開発部ブログ

伝統、革新、それに人生

サウンドディレクター:堀山

更新日時:2013年07月01日

みなさんこんにちは。
逆転裁判5でサウンドを担当した堀山です。
今回は音のことを書いてみたいと思います。

すでにWEB体験版を遊んでくれた方も多いと思います。
どうでした?続きが気になって仕方ないでしょ!?
ところで、WEB体験版を遊び始めて最初に耳にする音はなんでしょうか。
答えは、「はじめから」をクリックした時に鳴る、「コンッ」という木槌の音です。
気がついた人もいるかもしれませんが、この音、新しくなっているのです。

逆転裁判シリーズの木槌の音は、初代から逆転裁判4まで同じ音が受け継がれてきました。
しかし、初代が発売されてから12年、逆転裁判4が発売されてからも6年の歳月が流れています。
「そろそろ新しくしなきゃ」・・・そんな使命感に駆られて逆転裁判5のサウンド制作を開始したのは昨日のことのようでいて実はもう2年前。時がたつのって本当に早いですよね。

で、その木槌の音ですが、従来の音は乾いた中に独特の温もりを感じさせる味のある音でした。
一方、リニューアルされた今回の音。まず立ち上がりが速いです。そして音に芯があります。
これは、「法の暗黒時代」に立ち向かうナルホドくんたちの決意を象徴する音なのです。
食べ物にたとえると、わさびをちょっぴり絡めたスルメイカのような味わいなのです。
え!? 意味不明ですって? そんなあなたはぜひもう一度WEB体験版をやってみてください!

こんな風に、効果音はすべて一新されています。文字表示音も、ペナルティを受ける時の爆発音も、「異議あり!」の後ろで鳴る「ジャキーン」というあの音も、全部です。
どの音も、伝統と革新を高密度に圧縮させたようなステキな音です。
え!? 意味不明ですって? そんなあなたはぜひ製品版を買って存分に音を聴いてみてください!

逆転裁判5では、サウンドデザイナーの天岸くんがすべての効果音を作ってくれました。

イメージ
逆転裁判5の木槌の音の波形。立ち上がりが速くて芯のありそうな形をしています。

さて、WEB体験版で「はじめから」をクリックしたあとゲームが始まりますが、
聴こえてきました!「法の暗黒時代」を表す重厚な音楽が。
逆転裁判5では、おなじみ岩垂徳行さんが音楽を担当しています。
ハードの性能が上がった分、音楽の表現力も大きく上がっています。

たとえばこの曲では、岩垂さんが演奏する生のトロンボーンの音を聴くことができます。
他にも、時にメロディとして、時に隠し味として、生楽器が使われている曲が何曲もあります。
どれも岩垂さんならではの豪華でいて遊び心も感じられる楽曲ばかりです。
ほとんどの曲は本作のために作られた新曲ですが、ナルホドくんの「異議あり!」の曲を始め、
懐かしい曲も登場します。もちろんそれらも新しいアレンジが施されているのは言うまでもありません。

しかし、何といっても最大の聴きどころはエンドロールの曲。正直言って、すごい力作です!
この曲の詳細についていろいろお話したいのは山々ですが、実際にみなさんにゲームをプレイして聴いてもらうしかありません。
逆転裁判5を最後までやり遂げてエンドロールの曲を耳にした瞬間、あなたはきっと気づくでしょう。
「ああ、この曲を聴くために頑張ってゲームをクリアしたんだ。
・・・いや、そうじゃない。この曲を聴くために今日まで人生を歩んで来たんだ・・・!」と。

イメージ
逆転裁判5のエンドロール曲の波形。人生の悲喜こもごもが詰まっていそうな形をしています。

最後にサウンドの新機能をひとつご紹介しましょう。
逆転裁判5では、ヘッドホンをニンテンドー3DSに挿した時にはヘッドホンに最適の、そしてヘッドホンを抜いている時には本体のスピーカーに最適の音質に自動的に調整する機能を搭載しているのです。
これでいつでも心地よく音を聴くことができます。
スピーカーでもヘッドホンでも、逆転裁判5を思い切り楽しんでください!

次回、7月4日(木)は、企画担当の猪川さんと醍醐さんが登場します。
もしかすると逆転裁判5の企画制作の修羅場(!)をのぞけるかも・・・。
お楽しみに!

WEB体験版はコチラ(※PCのみお楽しみいただけます。)

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