ミステリークイズ

2017/06/22

[成歩堂龍ノ介のミステリークイズ] 第9回:「凍える夜の氷点下事件」

ブオオオオオォォォ‥‥‥(汽笛音)
もくもくと煙を出しながら列車は発車していった。
僕たちは倫敦から少し離れた場所にある、今噂の料理店のある街へと向かっていた。

成歩堂「いやあ、やっぱり本場の蒸気機関車はアッカンものだなあ!
アイリス「えへへ。嬉しそうなのナルホドくん。ここは倫敦に比べたら田舎町だけど、とてもいいところなの! 」
成歩堂「空気が澄んでいて気持ちいいね。ところで、噂の料理店は駅から遠いのかい?」
アイリス「うーん、もうちょっと歩くかも。」

***


成歩堂「ぜえ、ぜえ‥‥。つ、疲れた~。(まさか雪山を登るとは‥‥)」
アイリス「ほら、ナルホドくん!もう少しだからがんばって!」
成歩堂「(いやいや、本当にこんな場所に料理店があるんだろうか‥‥?)む。アイリスちゃん! あそこに山小屋があるよ、少し休憩しよう!」
アイリス「ええー。もう、ちょっとの間だけだからね。」

山道のそばに建っていたオンボロな山小屋で、少しばかり休憩することになった。

成歩堂「一休み一休み‥‥ってうわぁ!」
アイリス「ナルホドくん、どうしたの!?」
成歩堂「ひ、人が倒れてる、大丈夫ですか!?」

倒れていた人物を成歩堂たちが保護するも、すでに息を引き取っていた。
地元の警察がすぐにかけつけ、死亡者の身元が判明する。
チャールズ・ジェラード氏(61歳)、この町の山間部に住む老人だ。
発見時、壁にもたれるような姿勢で死亡しており、特に目立った外傷は見当たらなかった。
身体にはボロボロの毛布が掛けられていたが、おり、昨晩は0度近くに冷え込んだため、凍死してもおかしくはない状況だったようだ。シャツの胸ポケットには割れた瓶が入っており、調べによると、中身の液体が凍ったためガラス瓶が割れたのだと推測された。

成歩堂「う~ん(しかし、何か変だな‥‥)。」



チャールズ氏に関わりのある4人の人物に話を聞いた。

●近所のおばあさん
「あのじじいは、ここらじゃ有名な“飲んだくれ”なのさ。ほんと酒癖が悪くてね、道で酔いつぶれているのも珍しくないというか。たとえ寒空の下で寝ていようが、起こすと暴れるから放っておくことが多いのよ。まあ、昨日はかなり寒かったからね‥‥。」

●フモトの飲食店のマスター
「え? チャールズさんが死んだって? そうかい、それは災難だったね‥‥。彼はこの店に来たらその端の席に座って、必ずこの酒を飲んでいるよ。そういえば、自前の瓶にいつも酒を補充して帰ってたね。家路へ向かう間も呑んだくれてたってわけだ。」

●職場の同僚
「気さくで愉快なヤツだったよ。ま、酒飲んじまうと面倒なところもあるけどね。とにかく強い酒が好きなやつでね。理由を聞いたら、強い酒なら冬場でも凍りにくいんだと。あたかも自分が発見したかのようにイバってたよ。」

●モトの店の常連客
「変わったことかい? 一昨日だったかな、帰り際マスターとチャールズさんが口論していたような‥‥。まあ、よくあることなんだけど。その時はズイブン酔っていたみたいだから、まっすぐ帰れなかったんだろうね。」

???「はっはっは。冷えるねアイリス、ミスター・ナルホドー!」
成歩堂「ええ!? ホームズさん! なぜここに!?」
アイリス「ホームズくん! もうこの町の学者さんには会えたの?」
ホームズ「もちろんだとも。ついつい昔話に花を咲かせそうになってしまったよ。」
成歩堂「(咲かせたくなかったのか‥‥?)」
ホームズ「ところで、ミスター・ナルホドー! このご老人、どこかおかしいと思わないかい?」
成歩堂「どこか、おかしい?」
ホームズ「うむ。この名探偵シャーロック・ホームズには、チャールズ氏がただの凍死というところにはギモンが残るね。少なくともあの現場には大きなムジュンがあると思うのだが、キミはどうなんだい?」
成歩堂「ええ、僕も少し気になっていたことがあって‥‥。ふむ、わ、わかったぞ!」

成歩堂たちが感じた現場でムジュンしているところは?

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