詳細内容

「RE:2022」でゲーム開発の裏側を紹介する２つのタイトル、『バイオハザード ヴィレッジ』『モンスターハンターライズ』の両ディレクターに、コンセプトやその実現のための技術的アプローチ、RE ENGINEでの開発についてインタビューをおこないました。
どんな超大作でも、最初はひとつのコンセプトから企画がスタートします。どういった着想からゲーム開発が始まるのか、ふたりのディレクターのこだわりや信念についてお聞きし、掘り下げていきます。

想定スキル

ゲーム開発に興味がある方、ゲーム開発に関わっているすべての方

詳細内容

最終的にゲーム内や広告で目にしているキャラクターや世界観を表現しているアートの数々も、そこに至る過程では様々な意図やねらいがあり、数々の試行錯誤を経て世に出ています。
本コンテンツでは、『バイオハザード ヴィレッジ』『モンスターハンターライズ』両タイトルの企画構想段階のコンセプトアートと完成したアートとを見比べながら、各アートディレクター本人による解説で、そのアートに込めた思いや完成までの道のりについてご説明いたします。
(一部、『バイオハザード ヴィレッジ』の重要部分に関するコンテンツが含まれます。)

想定スキル

アート業務に関わる、またはアーティストを志すすべての方

• 資料閲覧 1 (モンスターハンターライズ)

• 資料閲覧 2 (バイオハザード ヴィレッジ)

詳細内容

ステージ制作工程において、本モデルの制作の前に仮モデルを使ってゲームの遊びや演出などの要素を設計していく作業を、カプコンでは「グレーボックス」と呼んでいます。
グレーボックス工程においてあらかじめ試行錯誤を繰り返すことで、その後の手戻りを減らし、限られた時間や労力を本当にそのゲームに必要な要素に集中することができます。
本コンテンツでは、グレーボックス工程におけるアイテム配置に関する考え方をご紹介すると共に、実際にRE ENGINE上で『バイオハザード ヴィレッジ』のアセットを使用した配置作業を体験していただけます。

想定スキル

レベルデザイン作業に興味のあるゲームデザイナー
ステージ作成をおこなっている背景アーティスト
3Dモデリングツールや各種ゲームエンジンの使用経験

資料閲覧

詳細内容

『モンスターハンターライズ』のフィールドでは、生態系を感じられるような植生や環境生物の配置がおこなわれています。
また、普段カメラの入ることのない死角や隙間には、作業労力を削減するための見えない工夫が多数施されています。
本コンテンツでは、普段はプレイヤーキャラクターの視点からしか見ることのできないフィールドを、自由に操作できるカメラを使って文字通り「裏側」から観察することができます。

想定スキル

レベルデザインに興味がある、または業務をおこなっているゲームデザイナー
フィールド作成をおこなっている背景アーティスト

資料閲覧

詳細内容

「当たり判定」という言葉はゲーム開発者のみならず、ゲームファンにも広く知られるものになりました。
カプコンが得意とするアクションゲームでは特に、当たり判定の品質がそのままゲームの面白さや処理負荷などの品質にも大きく影響します。
そのため、プレイするユーザーに対して納得度の高い当たり判定を配置・設定することが求められますが、必ずしも見た目と同じ大きさ・形状で配置すればいいというわけではなく、様々な工夫がされています。
本コンテンツでは、『バイオハザード ヴィレッジ』での当たり判定の構造解説をおこなうとともに、当たり判定のみが可視化された状態でゲームをプレイし、その様々な工夫を体験していただけます。

想定スキル

レベルデザインに興味のあるゲームデザイナー、背景アーティスト
レベルデザインに関わるゲームプログラマー
コリジョンの接触判定に関する基本的な知識

資料閲覧

詳細内容

カプコンでのキャラクターアセットの作り方はすべてのタイトルで同じではなく、ターゲットスペックや世界観など、それぞれの特性に最適化された手順やツールを選択しワークフローを構築しています。
本コンテンツでは『バイオハザード ヴィレッジ』『モンスターハンターライズ』の両タイトルから、それぞれのワークフローの特徴と、多彩なワークフローを許容するためのRE ENGINEの機能や取り組みをご紹介します。

想定スキル

テクニカルアーティスト、テクニカルディレクター、およびワークフロー構築に関わるシニアアーティスト
CGキャラクターの構成要素に関する基本的知識

詳細内容

キャラクターにおいて、その魅力に一番大きく影響を与えるといっても過言ではないのが「顔(フェイシャル)」の作り込みです。
CG分野では古くからフェイシャル技術の研究を重ね、進化を続けてきました。
『モンスターハンターライズ』では、携帯機という制約の中で、表情の豊かさ、自然さを向上させるための工夫をおこなっています。
本コンテンツではキャラメイクを前提としたリグの工夫等について説明し、体験コンテンツでは、表情を切り替えながらジョイントの動きを確認していただけます。

