ミステリークイズ

2017/07/20

[成歩堂龍ノ介のミステリークイズ] 第10回:「スリの正体」

成歩堂「いやぁ、あの教授のお話は興味深かったね!」
アイリス「ふふふ。機会があればまた会えるの!」
成歩堂「それは楽しみだな‥‥ん? なんだろう、人だかりができている。」

夕暮れ時の帰宅途中、ぽつりぽつりと街灯がつき始めるなか、2人は人だかりを発見する。

アイリス「おまわりさん。どうかしましたか?」
警察官「ああ。実はですね、最近多発していたスリグループの一味らしき人物を捕まえることができたのですが‥‥。どうも証拠が見つからなく途方に暮れていたところでして。」
成歩堂「スリグーループですか‥‥。」
警察官「犯行は単独で行っているようなんですが、被害者たちから話を聞いたところ、犯行時刻がどの事件も酷似してまして‥‥。そこで調べてみたところ、倫敦各地で時間帯が一致した被害届が複数件提出されていました。そこで同じ犯行目的のグループの犯行とにらんだわけです。」
成歩堂「ううん‥‥。それでこの人がスリグループのひとりだと疑っているわけですね。」
犯人「さっきから、ごちゃごちゃと‥‥なあ、俺を解放してくれよ。証拠は見つかってないんだろ? それに俺は何も盗っちゃいねえ!」
警察官「何を言うか。今回は窃盗未遂でキサマを捕らえたのだ。フタを開けてみれば、最近の事件にも関わっていそうなんでな。証拠品の在処、そして残りの仲間の居場所を吐かねば解放などせんぞ!」
成歩堂「証拠か‥‥アジトなどは見当がついているのですか?」
犯人「フン、アジトなんて大層なもんねーよ。俺たちはその道の本職だからな。手先が器用なのさ。絶対に見つけられねーよ。」
警察官「ムム! ついにボロが出たわい! キサマ、軽罪で済むと思うなよ!」
成歩堂「まあまあ、そう感情的にならないでください。ぼくたちにできることがあれば協力しますよ!」
警察官「やや、申し訳ない。少々取り乱してしまいました。では、お言葉に甘えまして、我々が調べた資料をお渡しいたします。何か気になったことがあれば何なりと。」
成歩堂「‥‥証拠がないということは、盗んだものをどこかに隠すか、共犯者に渡している可能性もあるわけですね?」
警察官「当然、それは考えました。共犯の疑いで、靴磨き、郵便配達員、時計塔清掃員、ガス燈点灯員など、犯行現場近くにいた人間を調べたのですが、残念ながら証拠になるようなものは所持しておりませんでした。」

***


ホームズ「やあ、おかえり諸君! その手にしている物はボクへのお土産かな?」
成歩堂「ただいま戻りました。ええと‥‥話せば長くなりますが、違います。」
ホームズ「おやおや、何かのグラフのようだね。」
成歩堂「ああ、これは警察官の方からいただいた資料ですよ。」





ホームズ「ミスター・ナルホドー。スリが発生する時間は意外と集中しているものだね。しかも季節によってその時刻も変わるようだ。」
成歩堂「たしかに。この犯行時刻って、あの仕事に関係あるような‥‥。」
アイリス「時刻?」
ホームズ「まあ。このボクも、季節によって起きる時間が変わるワケだがね。」
成歩堂「もしかして‥‥そういうことか! アイリスちゃん、明日の朝ゴハンは遠慮しておくね。ちょっと、確かめたいことがあるから。」
アイリス「うん、それは構わないけど、どこに行くの?」
成歩堂「犯行時刻を見てピンと来たんだ! ぼくの推理が正しければ、おそらく‥‥」

成歩堂が怪しいと考えたのは誰?

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