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特集:今さら聞けないeスポーツ

今さら聞けないeスポーツ

「eスポーツ」とは、「エレクトロニック・スポーツ」の略です。広義には、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指す言葉であり、コンピューターゲーム、ビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称です。2018年10月の日本経済新聞によると、競技人口は世界で1億人を超えると言われています。

日本でのeスポーツの歴史

1980年代、家庭用ゲーム機が誕生しました。
1992年にカプコンはスーパーファミコン版の『ストリートファイターII』を発売。その大ヒットもあって、1990年代は日本で格闘ゲームがブームになりました。
2000年に「eスポーツ」という単語が使われ始め、2007年に日本eスポーツ協会設立準備委員会が発足、eスポーツ日韓戦も開催されました。
2011年には第1回eスポーツJAPAN CUPが開催され、2015年から一般社団法人 日本eスポーツ協会(JeSPA)など様々な団体が立ち上がります。そしてついに主要な団体が合併し、2018年1月、一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)が設立されました。

プロライセンス

JeSUが別途公認する大会において好成績をおさめ、プロフェッショナルであるという自覚を持ち、ゲームプレイの技術の向上に日々精進することを誓約した者に対してプロライセンスが発行されています。

選手はどうやってお金を稼いでいるのか

テニスや野球などのプロスポーツ選手と同様に、「チームやスポンサーとの契約」「大会での賞金」があります。
ほかにも、動画を投稿することでの広告収入や、講演料などもあります。

カプコンの取り組み

カプコンでは、2013年以降、米国子会社の主催により人気シリーズ「ストリートファイター」を活用した公式世界大会である「カプコンカップ」を毎年開催してきました。今後に向けては、eスポーツの裾野拡大とプレイヤーの活躍の場を増やすことを目指し、「ストリートファイターリーグ」を2019年より国内外で開催しています。

大会の様子

写真は「ストリートファイター」の世界大会である「カプコンカップ2018」。
この大会では各国から集まった選手が世界一の座をかけてしのぎを削りました。

(2019年6月28日掲載)