ミステリークイズ

2015/08/27

[成歩堂龍ノ介のミステリークイズ] 第2回:「揃ってしまったイニシャル」

大英帝国。
名探偵として知られるシャーロック・ホームズが事務所で午後のティータイムを楽しんでいるときに、その、とんでもない報せはもたらされた。

「ホームズさん!」
ホームズ「なんだい、騒がしいなあ」
「今すぐ、私と一緒に来ていただきませんか? ご同行願いたいのは、大使館です!!」
ホームズ「‥‥大使館?」
「知恵を貸していただきたいのです。‥‥このままでは、戦争になってしまうかも知れないのです!」
ホームズ「ふ~ん‥‥よく分からないけれど、ぼくで良ければ力になろう」
男はホームズとともに馬車に乗り込み、自分はオランダ大使館のものだと自己紹介をした。
ホームズ「それで、知恵を貸して欲しいということは、何か館内で事件が起きたんだね?」
「その通りです。実は今日、オランダ大使館で小さなパーティーを開いていまして‥‥」

その日、オランダ大使館内では、日本、イギリス、フランス、ドイツの外交員を招いてパーティーを開いていた。
そして、事件はテラスで起きた。
パーティーの出席者が何人かでテラスに向かったところ、頭から血を流して倒れているオランダ大使館の新人守衛が発見されたのだ。
被害者は意識朦朧のなか、「NL」と呟いた後、息を引き取った。

ホームズ「NL?」
「はい」
ホームズ「ダイイング・メッセージだね。大方、ハンニンのイニシャルか何かじゃないのかい?」
「ええ、我々もそう思ったのですが、その、まるで冗談のような話なのですが‥‥容疑者と思われる人間、全員の名前が『NL』というイニシャルなのです」
ホームズ「へえ」

以下、容疑者リスト
ネイト・ファン・ローレンツ(オランダ大使館 職員)
ノエル・レイトン(大英帝国 外交員)
ノルベール・レヴィ(フランス大使館 職員)
ネルソン・ラッヘンマン(ドイツ 外交員)

ホームズ「なるほど‥‥」
「そしてご存知の通り、大使館内で起こってしまった事件は、各国との争いの種になりかねません。特に、このような殺人事件などとは‥‥」
ホームズ「それで、事件がおおごとになる前に解決して、各国と善後策を講じたいってわけだね」
「おっしゃる通りです」

ホームズは黙って馬車の窓から外を眺めた。
馬車は軽快に走り、やがてオランダ大使館についた。
しかし、ホームズは相変わらず車窓の外から目を離さなかった。



「つきましたよ、ホームズさん‥‥?」
ホームズ「いや、ぼくはこのまま帰らせてもらう」
「え?」
ホームズ「ここに来るまで気付かなかったというのも情けない話だが‥‥。ハンニンはこいつだ」

ハンニンは誰?

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