台湾からアジアへ、そして世界へ。
自分たちの手で未来を拓く喜び。

ーー国内では絶対に得られなかった貴重な経験

カプコン台湾のCOOとしてさまざまな管理業務を行いながら、モバイルタイトル『ロックマンX DiVE』のプロデューサーおよびディレクション業務などを行っています。現在ではアジア地域だけでなく、北米や南米などワールドワイドでタイトルの配信を行うところまで成長しました。カプコン台湾が「カプコンのアジアを担う第二の開発拠点」となれるよう、スタッフとともに邁進しています。
本社と比べて規模が小さいため、一つのタイトルの結果がカプコン台湾の命運を左右することになります。そういった思いはローカルスタッフにも共有されていて、全員が損益意識と当事者意識を持って仕事に臨んでいます。面白さと同時にスリリングさもありますが、日本国内では絶対にできなかった経験であり、そういった経営者的視点を意識することもなかったと思います。

ーー「なんでもやれるし、やったもん勝ち」

台湾に赴任して3年目の時。カプコン台湾の将来について当時の上司と話し合い、「自分たちカプコン台湾で、商品を生みださなければ未来はない」という結論に至りました。そこから、何一つ前例のない中で『ロックマンX DiVE』の開発プロジェクトがスタート。3年後、無事にリリースに漕ぎ着け、全世界に展開される快挙を収めた時の喜びは忘れられません。社内表彰式の動画を現地スタッフと観て、泣きながら喜び合いました。
カプコンという会社の魅力は、「なんでもやれるし、やったもん勝ち」という環境があるところ。私の場合は、たまたま海外に出るチャンスを得て今に至ったわけですが、どんなプロジェクトでも、自ら手を上げて、収益性を示せばいくらでもチャンスがある、そんな仕事環境だと思います。