想定スキル

CGアニメーションの基本的知識（ジョイント、ブレンドシェイプ、リグ）
Mayaによるアニメーション制作経験

詳細内容

前回の「カプコン オープンカンファレンス RE:2019」にて、リギングの作業効率化のためのモジュラーリギングシステムを紹介しました。
『バイオハザード ヴィレッジ』では、そのシステムをさらに発展させ、より簡単に、より効率よく作成できるようヴィジュアライズしたシステムを導入しました。
本コンテンツでは、その進化したツールの操作やワークフローをご紹介します。

想定スキル

リギングやそれに関連するワークフローに興味のあるアーティスト、およびテクニカルアーティスト
リギング工程の基本的知識（ジョイント、ウェイト等）
（RE:2019での講演もご参照ください）

詳細内容

近年の大規模タイトルにおけるカットシーン（リアルタイムデモ）のクオリティは年々高くなっており、映像業界とゲーム業界との垣根も薄くなってきています。
カプコンでのカットシーン制作でも、世界トップクラスの映像業界との連携をおこない、日々クオリティの向上に挑戦し続けています。
本コンテンツでは、フラグシップタイトルである『バイオハザード ヴィレッジ』でおこなわれたフルパフォーマンスキャプチャーの撮影事例から、まるでハリウッド映画のような制作工程と、そのメリットをご紹介します。
（本コンテンツでは、一部暴力表現やホラー表現を含みます。）

想定スキル

CGアニメーション制作の基本的知識（モーション、リグ、カメラ等）

資料閲覧

詳細内容

ゲーム開発では、演出面においても、遊びの面においても、エフェクト（VFX）は大変重要なウェイトを占めています。
またその制作では、ゲームタイトルやゲームエンジンごとに、多様な手法やツールが用いられています。
本コンテンツでは、エフェクトの重要性をご説明するとともに、『モンスターハンターライズ』および『モンスターハンターライズ：サンブレイク』でのRE ENGINEを用いた制作工程のご紹介をおこないます。
体験コンテンツでは、実際の製品データとエフェクト制作時に使用しているツールを使ってエフェクト調整の体験が可能です。

想定スキル

エフェクトに興味がある、またはエフェクトの制作業務をおこなっているアーティスト

詳細内容

移動アニメーションを違和感なく選択・再生する仕組みとして、近年「モーションマッチング」という技術が注目されています。
『バイオハザード ヴィレッジ』では、人型のキャラクターにこの技術を導入することで、自然な移動アニメーションを実現し、ホラーゲームの大敵となる動きの違和感を低減しています。
本コンテンツでは、モーションマッチングの導入までの経緯や導入した効果を説明し、実際の製品に登場するドミトレスク夫人などのキャラクターを操作して、そのアニメーションを確認する体験が可能です。

想定スキル

アニメーションに興味がある、またはアニメーション業務をおこなっているアーティスト
アニメーション技術に関わるプログラマー
一般的なモーションキャプチャによるモーション制作方法
（RE:2019での講演もご参照ください）

資料閲覧

詳細内容

キャラクターの動きをより実在する生き物らしく見せるためには、静的なアニメーションデータをただ再生するだけでなく、外部環境に応じたプロシージャルな動きが必要になります。
本コンテンツでは、『モンスターハンターライズ』のモンスターに適用されている、「視線制御」「地形制御」「チェイン（物理挙動による揺れ）」の３つのアニメーション制御について、より自然に、より実在感のある動きに見せるための工夫や、制作工程についてご紹介します。

想定スキル

CGアニメーションに関する基本的知識（ジョイント、IK等）
アニメーター、またはアニメーター向けのツールを作成・設計しているプログラマおよびTA

詳細内容

『バイオハザード ヴィレッジ』はホラーゲームでありながら、世界中のたくさんの方にプレイしていただきました。
このような広いユーザー層を獲得するためには、ゲーム好きの方だけでなく、「ホラーは好きだがゲームは苦手」という方にも楽しんでいただく必要があります。
特にゲーム慣れしていない方には丁寧な難度調整が不可欠ですが、それでホラー感まで損なっては本末転倒です。
そのために、我々がどのように「怖い」ながらも「簡単」なゲームを作ったかをご紹介し、そのノウハウを体験していただければと思います。
（本コンテンツでは、一部暴力表現やホラー表現を含みます。）

想定スキル

ゲームロジックに興味があるプログラマ、ゲームデザイナー、その他すべての職種の方

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詳細内容

『バイオハザード ヴィレッジ』の開発において、本格的な製品化に向けた本制作フェーズの前に、ゲームのコンセプトや面白さの本質を知るため「バーティカルスライス」と呼ばれる工程にて、ゲームプレイ可能な成果物を制作しました。
チーム全体でこの成果物をプレイすることで完成のイメージを固め、そこに向かうための課題やクオリティラインなど、様々なことを共有するという、その後の本制作に向けた重要なマイルストーンとなりました。
本コンテンツでは、実際に開発途中で制作されたこのバーティカルスライスでの成果物をプレイしていただき、製品に向けた課題や変更点などをご確認いただけます。
（本コンテンツでは、一部暴力表現やホラー表現を含みます。）

