ミステリークイズ

2018/01/25

[成歩堂龍ノ介のミステリークイズ] 第16回:「美味しい料理には毒がある!?」

成歩堂「こ、こんなかしこまった場所で食事なんて、なんだか緊張しちゃうな‥‥」
アイリス「大丈夫。昨日もテーブルマナーの特訓をしたばかりでしょ。それに参加者は全員あたしの知り合いなの!」

アイリスちゃんに誘われて食事会に参加したものの、場所は一流のレストラン。しかもお店は貸し切りのようだ。

成歩堂「ちなみに知り合いって‥‥どんな?」
アイリス「実はねー。みんなあたしの小説のファンなの。題して”アイリス・ワトソンを囲む会”!」
成歩堂「(なるほど‥‥みなさん大探偵シャーロック・ホームズのファン、ということか)それならホームズさんを呼ばなくてもよかったのかな」
アイリス「作家はね、ファンの夢を壊さないものみたいだから」
成歩堂「(どういう意味だろう‥‥)あっ、料理が運ばれてきたね」

運ばれてくる料理はどれも一級品だ。談笑をしていた人たちも料理に集中しているようだ。前菜、メインディッシュ‥‥どれもこれも食べたことがないぐらい美味しい。

アイリス「どう、なるほどくん。ここの料理、最高でしょ」
成歩堂「いやー、びっくりするぐらい美味しいね。ほっぺたが落ちるかと思った」
アイリス「ふふーん。デザートがまた絶品なんだよ!」

確かにデザートは絶品だった。食事を終えたメンバーは、各テーブルでティーポットの紅茶を楽しんでいる。

(ドサッ)

そのとき、後方のテーブルから何かが崩れ落ちるような音が聞こえた‥‥。
振り返ると、そこには口から血を流している男性が横たわっている。

成歩堂「だ、大丈夫ですか! しっかりしてください」

あわてて声をかけたが、どうやら男性はすでにこと切れているようだ。

アイリス「うーん、ちゃんと調べないとわからないけど、死因は何らかの毒物みたい。すぐに警察に連絡、あと、料理に毒が入っていた可能性が高いから、厨房の片づけをやめさせないと」

料理に毒が入っていた可能性があったため、現場と厨房は倫敦警察によって保存されている。くわしく調べれば、どの料理に毒が入っていたのかわかるはずだ。

成歩堂「どう? アイリスちゃん」
アイリス「それが、ちょっとおかしいの‥‥」

捜査と検査で判明したのは以下の通り
・被害者が倒れる直前に出されていた料理からは毒物が検出されなかった。
・シェフたちに確認したところ、すべての料理は複数人のものをまとめて調理していた。そのため、1人にだけ毒を盛るのは難しい。
・被害者の身体から毒薬が発見されている。

アイリス「とにかく、関係者に話を聞いてみるの」

●同席していた男性1
「驚いたね。まさか本物の殺人事件に遭遇するとは。食事中は席を立つ人もいなかったし、あの状況で料理に毒を盛るのは難しいんじゃなかな。4人掛けのテーブルだったからね。誰かの目を盗んでっていうのは不可能だと思うよ。」

●給仕
「ひょっとして、ぼくを疑ってます? 毒を入れるタイミングなんてなかったですよ。給仕の仕事はスピードが大事なんですから。両手がふさがっていることも多いですしね。それに仕事は基本、二人一組で行うんです。そんな環境で毒なんか盛れませんよ」

●同席していた男性2
「この事件って、小説になるんですかね? もしかしたら、登場人物になったりしちゃう‥‥。はっ、これは失礼、不謹慎でしたね。被害者について気づいたことですか‥‥。そういえば最後のデザートには手を付けてなかったな。甘いものが苦手だとも言ってました。あっ、食べなかったものじゃ意味ないか。毒物とは関係なかったですね‥‥」

●シェフ
「すべての料理は私が責任をもって作っています。もちろんデザートだって私の作品ですよ。被害者は店の常連でね。顔見知りなんです。えっ甘いものが苦手? そういえば今回もデザートは手を付けてなかったかな」

成歩堂「(証言にムジュンのようなものは感じられない‥‥)うーん、状況を見る限り、無差別殺人であるとは考えにくいね」
アイリス「うん、それは間違いないんじゃないかな。それに、この4人の中に犯人がいることも確かだもの。あたしの前で殺人なんて許さないんだから。なるほどくん‥‥絶対に犯人を捕まえてね」
成歩堂「うん。ぼくの考えが正しければ、あの証拠品からアレが検出されるはず‥‥。とすると‥‥犯人は彼以外考えられない!」



毒が入っていたのは?

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