2019年3月1日
[成歩堂龍一のミステリークイズ] 第57回:「密室の殺人」
????「いきなり逮捕だなんて、いくらなんでも乱暴すぎませんかね? それともオレを逮捕するだけの証拠でもあるんですか‥‥ねぇ刑事さん」
刑事「当然だろ、証拠があるから取調室にいるんだよ。とりあえず、犯行の動機から始めようか」
――──オレの名前は坂斎 芥(はんざい あくた)。殺人の疑いをかけられて今、取調室にいる。‥‥といっても実際に殺人は犯しているので疑い‥‥ってわけじゃないんだが。
坂斎「確かにね。被害者の男・戸島とは揉めていましたよ。だから、あの日も和解をするために自宅まで出向いたんだ。そ、そうだ、あの場には弁護士の先生も同席してもらうために呼んでいたんだ。死体だって一緒に見つけたし、部屋が完全に密室だったことも、その先生に聞いてもらえば‥‥」

──(今から3時間前‥‥‥‥)

坂斎「(ドンドンドン)おい、いるんだろ! ここを開けてくれ!」
──ドアノブを乱暴にガチャガチャするが、開かないようだ。
成歩堂「あれ、坂斎さん? 戸島さんはお留守なんですか‥‥」
坂斎「いや、電気のメーターも動いてますし、携帯を鳴らしてみたんですが、部屋の中からコール音も聞こえるんですよ。ひょっとしたら、何かあったのかもしれません。先生、裏手にまわってみましょう!」
──裏手にまわってガラス戸から中をのぞいてみると、部屋の中に倒れている戸島さんが倒れている。
坂斎「た、大変だ! ほかに入れそうな場所もないですし、ガラスを割って入りましょう」
成歩堂「わかりました。急ぎましょう!」
──ふたりは近くにあったレンガでガラスを割り、部屋の中へ急いだ‥‥。

成歩堂「残念ながら、すでにお亡くなりになっているようです。詳しい検死が必要ですが、首を絞められたことによる窒息死だとおもわれます。間違いなく殺人ですね。坂斎さん、すぐに警察に連絡をしてください」
坂斎「わかりました」
──携帯電話を手にした坂斎はすぐに110番通報し、まもなく警察がやってきた。けたたましいサイレン音が次第に近づいてくる。

坂斎「ど、どうやら、到着したみたいですね。オレ、迎えに行ってきます」
──玄関に向かった坂斎は、すぐに捜査官と鑑識の数名と一緒に戻ってきた。成歩堂と坂斎は、警察に死体を発見するまでの経緯を説明。その後、別々に詳しい事情を話すこととなった。

坂斎「‥‥‥‥何度も死体を発見するまでの経緯は話したろ!部屋は密室だったし、部屋に入ったのも弁護士の成歩堂先生と一緒だったんだ。オレは犯人じゃねぇよ」
刑事「ところがねぇ‥‥その成歩堂先生からお前が犯人である可能性が高いって聞いてるんだよ」
坂斎「(そんなばかな‥‥。ミスはしてないはずだ)な、なにを証拠にそんなことを」
刑事「成歩堂さんによるとだな‥‥(以下回想)」

成歩堂「刑事さん‥‥この事件の現場、一見すると完璧な密室のように見えるかもしれませんが、タネを明かせば簡単なトリックです。何しろ玄関の施錠を確認しているのは、坂斎さんだけですからね。まぁ、カギが掛かっているように見せる演技はなかなかのものでしたよ。ぼくも騙されかけましたからね。そうです、最初から玄関は施錠されてなかったんです‥‥‥‥」

刑事「‥‥‥‥だとさ」
坂斎「そ、それは可能性の話であって、証拠じゃないだろ! どうやって施錠されてなかったことを証明するんだ!!!!」
刑事「‥‥指紋だよ」
坂斎「指紋だと‥‥馬鹿な! あの現場、オレの指紋はドアノブからしか検出されなかったって聞いたぜ! あれは、警察を迎え入れるためドアを開けた時についたんだよ!」
刑事「成歩堂先生の助言でね。確認のため、ある場所の指紋をもう一度、調べたんだ。それでオレも確信したよ‥‥お前が犯人だってね」

成歩堂の指示で調べた場所とは?

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