想定スキル

ゲーム開発に関わるすべての方
（『バイオハザード ヴィレッジ』のプレイ経験があることが望ましいです。）

資料閲覧

詳細内容

ネットワークを介したマルチプレイアクションゲームはもはや当たり前のものとなっていますが、お互いのコントローラー入力やすべての行動を愚直に送受信しているだけでは、通信ラグが発生してしまい爽快なゲーム体験は到底実現できません。
本コンテンツでは、『モンスターハンターライズ』における基本的なアクション通信手法から、今作での特徴的なアクション「操竜」での仕組みなど、快適なマルチプレイの裏側でどのような通信テクニックがおこなわれているかをご紹介いたします。

想定スキル

パケット通信に関する基礎知識
プログラマまたは通信技術に興味のあるゲームデザイナーの方

詳細内容

シェーダーというと、質感や画面効果に関するものと思われるかもしれませんが、その他にもアニメーションや疑似光源など、様々なビジュアル効果を表現することができます。
『モンスターハンターライズ』での苔の生えた石、気ままに揺れる提灯など、村を彩る自然な背景物は、その苔の生え方、揺れ方ごとに、異なるデータを持っているわけではなく、シェーダーのパラメータで実現しています。
本コンテンツでは、それらのシェーダーがどのように作られているのか、どういった効果を持つのかといった話に触れ、実際にパラメータの調整体験やノードグラフの確認をしていただけます。

想定スキル

シェーダーに関する基本的な知識、制作経験をお持ちの方
シェーダーアーティスト、テクニカルアーティスト、エンヴァイロメントアーティスト

詳細内容

開発中やデバッグ中は、ゲームのチェックプレイの際に、そのままプレイするのではなく、スピードを変えたりパラメータをいじったりといった「カスタマイズ」をすることで、必要な条件・環境を素早く整え、効率よくチェックすることができます。
本コンテンツでは、カプコンで「DIP」と呼んでいるこれらの機能について、どのような種類のカスタマイズが何のためにあるのかをご紹介し、実際にDIPを有効にした状態でのチェックプレイを体験していただけます。

想定スキル

ゲームデザイナー、ゲームプログラマ、システムプログラマ
チェックプレイに関する業務をおこなうQAテスター、QAエンジニア

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詳細内容

開発者同士でゲーム中の制作物を「これいいね！」「これ直して！」と伝えたい場合、文章や口頭だけでの連絡では対象や意味が曖昧になってしまい、内容の齟齬が生じてしまうおそれがあります。
『モンスターハンターライズ』では、この課題に対処するため、ゲームシーン内に直接担当者へのメモを残すことで、ゲーム内の情報と共に意図を伝えられる「シーンメモ」の機能を実装し、コミュニケーションに活用しました。
本コンテンツでは、実際の開発中に残されたシーンメモを見ながら、当時の開発現場の様子をイメージしていただくとともに、皆様自身でもシーンメモを残して参加者の方と共有する体験が可能です。

来場者シーンメモ紹介へ

想定スキル

開発者間のコミュニケーションに興味があるすべての方

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詳細内容

『モンスターハンターライズ』のクエスト中に画面に表示されているマップ、ゲームをプレイ中に何気なく利用されている方も多いと思います。
実際のステージとの正確性とマップとしての見やすさを同時に求められるため、作成作業には相応の労力が必要であり、なおかつ開発中は頻繁にマップが変更されるため、作業の効率化も重要です。
本コンテンツでは、これらの作業を自動化した経緯や手法と、得られた効果についてご紹介します。

想定スキル

UI/UXデザイナー、UI/UXアーティスト、UI/UXプログラマ

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詳細内容

QA業務において大きな割合を占める作業のひとつが、「発生した案件の報告と管理」です。
案件の報告には、正確性や分かりやすさだけではなく、技術的な詳細が求められる場合もあり、開発者の欲しい情報を過不足なく報告できる技術を持ったスタッフは非常に希少です。
また、一般的なタイトル開発ではQAにおいて膨大な案件数が発生するため、専用の課題管理システムを使うことがゲーム業界においても定着しています。
しかしその運用方法については膨大な選択肢が存在し、導入すれば解決できるほど単純な問題ではありません。
そういった課題を解決するため、RE ENGINEには、ゲームプレイ中にスムーズに課題管理システムと連携するための仕組みを取り入れています。
本コンテンツでは、RE ENGINE内に連携機能を取り込むことのメリットや、そうすることによって広がる可能性についてご紹介します。

想定スキル

QAに興味があるプログラマ
QA業務に関する基本的知識

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詳細内容

4K時代を迎え、大規模タイトルのデータ容量は数100GBといった膨大な規模に達するようになりました。
アセット管理が長大さと複雑さを増す中で、カプコンではユーザー環境のストレージを圧迫しないよう、様々な工夫で無駄を省き、豊富で美麗なコンテンツと低容量なパッケージを両立してきました。
本コンテンツでは、RE ENGINEがゲームタイトルの容量削減のためにおこなっている、あまり知られてはいないが重要な機能に光を当ててご紹介します。

想定スキル

アセット管理やデータ削減に興味のあるシステムプログラマ
ファイルシステムなど、コンピュータアーキテクチャに関する基本的知識

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