ミステリークイズ

2016/09/15

[成歩堂龍一のミステリークイズ] 第43回:「身近な人間の殺意」

成歩堂弁護士事務所で働く新米弁護士、王泥喜 法介(おどろき ほうすけ)は、事務所の所長である成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)から出された宿題に頭を悩ませていた。
それは昔、実際に起こった事件についての謎であり、それらについて考えるということが、最近の日課となっていた。
そこに、この事務所の所長・成歩堂弁護士の養子であり、人気マジシャンでもある成歩堂 みぬき(なるほどう みぬき)がやってきた。

オドロキ「う~~~~~~~~~ん」
ミヌキ「オドロキさん、どうしたんですか? なかなか当たらない一発芸人みたいな顔してますよ?」
オドロキ「(それはすでに一発芸人ですらないんじゃ‥‥)成歩堂さんから出題された宿題について考えていたところなんだ」
ミヌキ「パパから?」
オドロキ「うん。ヒマな時間を見つけては、成歩堂さんに頼んで過去の事例を教えてもらってるんだ。ただし、謎は謎のままで教えてもらい、オレはそれを考えなきゃいけない」
ミヌキ「へえ」
オドロキ「何事も鍛錬だからね。でも、今回の宿題は少し難しいんだ」

事件の概要は以下のもの。

――あるところで殺人事件が発生した。被害者は自宅で絞殺死体として発見された。
警察は犯人の手がかりを求めて懸命に捜査したが、なかなかこれといった証拠は出てこなかった。
そんなある日、男がいつも持ち歩いていた手帳に「願わくば、この行為が無駄になってほしい」という文章が発見された。その文章が書かれたページには、各月に一つだけ印がついているカレンダーが載っていた。



ミヌキ「うーん。いまいち、こうピンとこないんですけど‥‥。それが、被害者の残したダイイングメッセージだったわけですか?」
オドロキ「と、オレは考えてる」
ミヌキ「な、なんでそんな面倒なことをする必要があるんですか? マジシャンじゃあるまいし。『ハンニンはこいつだ!!』って書いとけばそれで済む話じゃないですか」
オドロキ「多分、容疑者はこの暗号を残した時にはまだ確信が持てなかったんだと思う。だから『この行為が無駄になってほしい』という文章を残したんだろうね」
ミヌキ「‥‥‥‥。だとしても『こいつはもしかしたら自分を殺そうとしてるかもしれない!』って普通に名前を書けばいい話じゃないですか?」
オドロキ「そこがこの事件のキーだと思うんだ。疑っているだけの段階では、自分の手帳に名前を書くのをはばかられる‥‥。それはどんな人物だろう?」
ミヌキ「うーん。身内とか?」
オドロキ「もっと言うと、この手帳を盗み見ることが可能な人物だね。盗み見られたときのことを考えると、『この人は自分を殺そうとしている』なんて前提では、名前を書けないからね」
ミヌキ「なるほど」
オドロキ「もしくは、愛する人とか、尊敬する人も入るんじゃないかな。疑うこと自体悲しくて、名前そのものが書きづらいという」
ミヌキ「あぁ、それはなんとなく分かるかも‥‥」
オドロキ「で、そうやって関係者の中から被害者に近しい人で容疑者リストを作ったんだけど、肝心の暗号の意味が分からないんだよね。この日付にどういう意味があるのか‥」

王泥喜が作った容疑者リスト
・桜沢 啓太(さくらざわ けいた)容疑者の恩師
・一二三 真知子(ひふみ まちこ)容疑者の恋人
・滝ノ上 一平(たきのうえ いっぺい)容疑者の兄
・前園 ふみ子(まえぞの ふみこ)容疑者の叔母

ミヌキ「うーん。マジックを見破るには、一つのところに注目せずに全体を見渡せっていうけど‥‥これはマジックじゃないしなあ」
オドロキ「全体を? ‥‥全体‥‥そうか、その通りだよ、みぬきちゃん! 全体を見渡せば良かったんだ!」

犯人と考えられるのは誰?

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