みなさん、おひさしぶりです!
「逆転検事2」ディレクターの山﨑(やまざき)です。
こうして、もう一度お会いできたのをうれしく思っております!
本日9/16(木)から、東京ゲームショウ2010が開催されております!
そこでなんと! カプコンブースで、「逆転検事2」の体験版がプレイできます!
体験版は、「第1話」の冒頭をベースに加筆・調整をした特別仕様です!
「逆転検事2」の魅力をぎゅぎゅっと凝縮したものになっていますので、是非足を運んでくださいね!
今回は、ひと足早く、体験版のベースになっている「第1話」の誕生秘話をお話したいと思います。
第1話では、あの"ひょうたん湖公園"を舞台に事件が起こります。
シナリオ制作のときに、1番最初に考えるのは、事件の舞台です。
《事件の舞台とシチュエーションに、インパクトを持たせること!》
それが出来なければ、ハナシは始まりません。
さらに、第1話の舞台には《2つの条件》がありました。
①主人公である御剣とゆかりのある場所にしたい!
②逆転シリーズファンの方が見覚えのある場所にしたい!
そして、1番最初に思いついたのが、《ひょうたん湖公園》だったのです。
あの湖が、御剣にとって忘れられない場所なのは、マチガイありません。
‥‥しかし、このアイデアには1つだけ欠点がありました。
"ひょうたん湖公園"は、第1話のステージとしては少々"広すぎる"のです。
1話では、まずお客さんにゲームの操作に慣れてもらわなければいけません。
歩きまわれる範囲が広すぎると、操作に慣れる前に迷ってしまうかもしれません。
「うーん。他の場所はないだろうか?」
そして、2番目に思い付いたのが‥‥
"御剣のまっ赤なスポーツカーの中"でした。
御剣のスポーツカーが交通事故で大破するところから、お話は始まります。
はたして御剣は無事なのか!?‥‥と思いきや、運転していたのは御剣にそっくりなカッコウをした別人だったことが判明します。
しかも、その人物の胸元にはナイフが深々と突き刺さっていたのです‥‥!
なかなか、ショーゲキ的な導入です。
「これはこれで、悪くないかも!」と、僕のテンションも急上昇!
しかし‥‥ハナイキも荒く、トリックをあれこれと考え始めとき、ハタと気付いたのです。
「スポーツカーの中が舞台‥‥?」
「せますぎて、歩きまわることすらできないじゃないか!」
最初に気付かなかった自分に、ショーゲキを受けました。
当然、このアイデアはボツになりました。
さて、どうしたものか‥‥。
"広すぎる"という欠点さえ克服することができれば、
《ひょうたん湖公園》以上にぴったりな場所はないのですが‥‥。
「なんとか、御剣の行動できる範囲をせまくできないか?」
「湖に浮かぶボートの上で事件が‥‥ダメだ。どこかで聞いたことある」
僕は、悩みに悩んだすえ、ここで発想を逆転させました。
「うーん。もう広くてもいいんじゃね?」
「いっそ、ドカーンとでっかい事件を起こして‥‥」
ほんの一瞬だけ開き直りかけた、そのとき‥‥!
アタマの中に、あるキャラクターの顔がフッと浮かびました。
「そうだ‥‥!1話からアイツを出してしまおう!」
その楽しい思いつきをキッカケに、事件の骨格が組み上がって行きました。
そして、同時に"広すぎる"という問題を解決するアイデアも出てきたのです。
「湖にステージを作って、その上で捜査するようにすれば‥‥!」
「人ごみで動き回れない場所を作れば‥‥!」
僕は、叫びました。(心の中で)
『「2」は、1話からいきなり最終話のようなテンションでいく!』
それが、1話のコンセプトが決まった瞬間でした。
はたして、あるキャラクターとはダレなのか?
そして、最終話のようなテンションとは、いったいどんなストーリーなのか?
‥‥それは、是非東京ゲームショウで直接たしかめてください!
(公式ホームページをすみずみまで見ている方は、もう分かっているかもしれませんね)
さてさて、次回はキャラクターデザイナーの岩元 辰郎さんの登場です!
『逆転検事2』への意気込みや、キャラクターについての裏話など、色々な話が聞けると思いますよ!
4コマ漫画もお楽しみに!
それでは、今回はこのへんで失礼いたします。
またお会いしましょう!
