開発部ブログ

新しい角度のヒミツ

更新日時:2013年07月08日

キャラクターモデル担当の上田です

ナルホド君初3D化!!・・という訳でもないんですけど
3Dモデル化するにあたっての、苦労話なんかを少し書いてみたいと思います。


見慣れた角度と新しい角度

キャラクターモデル担当:上田

逆転裁判シリーズの見どころとして、2Dで描かれた、やたら動きまくるキャラクターがあります。
前作の逆転裁判4までは2Dでのキャラクター表現なので、2Dに思い入れが強い方も非常に多く、これを変更してしまうというのはチームでも皆で悩んだのですが、すったもんだの末、3Dで行くことに決定。ただ、ここでなんとなく3D化するだけでは、各所からコレジャナイと意見があがってくることは目に見えていましたので、どんな表現方法を選択するかは非常に悩んだ所です。

そんな悩まされた問題の一つなんですが・・
旧作に登場したキャラクターは、『2Dのパターン画に極力似せる』という方針でモデリングを行いましたが、
そこで鬼門となったのはナルホド君の正面顔!!
ナルホドモデルは早期に法廷での検証が必要だった為、まずは斜め下アングルからの調整で進めていました。その後暫くして探偵パートの制作に入り、いざ正面向きに立たせてみた所・・・・

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「・・・・誰!?」

違和感が仕事し過ぎです。落ち着いてまず上から検証しますと・・明らかに髪型が変ですね。
ツンツン具合がすっかり消えてしまい謎の髪型に。
法廷は戦いの場なので、凛々しく見えるように少し吊り目に調整していましたが、正面から見ると何とも言えない違和感が・・。
鼻スジに存在感が無く、非常に頼りない印象・・。う~ん。
口がでかい・・。2D時でもかなりの大口でしたが、正面から見ると腹話術の人形のようにデカイ!これではシリアスな表情はちょい厳しいかも。
顎まわりの輪郭は旧作の法廷原画に似せるため、かなりメリハリを強くした結果・・がっしりし過ぎていてかなりの戦士系なバランスに!

つまり、法廷アングルでの調整を進めれば進める程、正面顔のバランス取りは困難になるばかり!
更にと言いますか、シリーズでも正面顔は何度かは見かけるものの、スタッフの中でもナルホド正面顔のイメージにバラつきがあるのと、僕自身もあまりイメージが出来ていなかったのでここからの調整は難航を極めました。
表情付けや、ポージングで良い感じに調整出来る事もあるのですが、これはどうやっても両立は無理という結論になり、モデルは法廷用・探偵用をそれぞれ専用で用意することになります。

イメージ
と、いうわけで、正面専用の探偵用モデルを新たに作成!

ん~、なんとかいい感じに仕上がってきました。最初からこうすればよかったんや・・

ちなみに、両モデルを法廷アングルでみるとこんな感じ。

イメージ

ツンツン髪の角度が違います。(重要)
探偵の鼻スジはテクスチャーで描かれています。

結局、旧作に登場したキャラクターは倍程手間がかかってしまっています。
当初のスケジュールが狂いまくってしまった事は言うまでもない・・。

以上、モデル話でした。
続いてキャラクターアニメーションのお話です!


ヒミツの話

キャラクターアニメーション担当:新谷

キャラクターアニメーション担当:新谷です

ウラ話ってほどでもないケド…

「逆転裁判4」から続投の王泥喜くん

表情やポーズは「4」のゲーム中のモノを参考にしてたんですよ、って、ま、そりゃ当然ですわな。
ところが、主人公=ユーザー目線のゲームなので、その姿が拝めるのは法廷のみ。
今回新たに探偵パートのアニメーションが必要になり、もちろん「4」の法廷ポーズを参考にひと通り作り終わった頃、アートディレクター布施くんの席に置いてある「逆転裁判・画集」をフト開き、そこに掲載されてるイラストの正面顔を何気に見てみると…

ツノがなんですよ、法廷と。長いのと短いの、の左右配置が。

慌てて探偵パートのツノ、左右入れ替えました(10:58⇒14:01くらいに)が、既に宣伝用に画像を出しちゃってたんで、気付いた方もいらしたみたいですね。

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新キャラ、ココネとユガミについて

なんてったって初めて出るキャラだから、とにかく旧キャラに負けないインパクトを!
ってことで、くるくると表情の変わるココネ、アニメーションの種類が成歩堂くんの1.5倍!!
オマケに長い髪はゆれるし、ココロスコープのガジェットにモニ太のカラー替え…と、相当手のかかったキャラになりました。
ユガミは、囚人検事で手錠つきという設定は最初からありましたけど、こちらもインパクト盛りモリ作戦の一環としてタカは乗る、羽根は咥える、こちらもナカナカにタイヘンなキャラでした。
実はあの羽根、クチにしても大丈夫なよう、採取したあとキレイに洗って消毒し、陣羽織のウラ側にスペアをずらりと並べてストックしているともっぱらのウワサ…なんてものは、ございません。

復活主人公:成歩堂くんの話も

今回、大人の色気か、髪のコシがへばってきたのか、チョロッと垂れた前髪が追加されました。そりゃあせっかくですから、前髪を活かした新アニメーション、欲しいですよね?
そこできた発注が、コレ↓

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覚えてらっしゃいますでしょうか?若い時の千尋さんが余裕を見せる時のポーズ

そこはかとない不安を抱えつつ作りましたよ、ええ。
できあがったアニメーションを再生してみて…見る人みなクチをそろえて

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「…これは、ないな。」

いや。そんなの作った瞬間に知ってましたよ、これはイカンって。
ナル成歩堂くんは、この画像を残して後は封印!
結局、前髪アニメーションがどんなのになったかは、製品版でご確認くださいねー!

次回はプログラム担当:木本・宮本 若手コンビの登場ですッ!

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