ミステリークイズ

2015/03/26

[成歩堂龍一のミステリークイズ] 第31回:「カガク捜査のキホン」

弁護士の成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)の事務所に、懐かしい来客が現れた。
以前、成歩堂に姉の弁護を依頼し、現在はカガク捜査官を目指してアメリカに留学中の宝月 茜(ほうづき あかね)である。
ナルホド「アカネちゃん、帰国したんだね。留学は順調かな?」
アカネ「はい!いつか成歩堂さんのお役に立てる日が来ればいいなと思って、勉強がんばってます!」
ナルホド「それは頼もしいね。そんな日が来るのを楽しみにしてるよ。」
アカネ「‥‥ところで、そのファイルはなんですか?」
ナルホド「以前、友人の検事が担当した裁判を、勉強のために傍聴したんだ。これはそのときの記録だよ。判決ももう下されて公開されているものだから、まずは事件の概要を説明しようか?」
アカネ「友人って、あのヒトですよね‥‥。でも、あたしも勉強したいので、ぜひ説明をお願いします!」



ナルホド「ある女性が、夜の公園で首を絞められて殺害されるという事件があった。まず怨恨の線を疑った警察は、その日のうちに被害者の恋人である男性のもとを訪ねた。そうしたら男性があわてて逃げようとしたので、緊急逮捕に切り替えて、警察で事情を聞くことにした。」
アカネ「恋愛のもつれの怨恨って、よく聞く話ですもんね。」
ナルホド「ところが、男性は容疑を完全に否認したんだ。たしかに被害者とは恋人関係にあったけれど、当日はひとりでそこらを散歩した程度で、被害者には会ってすらいないと。」
アカネ「警察を見て逃げたのに、ですか?」
ナルホド「警察が関わるような面倒なことに巻き込まれたくなくて、思わず逃げてしまった、と本人は釈明したよ。」
アカネ「よくある言い訳ですね。アヤシイです。」
ナルホド「男性にはアリバイもなかったし警察もアヤシイとは思ったんだけど、アヤシイだけでは送検できない。どうにか事件当日に被害者と会った証拠を探そうとしたものの、被害者は日記やスケジュール表などをつけない人間だったので、公園に行った理由も、誰と会ったのかもまるで分からなかった。」
アカネ「困りましたね‥‥。」

ナルホド「ところが、被害者がGPSロガーを持っていたことがわかったんだ。GPSロガーっていうのは、それを所有している人が1日でどういう経路を辿ったのかがすべてわかるんだよ。自分の行動に対する備忘録という目的で持つ人も多いみたいだね。そのGPSロガーを解析すると、その日彼女はどうやら誰かとデートしていたんだ。」
アカネ「デート?」
まず「まず海外の彫刻が展示されている美術館に行って、それから珍しい熱帯の植物が並ぶ植物園に行っている。彼女は特にアートにも植物にも興味がなかったから、これは相手の趣味に合わせた可能性が高い。それから彼女は、レストランに立ち寄ったあと、公園で殺害されたんだ。」
アカネ「それなら、立ち寄った施設の従業員に話を聞けば、誰か目撃しているかもしれませんね!」
ナルホド「残念ながら、一緒に居た相手はずっとマスクをしていて、顔が分からなかったんだ。体格は彼にそっくりなんだけど、決定的な証拠ではない。」
アカネ「うーん。困りましたね‥‥。」
ナルホド「でも警察は、検事の助言を得て、どうにか容疑者の男性が当日被害者と一緒にいた物的証拠を見つけたんだよ。」
アカネ「え~っ!」
ナルホド「さて、ここで問題。警察がつかんだ物的証拠とは何かわかるかな?」

男性が当日被害者と一緒にいた証拠を最も見つけやすい場所は?

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