イギリス駐在で視野が広がり、
自らのキャリアビジョンも明確に。

ーーどんな小さな不備も見逃さない厳しさを

総合職として採用され経理部に配属が決まったとき、本音を言うと「続いても3年かな」と思っていました。ですが上司との面談で、今後のキャリアのことや、海外駐在を経験したいという希望などを話したところ、イギリスへの出向が決まりました。
出向先では、月次決算や子会社関連の対応、ライセンスやディスク売上の計上、ロイヤリティの計算、APA(※)関連業務などを担当していました。経理という仕事は、ミスをしないということが大前提。ミスをしないことがプラスになる加点方式ではなく、小さなミスもマイナスとなる減点方式です。だからこそ、常に徹底的に書類のチェックを行い、不備を見落とさないことを意識しています。

ーー財務諸表に関われることが経理の醍醐味

入社当初は自分の業務が、会社の中でどう役立っているのかが見えていませんでした。海外駐在やさまざまな業務を経て視野が広がったことで、経理部の一つひとつの業務が最終的に財務諸表に反映され、それが全世界に開示されるという責任感ややりがいを実感できるように。経理というと地味な印象があるかもしれませんが、ゲームと同じくらい、私たちが作成している財務諸表の影響力は大きなものです。そこに関わることができるのが、経理部ならではの醍醐味だと思います。
イギリス滞在中にたくさんの人と出会い、それまで経験したことのなかった業務を経験できたことで、自分の将来のキャリアビジョンが明確になり、今後もずっと経理を続けていきたいとも思うようになりました。人生の大部分は仕事、だからこそ好きな事を仕事にしてください。みなさんが「これなら続けられそう、楽しく働けそう」、そう思って選んだ会社がカプコンであることを祈っています。
※APA:Advance Pricing Agreementの略。日本語では「事前確認制度」。国外関連取引にかかる移転価格算定方法等の妥当性に関して、納税者が税務当局から事前確認を受ける制度。