2018年9月27日
[成歩堂龍一のミステリークイズ] 第52回:「消えた凶器」
ここは成歩堂なんでも事務所。たった今、事務所では3人の弁護士が担当の仕事をこなしている。時間は午後1時を回ろうとしている。

ナルホド「よーし、仕事も一区切りついたし、たまにはみんなでお昼にでも行こうか」
オドロキ「いいですね。どこにしますか」
ココネ「わたし美味しいお店知ってます。せっかくなのでそこにしませんか?」
ナルホド「そうだね、じゃあ案内もお願いしていいかな」
ココネ「任せてください!」

こうして、3人はそろって外食に出かけた。

オドロキ「あれ、あそこの通り、なんだか騒がしいですよ。何かあったんでしょうか?」
ココネ「ホントですね。ちょうど通り道ですし、話だけでも聞いてみましょう!」
ナルホド「うん。すみません、ここでなにかあったんですか?」
捜査員「あー、ダメダメ、関係者以外は立ち入り禁止ですよ。離れてください‥‥」
ココネ「あの、私たち弁護士なんです。何かお力になれるかもしれないですし、詳しいことを教えていただけませんか?」
捜査員「弁護士ねぇ‥‥‥(ん、あのトンガリどこかで見たような‥‥)。ひょっとして、成歩堂弁護士でありますか? 失礼しました! 数々の難事件を担当している成歩堂先生に協力していただけるとは恐縮です。すぐに現場にご案内します!」
ナルホド「いやいや、そんな大事にしないでください。偶然、通りかかっただけですので(‥‥ぼくの名前も有名になったなぁ‥‥)。それではお願いできますか」

現場の捜査員から聞いた事件の概要はこうだ。
被害者は自室で殺されているところを発見された。被害者の首にはひも状のものでつけられた絞殺跡が残っている。事件発生直後にパトロール中の捜査員が被害者の悲鳴を聞き、すぐに現場を封鎖している。そのため、事件のあった建物からは出たものはいない。

捜査員「容疑者は4人に絞られています。全員が凶器になり得るひも状のものを所持していたので、鑑識がそれぞれの持ち物を調べています。鑑定結果が出ればすぐに犯人が判明するはずです」
オドロキ「それじゃあ、オレたちが出る幕はないかもしれませんね」

そうこうしているうちに、鑑識から連絡があり、現場の捜査員に結果が告げられた。

捜査員「なに!!! 容疑者の持ち物から被害者を殺害した痕跡が見つからない! そんな馬鹿な、あの4人の中に犯人がいるのは間違いない。見落としは無いのか?」
ココネ「どうやら、簡単に解決! というわけにはいかないようですね」
ナルホド「うーん。とにかく、容疑者から話を聞いてみよう」

●ピアノの調律師
「私は彼の隣の部屋に住んでいます。ひも状のものですか? まぁ仕事柄ピアノの弦は持ち歩いていますよ。場合によっては交換することもありますからね。これから仕事なんですが、もう、出かけてもいいですかね」

●和服の着付け師
「わたしはこのアパートに着物の着付けを頼まれていました。帰り際にこの部屋のドアが少し開いていたので、変だなとは思ったんですがね。帰ろうとしたら、建物の外で警察官に静止させられたのでびっくりしましたよ。ひも状のものですか? 仕事ですからね。腰ひも、胸ひも、いろいろとありますよ」

●曲芸師
「俺、あいつとは結構仲良かったんだ。ギターが好きでね、とにかくチューニングにはうるさかったな。そういえば誰かと揉めてるようなことを言っていたけど、相手の名前は知らないなぁ。凶器? 曲芸に使うロープならいつも持ち歩いているけど‥‥」

●登山家
「私はこのマンションで大家をしているんですが、本職は登山家です。大家の仕事はそれほど忙しくないので、副業にちょうどいいんですよ。絞殺なんですってね。まぁ登山家ですからね、ロープはたくさん持ってますけど。はい、全部提出しましたよ」
オドロキ「全員、凶器になるものを持っているわけか‥‥」
ココネ「でも、持ち物は全部鑑識が調べてるんですよね?」
捜査員「室内はもちろんですが、凶器を投げ捨てている可能性も考えられたので建物の周囲も調べたんですが‥‥」
オドロキ「となると‥‥犯人は彼。おそらく、突発的な犯行だったんでしょう。あわてて凶器を隠したので、持ち物に不自然なものがあるはずですよ」

この事件の犯人は?

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