ミステリークイズ

2016/08/25

[成歩堂龍一のミステリークイズ] 第42回:「数字が意味するものは」

成歩堂弁護士の事務所で働く新米弁護士の王泥喜 法介(おどろき ほうすけ)は、ある殺人事件の調査をしていた。殺されたのは浅市幹雄(あさいち みきお)、50歳。死因は頭を鈍器のようなもので殴られての出血多量によるものだった。
その殺人事件の容疑者、蜂使正勝(ほうつか まさかつ)が、今回の王泥喜の依頼人だった。蜂使は一貫して自分の無罪を主張し続けており、王泥喜は依頼人の無罪を信じて調査を続けていたのだが、なかなかめぼしい手掛かりを発見できないままだった。
その日も、足が痛くなるまで聞き込みや現場検証をしていたのだが、それもむなしく、何の収穫も無いまま王泥喜は事務所へと帰ってきた。

オドロキ「まいったなあ‥‥。公判までもう日が無いぞ」

王泥喜がソファに座り込んで頭を抱えていると、

ココネ「先輩!」

王泥喜の後輩である希月 心音(きづき ここね)が息を切らして事務所に駆け込んできた。

オドロキ「希月さん、どうしたのそんなに慌てて。見たいテレビでも始まるの?」
ココネ「そんなんじゃありません! 弁護士が走るとき、それは決定的な証拠が見つかったときだけです!」
オドロキ「(いつも割と走り回ってる印象だけど‥‥)ところで決定的な証拠っていうのは?」
ココネ「じゃーん! これです!」
オドロキ「それは‥‥メモ?」
ココネ「そうです! 今日、わたしは、警察に行って証拠品のおさらいをしてたんですけど、つい昨日、被害者の車の座席の下から日記帳が見つかったらしいんです!」
オドロキ「へえ。今回の事件では車は全然関係なかったから、捜索が行き届かなかったのかもね」
ココネ「で、わたしも見せてもらったんですけど、そこにはなんと! 驚愕の事実が書かれていたのです!」
オドロキ「驚愕の事実?」
ココネ「それでわたし、これは早く先輩に見せなきゃと思ってその日記帳を握りしめて警察を飛び出そうとしたんですが」
オドロキ「が?」
ココネ「“証拠を勝手に持ち出すな!”って、警察の人にものすごく怒られちゃいました‥‥」
オドロキ「(すごくしょんぼりしている)」
ココネ「でも、そこでくじけるようなわたしではありません! 気になる部分をこうしてメモしてきちゃいました!」

以下、日記の内容



「○月×日
久しぶりに数学クラブの全員で集まった。皆で話しているうち、私たちの間にある共通点があることを発見した。これは愉快だ。俺はさしずめ、3というところか。蜂使は32になるな。

○月×日
9と食事をした。あいつは昔から性格が変わらない。いいやつだ。それに比べて72ときたら‥‥。

○月×日
10から久しぶりに電話が来る。どうやらあいつのところにも72から金の無心があったらしい。

○月×日
36が72と一緒に現れた。36には悪いが、やっぱり72には金を貸せない。興奮する72を36がなだめていたが、怒りたいのはこっちのほうだ。

○月×日
72から執拗に連絡が来る。無視することに決めた。

○月×日
72は普通じゃない。このままでは俺は殺されてしまう。」

オドロキ「これは‥‥」
ココネ「最後の記述が、事件のあった前日です! この『72』っていうのが真犯人ですよ! 間違いありません!」
オドロキ「うん。‥‥で、その『72』っていうのは‥‥?」
ココネ「‥‥。えーと、ここからは先輩に譲ります!」
オドロキ「譲りますって‥‥。うーん。‥‥。容疑者も蜂使さんも数学クラブに入っていたんだよね」
ココネ「そう聞いてます。ということは」
オドロキ「怪しいのは、数学クラブの他のメンバーということになる‥‥。ええと、浅市さんが3、蜂使さんが32。なるほど‥‥ということは、72はこの人だね」

以下が数学メンバーの残りだ。もっとも怪しいのは?

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