「逆転検事2」ディレクターの山﨑(やまざき)です。
こうして、もう一度お会いできたのをうれしく思っております!
本日9/16(木)から、東京ゲームショウ2010が開催されております!
そこでなんと! カプコンブースで、「逆転検事2」の体験版がプレイできます!
体験版は、「第1話」の冒頭をベースに加筆・調整をした特別仕様です!
「逆転検事2」の魅力をぎゅぎゅっと凝縮したものになっていますので、是非足を運んでくださいね!
今回は、ひと足早く、体験版のベースになっている「第1話」の誕生秘話をお話したいと思います。
第1話では、あの"ひょうたん湖公園"を舞台に事件が起こります。
シナリオ制作のときに、1番最初に考えるのは、事件の舞台です。
《事件の舞台とシチュエーションに、インパクトを持たせること!》
それが出来なければ、ハナシは始まりません。
さらに、第1話の舞台には《2つの条件》がありました。
①主人公である御剣とゆかりのある場所にしたい!
②逆転シリーズファンの方が見覚えのある場所にしたい!
そして、1番最初に思いついたのが、《ひょうたん湖公園》だったのです。
あの湖が、御剣にとって忘れられない場所なのは、マチガイありません。
‥‥しかし、このアイデアには1つだけ欠点がありました。
"ひょうたん湖公園"は、第1話のステージとしては少々"広すぎる"のです。
1話では、まずお客さんにゲームの操作に慣れてもらわなければいけません。
歩きまわれる範囲が広すぎると、操作に慣れる前に迷ってしまうかもしれません。
「うーん。他の場所はないだろうか?」
そして、2番目に思い付いたのが‥‥
"御剣のまっ赤なスポーツカーの中"でした。
御剣のスポーツカーが交通事故で大破するところから、お話は始まります。
はたして御剣は無事なのか!?‥‥と思いきや、運転していたのは御剣にそっくりなカッコウをした別人だったことが判明します。
しかも、その人物の胸元にはナイフが深々と突き刺さっていたのです‥‥!
なかなか、ショーゲキ的な導入です。
「これはこれで、悪くないかも!」と、僕のテンションも急上昇!
しかし‥‥ハナイキも荒く、トリックをあれこれと考え始めとき、ハタと気付いたのです。
「スポーツカーの中が舞台‥‥?」
「せますぎて、歩きまわることすらできないじゃないか!」
最初に気付かなかった自分に、ショーゲキを受けました。
当然、このアイデアはボツになりました。
さて、どうしたものか‥‥。
"広すぎる"という欠点さえ克服することができれば、
《ひょうたん湖公園》以上にぴったりな場所はないのですが‥‥。
「なんとか、御剣の行動できる範囲をせまくできないか?」
「湖に浮かぶボートの上で事件が‥‥ダメだ。どこかで聞いたことある」
僕は、悩みに悩んだすえ、ここで発想を逆転させました。
「うーん。もう広くてもいいんじゃね?」
「いっそ、ドカーンとでっかい事件を起こして‥‥」
ほんの一瞬だけ開き直りかけた、そのとき‥‥!
アタマの中に、あるキャラクターの顔がフッと浮かびました。
「そうだ‥‥!1話からアイツを出してしまおう!」
その楽しい思いつきをキッカケに、事件の骨格が組み上がって行きました。
そして、同時に"広すぎる"という問題を解決するアイデアも出てきたのです。
「湖にステージを作って、その上で捜査するようにすれば‥‥!」
「人ごみで動き回れない場所を作れば‥‥!」
僕は、叫びました。(心の中で)
『「2」は、1話からいきなり最終話のようなテンションでいく!』
それが、1話のコンセプトが決まった瞬間でした。
はたして、あるキャラクターとはダレなのか?
そして、最終話のようなテンションとは、いったいどんなストーリーなのか?
‥‥それは、是非東京ゲームショウで直接たしかめてください!
(公式ホームページをすみずみまで見ている方は、もう分かっているかもしれませんね)
さてさて、次回はキャラクターデザイナーの岩元 辰郎さんの登場です!
『逆転検事2』への意気込みや、キャラクターについての裏話など、色々な話が聞けると思いますよ!
4コマ漫画もお楽しみに!
それでは、今回はこのへんで失礼いたします。
またお会いしましょう!
