Prof ile

藍原 啓文
デザイナー(コンシューマーゲーム開発)
2010年入社

現在までのMain Project

入社後「バイオハザード6」の開発チームで約2年、3DCGソフトを使ったライティングに携わる。その後、様々なチームで経験を積み「ストリートファイター5」の制作では背景づくりも担当した。

面接でのやり取りを通じて社風の良さを実感

学生時代は映画制作に関する学科で脚本や演出、CG制作などを幅広く学んでいました。就職活動の頃には「CG制作の仕事に就きたい」と思うようになり、ゲーム業界に絞って面接を受けていましたね。カプコンの面接は他社と比べて雰囲気がやわらかく、すごく話しやすかったのを憶えています。面接を担当してくれたのは今の上司だったのですが、私が映画制作について学んでいたので演出やライティングについて話が弾み、「カプコンでなら自分の専門分野を活かして楽しく働けそう」と感じて入社を決意しました。現在は3DCGソフトを用いてゲーム内の光の表現を担当する「ライティングアーティスト」としてゲーム開発に携わっています。

ライティングはゲームの世界に生命を灯す

普段はあまり意識することはないですが、現実世界には当然のように光があります。しかしゲーム世界にはキャラや背景と同じように、最初は光も存在していません。だからこそ、「光」もまたクリエイターがつくり込む必要があるのです。ライティングのおもしろさは雰囲気や空気感といった「目に見えない情緒」を表現できることだと思います。3DCGソフトを使って、光源の向きや光の強さなどを事細かく設定し、カッコいいキャラや美しい背景を、より魅力的に演出する。さらには「早朝の清々しさ」「故郷のノスタルジー」「季節の変わり目の空気感」。そういった印象・環境・質感すらつくり出すことができるのが、ライティングの醍醐味ですね。

CGを通じて「楽しさ」を表現し続けるために

チームで開発に取り組む中で、ほかの人がつくっているものに興味を持つ大切さや、メンバーと連携してゲームをつくり上げていく楽しさを知りました。今後はライティングに限らず、3Dモデルやコンセプトアートの作成などいろいろな形でゲーム制作に携わりたいと思っています。そのために、ゲームに関係のないことでも自分が「楽しそう」と思えることを積極的に体験していきたいですね。そうすることで「どうしたらおもしろくなるか」という引き出しも増えていきますし、実体験したことのほうがその楽しさを誰かに伝えやすくなりますから。その積み重ねで知識と感性を磨き、多くの人に「楽しい!」と思ってもらえるゲームを世に送り出し続けたいです。

ある1日のスケジュール

9:30~ 出社・今日やることの確認
10:00~ 企画、背景デザイナーとゲームの流れについて打ち合わせ
11:00~ 背景のデザインアート作成
13:00~ ステージのライティング
15:00~ 新卒採用の面接
16:00~ デザインアートに関する打ち合わせ

この日の仕事のポイント

この日の特徴は、やるべき仕事の内容が多岐にわたっている点です。ライティングアーティストというゲーム業界内でも少数派の職種に就いている関係上、特に最近では、採用の面接に関わる機会も増えてきました。どんな仕事においても高いパフォーマンスが発揮できるよう、自分の作業に集中するとき、デザインアートを手がけるとき、打ち合わせをするときなど、1日の中でうまく頭を切り替えるように意識しています。

休日の過ごし方

写真が趣味なので撮影をするために様々な場所に出かけます。この写真は、新しく買った魚眼レンズの試し撮りで神戸に行ったときに撮影しました。

My Possibility 〜私の感じる無限の可能性〜

映像業界ではフルHDを超える解像度を持つ4Kや8Kといった規格と並び、「HDR映像」が話題になっています。HDRは従来の規格よりも光の明暗の表現が格段に進歩したもので、この映像を実際に映像機器の展示会で見たとき、大きな衝撃を受けました。光の明暗による映像の奥行きが、従来のものとは完全に一線を画していたんです。フォトリアルとも異なる方向に突き抜けたその映像の豊かさは、「リアリティ」というものの常識を覆す可能性を秘めていると思います。