルラインナップの見直しは行いましたが、根本的な戦略転換は有りません。
現時点で詳細は申しあげられませんが、市場でも5.9号機より6号機にポジティブな評価が集まっており、当社も6号機の開発準備を進めています。今後の開発は基本的に6号機対応となり、2020年3月期以降の投入を目指します。